購買能力

2011年11月30日

自分でやるしかない!

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               人材育成と教育(最終回)

               【自分でやるしかない!】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【メーカー候補の調査力(海外含む)】について概説しました。あなたは、これに関してどのように手当てをされていますでしょうか?


 さて、今回は、【誰が教育するのか?】について考えてみたいと思います。結論は、【自分でやるしかない!です。


 よく話題になることに、『名選手は名監督になれるか?』と言うのがありますね。


 この裏側には次のような命題が隠されていたりします。


●素人でも名監督になれるか?
●普通の選手なら名監督になれるか?
●かなり上位の選手なら名監督になれるか?
●名選手なら名監督になるか?


 一方、逆から見れば、


●名監督とは何か?
●名監督の条件とは?
●名監督とダメ監督を分けるものは何か?


と言ったことになるかと思います。


 これの正解が何かを一概には言えませんが、1つだけ明確に言えることがあります。


 それは、


ずば抜けた選手でなければ名監督にはなれない!


と言うことです。


素人では名監督になれない
普通の選手では名監督にはなれない


と言うことです。


 この話題は野球などのスポーツ界でよくネタにされていますが、普通の結論は


名選手なら名監督になれる、とは限らない
名選手ではなかった人でも名監督が事実として生まれている

と言った調子ですね。


 但し、この結論の裏側には、「そもそも監督になれる前提条件を持っていること」と言う大前提が隠されているのです。


 従って、上記のような、普通の選手以下なら監督になることすらあり得ないのです。


 例えば、プロ野球だとしましょう。


 野球の裾野は広いですね。


1)野球教育を受けていない人達が単に遊ぶための野球
2)少年野球
3)草野球
4)中学野球
5)高校野球
6)大学野球
7)社会人野球
8)プロ野球2軍
9)プロ野球1軍

 

 さて、では、プロ野球の監督はどの層から選ばれていますか?

以下に続く)
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(この下続き)

 さて、では、プロ野球の監督はどの層から選ばれていますか?


 決して、1)〜8)の選手ではないのです!


 こう見てくると9)であった選手からしかプロ野球の監督は生まれないのです。


 即ち、物凄く野球能力の優れた人だけ監督になる最低条件を持っているのです。


 これはどの世界でも当然のことです。


 しかし、『名選手は名監督になれるか?』と話題に湧いている時はこれをすっかり失念しているのですね。長島はどうだ、王はどうだ、上田は、西本は、星野は、野村は、・・・。


 たまたまプロ野球では日の目を見なかった人が名監督になった例が結構多いなどと言う議論をしてしまうのです。


 これは認識間違いですね。


 プロ野球でパッとしなかった人と言うのは、それ自体で、物凄く野球能力の優れた人、なのです。


 もう一つの全く違う逆の視点は、監督能力は選手能力以外の要素もかなりあると言うことです。戦略の部分ですが、このことは今回は横に置いておきます。


 結局、何が言いたいのか?


 組織の長になるためには、その組織の求める選手能力が極めて優れていることが最低条件であると言うことです。


 購買責任者にもそのことが求められていると言うことです。世の中で購買能力が優れた人と認められていることが前提にあるのです。


 そして、その能力を使って部下を教育する役割がある訳ですね。


 正直言って、部下の購買能力は組織の長の能力を超えることは、99%ありません。ですから、残念ながら、あなたは上司の能力以上にはなれないのです。


 とは言っても、上司を見たらそんことは期待できそうにないかも知れませんね。


 「とても上司にそのような購買能力があるとは思えない」と嘆いていても何も始まりません。


 では、あなたは自分の購買能力をどうやって磨けば良いのでしょうか?


 それは、


上司がやっているはずがないと言うレベルで、懸命に努力して自己啓発すること


しかないのです。


 さて、「どんな方策があるのか?」をとことん探すことから初めて見てくださいね


 では、今回はここまで。今回の結論は【自分でやるしかない!】でした。


 尚、今回で人材育成と教育シリーズは一先ず終了とさせていただきます。


 次回からは、上司や同僚を飛び越えてしまうための能力である【購買戦略】を考えていくことにしたいと思います。
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編集後記)

 秋が深まってきました。紅葉も終わり、落ち葉の掃き取りで忙しい今日この頃ですがどうして放っておけないものなのでしょうかね?限がなく面倒くさいものです。


 さて、今回は、これ↓。

黒い蟹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この地味な色は、クロベンケイガニですかねー?


 明石川近くの舗装道路の道端でジッとうずくまっていました。


 横歩きは実に素早いので普通なら追いかけるのは大変なものですが、こいつ、何故か全く身じろぎもしない。


 甲羅幅10cmと結構大きいので10歳もとっくに過ぎてしまったお年寄りなのかも?


 爪を振り上げるので恐る恐る甲羅を横から掴んでビオトープのせせらぎのところに引越しさせたのですが、流石にズッシリと重たくて。


 長生きしてね。
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2011年08月01日

化学の目

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               人材育成と教育(20)

                 【化学の目】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【提示価格の妥当性判断力】でした。

 購買に最も求められている普遍的な役割はどこの国でもコストダウンであること、

 そのために最も重要なことは購買価格であること、

 そして、その出発点になっている見積価格をどうやれば判断できるのか?

 そのためにあなたは何を根拠にすればよいのか?

などについて概説しました。

 

 今回は、『メーカー製造コストの解析力』について考えて見ましょう。結論は【化学の目】です。


 メーカ製造コストは、適正価格の目安である推定販売価格を求めるための前提事項に当たります。継続的な取引関係を維持するためには、販売価格はこれより安価になることは絶対にないからです。


 このための能力は、第90号で示したように下記のようなものが必要になりますね。


1)原料の成分と組成を訴求する能力
2)原料の化学反応式を作成する能力
3)主変動費のための原単位を算出する能力
4)この合成に使われる原料(上流原料)の輸入価格解析能力


 では、この中身をもう少し詳しく見て行きましょう。


1)原料の成分と組成を訴求する能力

 これに関しては、このブログの中で既に説明しているのでここでは省略します。過去のアーカイブを参照してください。

2)原料の化学反応式を作成する能力

 これを進めるには、下記のような局面への対応力が求められますね。


●簡便な調べ方
●何とかして上流原料を知るやり方
●上流原料が分かっている場合の反応式を作成すること

以下に続く)
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(この下続き)

●なかなか分からない製法を調査するやり方
●金を掛けてでも調査するやり方(最悪のケース)


 尚、全てをあなたがやる必要はありません。社内・外を上手く使うこともお奨め致します。


3)主変動費のための原単位を算出する能力

 基本的には上記の反応式が正確に作成できる能力があればほぼ必然的に算出できると思いますが、下記のような事項になります。

●上流原料の分子量の調べ方
●必要なら上流原料の分子量の手計算
●モルへの考慮
●各上流原料の所要量の算出
●各上流原料のコストの算出

 尚、この場合も上記と同様に、社内の化学に詳しい人の応援を取り付けることをお奨めいたします。

4)この合成に使われる原料(上流原料)の輸入価格解析能力

 これに関しても、既に説明しているのでここでは省略致します。

5)その他の若干の応用動作

 必要に応じて対応が必要になるものがあるかもしれません。社内の専門家を上手く活用するのが賢明かも知れません。


 以上です。


 最後になりますが、あなたやあなたの所属している組織内にはこれらに対応する能力を有する仲間が上手く配置されていますでしょうか?もしNOだと
すればあなたはどんな戦略を上司に要求する必要があるでしょうか?

 

 では、今回はここまで。今回の結論は【化学の目】でした。


 次回は、【人材育成と教育】の21回目です。
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編集後記)

 連日の暑さを節電気味のエアコンで凌いでいる今日この頃です。何でも効果的な暑さ対策だとTVでやってましたので、散歩後の牛乳でこの夏を乗り切れるように努力中です。あなたのところの夏はいかがでしょうか?


 さて、今回は、これ↓。

キンセンカかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キンセンカかな?


 うーん?花芯の辺りが何か少し違うような気もするのですが。。。


 まあ、完全な八重のキンセンカと言うことにしておきましょうか?


 いずれにしてもこの夏色が素晴らしいではありませんか!
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2011年07月15日

感覚でいいのか?

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               人材育成と教育(19)

               【感覚でいいのか?】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【輸入価格の解析力】でした。

 そこで必要になる能力とは具体的にどのようなことができることかを概説しました。あなたやあなたの組織の課題が見つかりましたでしょうか?

 

 今回は、『提示価格の妥当性判断力』について考えて見ましょう。結論は【感覚でいいのか?です。


 先ず、購買におけるコストダウンの重要性がどの程度の関心事なのかと言う大前提について見てみましょう。


 世の中では一体どの程度になっていると思いますか?


 原料購買の目的や課題は種々のものがありますが、バクッと言って、出来て当たり前の業務と余程の特別な努力を必要とするものに大別されます。


 前者は購買の管理・維持・緊急対応などの業務、所謂ルーチンワークです。


 一方、これと対極にあるのが後者で、購買能力の質が完璧に問われる業務です。


 さて、購買で最も重視されている仕事は何なのかを見てみましょう。


 米国での購買に対する期待度を見てみると次のようになっています。


 求められている課題は、


コストダウン


がダントツで、最も優先すべき課題となっています。

(CAPSリサーチレポート:上原修著「グローバル戦略調達経営」66頁をご参照ください)


 あなたは周囲からの日常的な圧力でうっすらと感じられてはいたとは思いますが、やっぱりそうなのですよ。


 要するに、どこの国でも『コストダウンは最大の任務』なのですね。


 どんなに経済環境や取巻く状況が購買にとって厳しくなろうとも、原料購買の最大の役目はコストダウンで利益を創出することなのです。


 時事的に別の要素が話題になることや、そのような方針転換が打ち出されたりしますが、それらはみんな一過性のものなのです。


 ですから、この基本を忘れないようにしたいものです。


 全身全霊、全知全能を傾注して、ありとあらゆる手段を使ってコストダウンに集中することは絶対条件なのです。


 そして、コストダウンの最も基本になっているのが、『購買価格』です。


 そこまで言う人が少なくて曖昧になっている面がありますが、私は言い切りますね。


 どうしてかと言うと、

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 どうしてかと言うと、


下記のようにコストダウンの定義式を書いてみれば分かります。


コストダウン額=堯福文従単価ー獲得価格)*年間購買量*購買年数)


 要するに、購買部門がコントロールできることは、たった3つ、そうです!


1)コストダウンする原料の選択
2)コストダウンするタイミング
3)獲得価格


の3つしかないのです。


 ところで、価格と言うのは、見積による売り手からの提示価格に関連していますよね。


 従って、見積書に書かれている提示価格(見積価格)をあなたがどう捉えるかに全ては掛かっている訳です。


 「まあ、こんなものかな?」


 「駄目元で値切ってみよう」


 「随分高いことを言ってきたもんだな。どうすりゃいいんだ?」


 「こうなるはずなのに何でこんな価格なんだよー!」


 「ふざけた見積、舐めるなよ!」


などなど。


 見積書を手にした時の感情や判断は悲喜こもごもではないでしょうか?


 実は、


あなたは売り手から購買能力を試されていることになっているのですよ。


 「この購買担当者は見積価格の妥当性判断力を持っているのかなー?」


と顔色を窺われているのです。


 又、この見積書の構成をどう受け止めているのかを試されているのです。


 では、これに対抗して、


A)売り手を唸らせる
B)凄く切れる奴だ
C)これはうかつな見積書は出せない相手だな


と思わせるためには一体何が必要なのでしょうか?


 これこそ、購買力そのものなのです。


 その答えは、


見積書とは関係ないところで、揺るぎない、確たる証拠に裏づけされた価格データを、独自に持っていることに尽きます。


・当たって砕けろの白紙状態
・何となく山勘の目標価格
・あなたの会社が自社の都合で勝手に描いたあるべき価格
・競合他社が獲得していそうな価格


などではどうしようもないのです。


 と言うことで、私は、


1)輸入価格(実績値なので最適)

2)推定販売価格(次善の策:精度の高い推定情報)


の少なくともどちらかをお奨めしています。


 そのような芸当ができますか?あるいは誰かと協同すればできるようになっていますでしょうか?


 売り手から舐められた見積書が出ない状況を是非とも作り込んでいただきたいと思います。


 尚、この辺の能力を修得しようと思われるなら、不定期ですが上記のようなコストダウンセミナーをご活用ください。

 


 では、今回はここまで。今回の結論は【感覚でいいのか?】でした。


 次回は、【人材育成と教育】の20回目です。
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編集後記)

 いよいよギラギラの夏到来ですね。昨日午後2時頃に外に出る滅多にない機会があったのですが、体がコンガリと灼熱されてしまいました。気を引き締めて乗り切りたいものですね。


 さて、今回は、これ↓。

お地蔵さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 毎朝手向けられている美しい花々。


 今は正にゆりの香りに包まれているお地蔵さんです。


 8月にはこの辺りでは地蔵盆と言うのがありまして、子供たちの人気があるんです。


 えー、自宅の横に祀られているのですが、気持ちは子供でもない私の守り神のようなものです。ありがたいことです。感謝、感謝!
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2011年06月15日

突き詰める力

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               人材育成と教育(17)

                【突き詰める力】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【目標価格の設定力】について書きました。

●目標価格がどうして必要なのか?
●目標価格とは一体何なのか?どうあるべきなのか?

と言う辺りを考えてみました。

 

 今回は、『目標価格の設定力』の続き、結論は【突き詰める力】です。


 さて、「根拠のある目標価格をどうやれば設定できるのか?」と言うことが知りたくなったのではありませんか?


 果たして、どうすれば誰でも同じ目標価格を設定できるのでしょうか?


 この問いは原料購買を担当しているあなたにとって、実は、最も厳しい質問ではありませんか?


 普段、「その目標価格が甘すぎるのだよ!」などと揶揄されていませんか?


 では、「この目標価格なら誰も文句のつけようがない」と社長や部外者を唸らせるだけの絶対的な根拠を持った目標価格とはどうすればよいのでしょうか?


 長年の経験で私が行き着いた結論は、下記の2つです。


1)輸入価格
2)主変動費と適正利潤からの推定販売価格


 前者であれば動かしがたい証拠データそのものですから、誰がやっても同じ価格になります。


 後者であれば、確かに推定にはなりますが、精度の高い推定ができれば、誰がやっても同じ価格を推定することになります。


 勿論、これらはクールな数値ばかりから構成されており、情報発信者の意図が入り込む余地は全くありませんので、誤判断に誘導される危険性もありません。


 では、この2つの価格を求めるための能力とは一体何なのでしょうか?


 前者で必要な細分化された能力を列記すると次のようになるでしょう。


1)目的の原料の化学物質名を訴求する能力
2)目的の原料の輸入統計番号をミスなく選定する能力
3)輸入統計番号に含まれる可能性のある化学物質を網羅的にイメージする
  能力
4)目的の原料の流通している組成などを網羅的にイメージする能力
5)輸入通関データから目的の原料だけのデータを解析する能力


 一方、後者での能力は下記のようになるでしょう。

以下に続く)
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  コストダウンの宝の山はどこにあるのか?

 ●あなたは、需要と供給、と言う言葉で言い訳していませんか?
 ●あなたは、20−30%レベルのコストダウンをしていますか?
 ●あなたは、円高環境を上手く活用できていますか?
  ●あなたは、商社に頼んでコストダウンをしようとしていませんか?
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(この下続き)

 一方、後者での能力は下記のようになるでしょう。


1)原料の成分と組成を訴求する能力
2)原料の化学反応式を作成する能力
3)主変動費のための原単位を算出する能力
4)この合成に使われる原料(上流原料)の輸入価格解析のための前者での
  能力
5)主変動費から販売価格を推定する能力
6)必要なら、上流原料の販売価格推定のための追加的能力


 尚、ここまで解説してきましたが、今1つ念のために見積価格について補足しておきましょう。


 あなたの周りに、「見積価格が目標価格である」と言う人はいませんか?


 あるいは、ひょっとするとあなたもそう思っていませんでしょうか?


 しかし、これは見積価格の認識を誤っているのですね。


 即ち、見積価格は、たとえ競争見積で得たとしても、あくまでも「売ってあげる価格」に過ぎません。要するに売り手の意思表示に過ぎません。


 これに対して、目標価格は購買する側の拠り所となる価格のことで、売り手の意思とは関係ありません。あくまでも「購買できるはずのギリギリの価格」を意味しています。


 ですから、「競争見積もりしているので目標価格は設定している」と思うのは事実誤認です。


 では、いよいよ最後です。


 このような目標価格の設定力をあなたは既に持っていますでしょうか?
あなたの組織でこれらを確保するためには一体何をすればよいのでしょうか?


 又は、社内でこれらを実現するためにあなたはどんなことをしますか?


 更には、社外の力を借りるためにはどうしたらよいのでしょうか?


 では、今回はここまで。今回の結論は【突き詰める力】でした。


 次回は、【人材育成と教育】の18回目です。
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編集後記)

 梅雨の真っ只中ですが、時々雨が降ると言った調子の比較的穏やかな状況で少しメランコリーな気分です。夏の水不足にならないように、一方では、東日本で集中豪雨が来ないようにと願うばかりです。


 さて、今回は、これ↓。

帝釈天ねこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 どこにでもいそうな野良ですが・・・。


 人なつっこい奴で、なでなでしているとお腹まで触らせてくれるほどの「身を任せ」振りなんです。


 場所は、東京都葛飾区柴又。帝釈天の境内での出来事でした。ハイ。


 さしずめ、フウテンのにゃんさん。

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2011年05月31日

ゴールを見据えて

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               人材育成と教育(16)

               【ゴールを見据えて】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【取引先の購買仕様書記載への指導力】について書きました。

●キチンと書いて貰う項目は何か?
●そのために必要な能力とは何か?

を示すと共に、もしあなた自身や組織内に備わっていない場合の対策に触れました。

 

 今回は、『目標価格の設定力』について考えてみたいと思います。


 今日の結論は【ゴールを見据えて】です。


 ここで先ず考えなければならないことは、


「どうして目標価格が必要なのですか?」と言う素朴な疑問についてです。


 これには2つの重要な理由があるのではないでしょうか?


 1つ目は、およそビジネスと言うものに必ず必要なこととして「どうなりたいのか?」と言う一種のゴールをイメージすると言う部分があります。


 社内のどの部門を見てもお分かりのように、各組織やその構成員である各個人にはゴールが明確に設定されているから仕事が回っていますね。


 ゴールを設定すると現状を冷静に見つめることが出来るようになり、結果として問題や課題に気付くことが出来る訳です。


 ゴールがないところに現状の問題も課題も生まれてはこないのです。あるのは現状と言う状態があるだけになってしまいませんか?

 

 2つ目の理由は、原料購買の最大の関心ごとは、「購買価格をいくらに出来るか?」ですから、


そのゴールである目標価格がどうしても必要になると言う訳ですね。


 やはりこの場合も、目標価格を決めることで初めて現状の購買価格の問題や課題、更には取引先の適否までが見えてくると言う関係になっています。


 目標価格がなければ、現在の取引先との購買価格が事実として存在するだけであり、何らの感情すらも湧いてきませんよね。


 そう言うことで、目標価格の設定がどうしても避けて通れないと言うことが分かりますね。


 ところが、意外なことなのですが、社内の他部門と異なり、購買部門ではゴールである目標価格が設定されないままの業務運営が結構許されていたりするのではないでしょうか?


 果たして、あなたのところではいかがでしょうか?


 ややもすると、


「今までの価格が●●であったのを、△△に出来ました。めでしめでたし」となっていませんでしょうか?


 実は、ここで重要なことは、

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(この下続き)

 実は、ここで重要なことは、

A)コストダウンの過程で目標価格はそもそもいくらであったのか?
B)この目標価格の根拠は何であったのか?
C)その根拠は妥当であったのか?
D)この目標価格から何が課題になっていたのか?
E)この目標価格を目指してどんな具体策を講じたのか?
F)到達した価格を目標価格と比較してどう評価するのか?
G)更に今後に残された課題は何なのか?
H)残った課題への方策とスケジュールをどうするのか?


などが議論され、合意され、今後が方向付けられると言うサイクルを回して初めて仕事になって行くと言えますよね。


 では次に、肝心の目標価格とは一体何なのでしょうか?又、どうあるべきなのでしょうか?


 まず、目標価格は購買担当者の個人としての感覚や思惑で決めるものではないと言うことが注意点かも知れません。


 もし、これを認めてしまうと、担当者は自分がストレスを感じないようにハードルを下げてしまうからです。


 昔、子供の頃に遊んだゴム跳びと言うのがありましたが、飛ぶ瞬間に手で下に押し下げて飛び越える反則と言うのがありました。これをやってはおしまいですよね。


 思い切ったチャレンジこそあなたの存在価値ではありませんか?


 次はこの逆ですが、目標価格は誰がやっても同じようになる根拠を持って設定するのが理想ではないでしょうか?


 そうなって初めて目標価格の確たる資格が備わっていることになります。


 あなたは、誰がやっても同じになると言う目標価格を設定していますか?


 YESであればあなたは本当に立派なプロですよ!


 NOであれば今後の課題ですね。


 では、今回はここまで。今回の結論は【ゴールを見据えて】でした。


 次回は、【人材育成と教育】の17回目です。
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編集後記)

 台風2号が通過して一段と緑が深まった気がします。本格的な梅雨をしばらく凌ぐ時期になりましたが地盤沈下した東日本や地盤の緩んだ宮崎県などを思えば、今年はむしろ長くてもいいから穏やかな雨であることを願いたい気分です。


 さて、今回は、これ↓。

inumuresuzume

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マメの花のような格好をしているが、鮮やかな一色。


 葉はネムの木やネムリ草のような構造ですが、葉っぱの割には花の数がビッシリで咲きっぷりがお見事。

 まあ、犬のように群れたスズメとは上手く言ったものですよね。
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2011年05月15日

深く知ること

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               人材育成と教育(15)

                【深く知ること】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【断片情報から原料規定への遡及調査力】について書きました。

 原料情報の不足を補うやり方と、それ以前に、開示を拒否する売り手への処遇に関して概説しました。

 

 今回は、『取引先の購買仕様書記載への指導力』について考えてみたいと思います。


 今日の結論は【深く知ること】です。


 さて、そもそもこれをわざわざ必要になる主な理由は、適正価格の推定をして、世界中から供給先を探し出し、結果としてコストダウンに繋げるためですね。


 では、どんな項目が特に必要になるのかを整理して見ると下記のようなものになるでしょう。

1)化学物質名とCAS−NO
2)構成成分とその混合比率
3)特注品であるのかどうか
4)品質スペックの検査規格
5)法的規制とその内容
6)上流原料類の化学物質名


 尚、ここで上流原料と言うのは、原料を製造するためのもう一つ前の原料のことを便宜上表現しています。


 特に6)は適正価格を洞察する上で非常に重要であるにも拘らず大抵の場合は疎かになっているのではありませんか?

 記入する欄すら設けていないと言うことになっていませんでしょうか?

 

 では、これらを購買仕様書にキチンと書いて貰うために買い手に必要な能力とはどんなものになるでしょうか?


 それは、


A)上記の項目を正確に理解・咀嚼できる能力
B)これらの項目の記載不備を見抜く能力
C)記載不備を満足できるレベルに改善させる能力
D)特注品に関する記載の正否を見抜く能力


などとなります。


 さてさて、あなたにはこの能力が備わっていますでしょうか?

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(この下続き)

 あなたは上手くこなせていますでしょうか?


 YESであれば、上手く機能していると言えますね。


 一方、NOであれば、現状を変える必要があります。


 では、何をすればよいのでしょうか?


 それは、下記の5つの内の少なくとも1つを確保することではないでしょうか?


 即ち、


1)あなた自身がそのような能力を身に付ける
2)組織内の同僚や部下の中でこの能力を確保する
3)組織外の応援を適宜得るようにする
4)購買仕様書の実質的な作成を技術・研究部門に担って貰う
5)社外のプロにアウトソーシンする


などです。


 結局、あなたが自己研鑽してその能力を修得していくか、あなたが周囲に積極的に働きかけていくか、又は、この能力の必要性を上司に訴えて戦略にして貰うと言うことになりますね。


 今回の結論は【深く知ること】でした。


 では、今回はここまで。次回は、【人材育成と教育】の16回目です。

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編集後記)

 東日本大震災から2ケ月を過ぎましたが大きな爪後は依然として残ったままで大変なご苦労が続いているとの現地報道で見て、関西にいる者も今でも胸が締め付けられる思いです。一歩一歩着実に復旧が進む事をお祈り申し上げます。

 それにしても、入院中にすっかり新緑に様変わりしてしまいビックリです。


 さて、今回は、これ↓。

sanzasi

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 普通サンザシと言われているのは専ら一重の白い花なのですが。


 色も形もずいぶん違うようです。


 まあー、珍しいものが大好きですので嬉しい出会いでした。
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2011年04月30日

フェアな関係

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               人材育成と教育(14)

                【フェアな関係】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【原料スペックからのキースペック抽出力】について書きました。

 スペックと言っても一言では片付けられない奥深さがあり、上手な購買が出来るためにはキースペックを抽出する能力が求められていることを概説しました。


 今回は、『断片情報から原料規定への遡及調査力』について考えてみたいと思います。


 今回の結論は、【フェアな関係】です。


 勿論、この課題の目的は、世界中からより安価な同等品を探し出すためです。


 あなたのところでは、コストダウンしようとしているものが一体どんなものかをなかなか規定できない原料がありませんでしょうか?


 通常は、取引先と結ぶ購買仕様書の中で原料が何者なのかを記載するようになっているはずです。


 しかし、時々、その記載を明確にして貰えない場合があるのではないですか?


 売り手の言い分はこんな調子です。


●詳しく知りません
●そんなに詳しいものは必要ないでしょう
●社内のルールがあってこれ以上は書けません
●ノウハウがあるので開示できません


などなど。


 しかし、これで納得してしまっていては賢い購買はしにくいのではないでしょうか?


 ですから、購買仕様書への記載を正確に書いて貰う能力がどうしても必要になります。


 一方で、上記のような抵抗がある場合、別途、あなたの方で対策が必要になります。


 即ち、


 取引先から正確な情報を得られない場合に、正確な原料規定をするやり方を自分ら備える必要があるわけです。


 では、具体的にどのようにすればよいのでしょうか?

以下に続く)
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(この下続き)

 下記のようなアプローチが考えられます。


1)断片として得られる情報から自らが訴求調査する。
2)不足情報を補完するために、断片情報を提供して欲しいと売り手に働きかける。
3)自分で分析して同定する。


 以下で少し解説をしましょう。


1)訴求調査:

 よくあるのは、正確な化学物質名を公開して貰えない場合で、化審法番号とかCAS番号なら提供して貰えると言うものなどです。

 最近のMSDSなどもこんな内容のものが増えてきていると思います。

 この時は、化審法番号→化学物質名、CAS番号→化学物質名と言った訴求調査ができないといけない訳です。

 従って、このような対応能力を組織内に作りこむ必要がありますね。


2)断片情報の収集:

 上記を含めて訴求調査したにもかかわらず、どうしてもあと一歩の補足が必要になる場合があります。

  そのような時は取引先が提供しやすいように配慮しながら断片情報を引き出すのが得策です。

3)分析(同定と定量):

 最後の手段です。かなりの出費を伴いますので極力上記の1)2)で解決させたいものですが、分析に訴えるしかない場合もあります。限られた経費予算でしょうからお金の工面も必要になるかもしれませんが。。。


 以上です。


 しかし、実は、もっと根本的なところがありますよ。


 あなたは上記を読まれてどう思われますか?


 このようなことをしないで済む公明正大な取引先を選定することがもっと重要なことではないでしょうか?


 何故なら、


 このようなややこしい状況になるのは、取引先が販売に不利になるかもしれない情報はお客様にも関わらず提供しないとか、価格を連想させるような情報は秘匿にしておきたいなど、極力競争を排除しようとする意図があるからです。


 今時のビジネスで、顧客満足に背を向けたこのような了見は嘆かわしいことと言わざるを得ません。


 ですから、このような判断要素もメーカー選定の要件にキッチリと加味すべきではないでしょうか?


 今回の結論は【フェアな関係】でした。


 では、今回はここまで。次回は、【人材育成と教育】の15回目です。

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編集後記)

 今年の桜は例年になくゆっくりで、下旬に入ってもまだ余韻が楽しめる嬉しい状況ですね。でも、あっという間にゴールデンウイークに突入です。


 さて、今回は、これ↓。

何桜1

 

 

 

 

 

 

 

 

 ソメイヨシノが80%散って葉桜に徐々に置き換わって来た4月24日の投票日の朝に見かけたこの花。


 幹肌からすれば確かに桜の感じなのですが、無数の花が小枝にビッシリ。

何桜2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 花びらの構造は5弁でも八重でもなく、まるで万作のよう。


 うーん、これは桜なのでしょうか?それとも?????????
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2011年03月31日

首根っこはどれか?

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               人材育成と教育(13)

               【首根っこはどれか?】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 東北関東大震災でお亡くなりになられた方々に心からご冥福をお祈り申し上げます。又、被災され、正に厳寒の中で歯を食いしばって懸命に耐えながら再興に向かって立ち向かっていらっしゃる皆様方に心から声援をお送りさせていただきます。


 ネバー、ギブアップ!!!!!!!!!!!!!!!

 

 前回は、【原料の製法に関する調査・理解力】について書きました。

 あなたに求められている能力とはどんなものになるかのイメージが掴めましたでしょうか?

 

 今回は、『原料スペックからのキースペック抽出力』について考えてみたいと思います。


 今日の結論は【首根っこはどれか?です。


 さて、キースペック抽出力が必要になる典型的な場面とは、世界中から同等品を探し出す時でしょう。


 ご承知の通り、化学原料には品質スペックなるものが付随しており、化学物質名だけでは規定できない面が多多あります。


 ですから、スペックを見たときに、同等かどうかを見抜く能力が必要になる、それが今回のテーマと言うわけです。


 あなたはスペックをどんな視点で判断していますか?


 スペックには、実は4種類あるのです。


 1つ目は、見ることができ、且つ、本質的なものです。見ることができると言うのは、メーカーからスペックを教えて貰うことができると言う意味です。その中に本質的なものが1部含まれていることが多いわけです。


 2つ目は、見ることができ、且つ、製造時の管理指標にしているものです。文字通り製造が順調に進んで完了した時点を判別するために必要に迫られて生まれてきたスペックのことです。これはあくまでも製造する側の都合で設けられたものであって、使う側では必ずしも必要なスペックとはなりません。


 3つ目は、見ることができ、且つ、どうでもよい飾り物のようなものです。どうでもよいとは、使う側にとって実質的に知る価値のないことと言う意味です。例えば、スペックが2つだけでは余りにみすぼらしく買う人に反って不安を与えるのではないか?と慮って枯れ木に花のように付け足されたスペックがこれに該当します。


 そして、最後の4つ目は、

以下に続く)
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【化学原料を最安値で購買した5つの成功事例】

  コストダウンの宝の山はどこにあるのか?

 ●あなたは、需要と供給、と言う言葉で言い訳していませんか?
 ●あなたは、20−30%レベルのコストダウンをしていますか?
 ●あなたは、円高環境を上手く活用できていますか?
  ●あなたは、商社に頼んでコストダウンをしようとしていませんか?
 ●あなたは、値下げ交渉の決め手は交渉力だと思っていませんか?


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(続きです)

 そして、最後の4つ目は、


見えないように隠されているものです。


 これは一般的にはメーカー側では掌握しているスペックなのですが、買い手には明かされていません。例えば、アルキル基を含む原料で、原料の性能に大きく影響を及ぼすことは分かっているにも拘わらずアルキル基を規定するスペックが隠されている場合などが該当します。又、反応残渣成分や副反応生成物の含有率などもこの部分に相当することが多いものです。更に少量添加されるノウハウ的鼻薬成分などもここに該当します。


 と言うことで、上記の中にヒッソリとキースペックが含まれていると言うのが現実なのです。


 では、あなたは、一体どうすればキースペックを抽出出来るでしょうか?

 

 キースペックを突き止めるための視点としては下記などがあります。


 第1の視点は、「スペック間の従属関係がどうなっているのか?」を考えてみることです。どちらが原因で、どれが単なる結果なのか?を見抜くことです。


 第2の視点は、「メーカーによるスペックの違いがどこにあるのか?」とか、グレードによるスペックの相違点に注目してみると言うことです。


 第3の視点は、「スペックが異なるものを使った場合に結果が果たして違ってくるのかどうか?」を知ることです。


 そして、最後ですが、どうやっても確かに結果に違いが発生してしまうのに、原因がどうしても分からない場合です。この場合は、スペックでは規定できないのでメーカーと商品名で規定するしかやりようがありません。又、実際にテストすることでしか同等かどうかを見極めることはできません。


 以上を纏めると次のようになります。


 先ず、第1・第2の視点は購買部門だけで判断できるようになる必要があります。


 第3の視点は、製造現場や設計部門の過去の知見が必要となってきます。


 最後に、第4の視点は、第1〜第3までは前段でやることができますが、最終的にはテストしてしか同等品だと言い切ることは出来ないと言うことです。特にスペックが曖昧になりがちな化学原料では、この検証は不可欠です。力学や電磁気学など結果が予測できる領域と違って、化学ではやってみないと分からないことが結構多いですから。


 はてさて、あなたのところでは、上記のようことが実行できる組織内・社内構造が上手く作りこまれていますでしょうか?


 今回の結論は【首根っこはどれか?】でした。

 

 では、今回はここまで。次回は、【人材育成と教育】の14回目です。

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編集後記)

 自然の前には人の営みがいかにちっぽけなものかを思い知らされたこの度の巨大地震と大津波。そして原発の想定外の被害。

 無神論者の私ですが、流石に今回は神仏に祈りたくなりました。

 阪神淡路大震災はタップリと経験して今でも体が覚えていますが、あらゆる面でその比ではないほどのあまりの厳しさ。

 でも、

 もうこうなったら、一筋の明かりを求めて明日に向かうために今日を全力で生きるだけです。必ず危機は乗り越えられると信じています。


 ささやかな義援金以外に手を差し伸べる手段も何もありませんが、陰ながら、応援させていただきました。

 

 さて、今回は、これ↓。

仏の座

 

 

 

 

 

 

 

仏の絨毯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何の変哲もない雑草、仏の座。


 1本だけでは見逃してしまうほどに弱弱しい花です。


 が、みんなで揃って咲けばこんなにも美しい絨毯になるのですね。


 北国にも暖かい春が早く訪れる事を願って已みません。


PS:当日、大地震が発生しているにも拘らず1時間以上もオープン戦を引張って見せていただいた楽天イーグルスとロッテマリーンズの選手の皆様、ありがとうございました。神戸で観戦ができるのでは?と期待しております。
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2011年02月28日

必要な情報とは?

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               人材育成と教育(12)

               【必要な情報とは?】

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 こんにちは、塩梅マンです。


  前回は、【あなたは上司を越えられるか?】について書きました。

 そして、人並み以上に個人能力や組織能力を高めるには何が重要であるかを考えてみました。


 今回は、『原料の製法に関する調査・理解力』について考えてみたいと思います。


 今日の結論は【必要な情報とは?です。


 あなたは、常日頃から、「原料を購買するには現場を知らなければならない」と思っていることでしょう。巷でも「現場を知らないと仕事はできない」とよく言われていますよね。


 ここで言う『現場を知る』とはどう言うことを指しているのでしょうか?


 情報は多いほど、購買の立場を強める要素があります。


 しかし、だからと言って、膨大な量の情報を持とうとするのは効果的ではありません。又、完璧に情報を揃えることなど無理と言うものでしょう。一般則として『買い手は売り手よりも遥かに少ない情報の中で仕事をせざるを得ない』と言うのが現実と言うものです。


 では、どの手の情報が最も優先すべきでしょうか?なくてはならない情報とはどんな情報でしょうか?


 そうです。


 あなたが心の中では感じているが口には出したくないと思っている根本的なことです。


 それは、


価格に関係する情報なのですよ。


 なぜなら買い手と売り手の利害が対立する唯一の要素だからです。

 

 ですから、1にも、2にも、3にも、4にも、価格に関係する情報を持つことが重要なことなのです。


 それ以外の情報は少しでよいのです。それ以外の情報は取引先に聞けば簡単に教えて貰える情報に過ぎません。周辺情報と言うものです。


 と言う訳で、今回は『原料の製法に関する調査・理解力』にスポットを当てることにしました。


 これがどうして価格に関係するのか?

以下に続く)
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【化学原料を最安値で購買した5つの成功事例】

  コストダウンの宝の山はどこにあるのか?

 ●あなたは、需要と供給、と言う言葉で言い訳していませんか?
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 ●あなたは、円高環境を上手く活用できていますか?
  ●あなたは、商社に頼んでコストダウンをしようとしていませんか?
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(続きです)

 販売価格のベースになっているコストに関する科学的根拠だからです。


 因みに、原料の製法から販売価格を見抜くまで突き詰めなければ、『原料の製法に関する調査・理解力』は単なる自己満足の知識に過ぎませんが・・・。


 ということで、問題になるのは

1)原料の製法をどうやって知るか?
2)製法からコストをどうやって求めるか?
3)コスト算出に最も影響の大きい、原料の製造に使われる原料(上流原料と
便宜上称します)の単価をどうやって精度よく求めるか?
4)コストから販売価格を精度よく求めるにはどうするか?

などになってきます。


 3)4)は非常に大きなテーマなので別の機会に解説することにして、今日は特に、比較的易しい1)2)について考えて見ます。


 ここで、質問があります。


 あなたは、『原料の製法をどうやって知りますか?』

 あなたの上司は、『原料の製法をどうやったら知ることができる』とあなたにアドバイスしてくれていますか?

 

 次の質問です。


 あなたは、『製法からコストをどうやって求めますか?』

 あなたの上司は、『製法からコストを求めるやり方』をあなたにアドバイスしてくれていますか?

 

 と言う風に考えてくると、結局は、


1)あなたに求められている能力は何か?
2)どうやってこの能力を修得していくか?
3)どうやれば組織全体として実現させられるのか?
3)この能力のない組織であった場合どうやってこの機能を補完させることができるか?

など、あなたに求められている行動が少し見えて来ませんでしょうか?

 以上、結論は【必要な情報とは?】でした。


 では、今回はここまで。次回は、【人材育成と教育】の13回目です。

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編集後記)

 三寒四温、春一番、黄砂、杉花粉など、ヒタヒタと春が近づいていることを感じさせられるようになりましたね。寒暖に振り回される時節柄ですので風邪を引かずに4月を迎えたいものです。


 さて、今回は、これ↓。

雪だるま

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 明石の地にも何年ぶりかの雪化粧があり、こんな造作に出くわしました。前日の芸術作品が夜を無事に越せてともかくホッとした気分になります。


 昔の定番と言えば雪だるまに決まっていたのを思い出しますが、今回はちょっと無理だったようです。


 少ないながらも上手く作るもんですね。子供の創造力には感心させられます。


 それにしてもさぞや手が冷たかったのでは?うー寒っ!
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2011年02月15日

上司を越えられるか?

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               人材育成と教育(11)

              【上司を越えられるか?】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【原料の化学名に関する調査力(英名含む)】について解説しました。
 3つの選択肢の中であなたに相応しいやり方は決まりましたでしょうか?


 今回は、少し趣を変えて『上司を越えられるか?について書いてみます。


 【青は、藍より出でて、藍より青し】


 あなたはこの言葉をどのように受け止められますか?


 今まで、10回に亙って人材育成と教育に関して書いてきましたが、あなたの能力を高めるにはいくつかの方向があります。あなたの所属している組織の能力を高めるにも色々な方法があるでしょう。


 そんな中で、民間企業で最も頻繁に言われているのが『ON THE JOB』ですよね。


 身を持って1つずつ手本を示しながらマンツーマンで教え込んで行くやり方です。正に山本五十六の言葉通りです。


 しかし、これでよいのでしょうか?


 最も効果的な方法はこれだと言われ続けていますが本当に大丈夫なのでしょうか?


 この場合、重要な点は次のようなことにあるのではないでしょうか?


1)教える人はあなたよりも優れていなければならない?
2)あなたが教え貰らえる能力としてどんなものを所有しているのだろうか?
3)あなたを教えることができる人が果たしているのだろうか?
4)あなたが教わったことが確実に次世代に伝わる仕掛けがあるのだろうか?
5)あなたは教えてくれる人よりも有能になれるのだろうか?
6)そう言う教育で組織の能力を現状維持ではなく継続的に向上していくこと
  ができるのだろうか?


 この件で私の考えを敢えて1つだけ言うとすれば、

以下に続く)
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 期間限定、必読レポート!
  化学原料の購買価格は、もっと下がります!

【化学原料を最安値で購買した5つの成功事例】

  コストダウンの宝の山はどこにあるのか?

 ●あなたは、需要と供給、と言う言葉で言い訳していませんか?
 ●あなたは、20-30%レベルのコストダウンをしていますか?
 ●あなたは、円高環境を上手く活用できていますか?
  ●あなたは、商社に頼んでコストダウンをしようとしていませんか?
 ●あなたは、値下げ交渉の決め手は交渉力だと思っていませんか?


 下記をクリックしてお申し込みください。

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(続きです)

『上記の諺が実現できるのはおそらく10%もなくて、1%程度しかないかもしれない』と言うことです。


 即ち、あなたがオオバケできるのは極めて稀なケースであって、殆どの場合、最高でも教えて貰える人の能力までであると言うことです。だからあなたが誰から教わるのかは極めて重要なのです。


 このことは、『ON THE JOB』に頼るのであれば、あなたの周辺にいる教えて貰える人が標準よりもずば抜けていないと並みの人を作り出すだけに過ぎないと言う結果に繋がってしまいます。


 あなたの、又、あなたの所属している組織の購買能力がどんどん蓄積され、他社並み以上に大きく強化されていく仕組みが求められているのではないでしょうか?今や人並みでは意味がありませんから。


 そこで、あなたが何をすべきか原点に立ち返って考えてみてはいかがでしょうか?結局、広く社外を含めて学ぶに値する相手を上手に選ぶことこそ重要なのではないでしょうか?
 以上、結論は【上司を越えられるか?】でした。


 では、今回はここまで。次回は、【人材育成と教育】の12回目です。

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編集後記)

 1年に一度も雪が降らないようなこの温暖な明石の地にもついに雪が積もりました。桜の開花が早まるかもしれないと言う予感がします。


 さて、今回は、これ↓。

びわの花

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この厳冬の真っ只中にあって、地味にヒッソリと咲くこの花。


 6月には実の甘さを味わっているのですが、「一体花芽はいつだったのだろう?」と不思議に思っていました。


 影で、この時期に、人に気付かれないような努力をしていたのですね!


 あんたはえらい!
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Profile
塩梅マン
化学原料に限定した購買コンサルタントです。化学原料コストダウン研究所の所長です。輸入価格を知った上で購買するのが合理的購買の原点であると信じております。このノウハウで私は475億円のコストダウン実績を挙げました。これを日本中に普及させることを目指しております。私の究極の使命は日本が本当の意味で国際競争力を強化することです。コストダウン、開発購買などの成果を多くの方が実感されるのを願っております。