価格

2011年06月30日

くれぐれも慎重に!

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               人材育成と教育(18)

               【くれぐれも慎重に!】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【目標価格の設定力】の後半部分を書きました。

 購買業務で最も核心部分である根拠のある目標価格をどうやれば設定できるのか?について、結論として2つの方法をお奨めしました。

 そして、そのためにはどのような能力があなたに求められているかを概説し、見積価格に対する陥りやすい誤解について補足しました。

 

 今回は、最も確かな目標価格の指標になる輸入価格の『解析力』に関する記事です。結論は【くれぐれも慎重に!です。


 さて、前回、輸入価格の解析で必要となる能力は次の通りだと紹介しました。


1)原料の化学物質名を訴求する能力
2)原料の輸入統計番号をミスなく選定する能力
3)輸入統計番号に含まれる可能性のある化学物質類を網羅的にイメージする能力
4)原料の流通している組成などを網羅的にイメージする能力
5)輸入通関データから狙っている原料だけのデータを解析する能力


 では、順を追って少し解説して見ましょう。


1)化学物質名を訴求する能力:

 先ず出発点はこれになります。


 ところが、あなたのところでは購買データが品名ベースになっていませんでしょうか?


 これでは前に進めません。

 必要になる輸入統計番号は基本的に化学物質名に対して付されるようになっているからです。


 従って、どうしても品名⇒化学物質名への変換が必須になります。メーカーの商品名・グレード名や社内暗号では取り付くシマもありません。


 ですから、この変換を何らかの方法で実行する必要があります。


 いくつかのやり方があるでしょうが、1番手っ取り早いのは取引先に聞くことですね。


2)輸入統計番号をミスなく選定する能力:

 次は、その化学物質名に相応しい輸入統計番号を探し当てることです。


 通常、購買部門で愛用されている書籍などは頭を使う必要が無く楽です。


 しかし、この番号が時々間違って記載されている場合があります。又、9桁で表示されていなかったりしますので注意が必要になります。


 更に、輸入統計番号の分類が時々変更されている場合もあります。


 と言うことで、これらのリスクを考慮してミスなく正確に割り付けることが必要になります。


 HSコードを克明に調査してこの番号しか考えられないと言う風に化学的に突き詰めることをお奨めします。

以下に続く)
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(この下続き)

3)輸入統計番号に含まれる可能性のある化学物質類を網羅的にイメージする能力:

 次の注意点はこれです。


 通関統計は輸入統計番号毎に数値が丸められているので、このことを考慮しないととんでもない間違いをしてしまうからです。


 即ち、同一番号の中に含まれる化学物質を想像して見た時に、唯一のものしかないと言い切れるかどうかが問われます。


4)流通している組成などを網羅的にイメージする能力:


 更に、組成が実質的に1つしかないことが大切です。

 何故なら、組成が異なると当然価格が違って来るはずで、にも拘らずデータ類が丸められることで正確でなくなってしまうからです。


 単純な濃度だけでなく、無機化合物での結晶水の有無やそのモル数などもチェックする必要があります。


5)狙っている原料だけのデータを解析する能力:


 以上までの慎重な吟味を経て、目的にしている原料がその輸入統計番号の中で唯一の化学物質・組成と言い切れる場合には、間違うこと無く、単純に、輸入価額を輸入量で割ることで輸入価格を求めることができますね。


 因みに、同一の輸入統計番号の中に2つ以上の化学物質・組成が含まれる可能性がある場合の解析は、私だけが可能であることを申し添えておきます。


 残念ですが、そのリスクが考えられる場合は解析を諦めてください。生兵法は大怪我の元になります。私にご相談していただくしか方法はありません。


 最後になりましたが、輸入価格の解析に使われる元情報はNACCS中の輸入通関統計データとなります。財務省のHPから貿易統計を閲覧することが可能になっています。


 尚、輸入価格の解析スキルを修得したいと思われる方は、私が講師を勤めております化学原料系のコストダウンセミナーにご参加いただけると叶えることができます。

 

 では、今回はここまで。今回の結論は【くれぐれも慎重に!でした。


 次回は、【人材育成と教育】の19回目です。
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編集後記)

 梅雨のはずですが、連日のように既に猛暑の真っ只中に突入しているような状況で、クーラーなしでは生きて行けなくなって来ました。節電ムードの中ですが少し使わせていただいております。御免なさい。


 さて、今回は、これ↓。

ねむの木

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 気がついたら一瞬の花期を逃してしまい、「来年又ね」となりがちなのがこの花。


 今年はピッタリ満開でした。


 緑と青空の背景の中で淡いピンクの扇は涼やかさを感じさせてくれますね。
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2010年08月31日

価格についてのレビュー

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             価格についてのレビュー

              【適正価格とは】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の50回目でした。

 購買において競争状態を作り出すことが非常に重要であることを概説し、競争状態を演出するには無意識の内に出来てしまった制約条件に気付いてそれを外すことを考えることだと指摘しました。そのコツは「あなたが楽をしないこと」でしたね。


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の51回目です。24回目から72回目まで購買で最も重要な価格のことを解説してきましたのでこれらを全部集大成して一旦今回で【いくらで買うのか?】については終了にしたいと思います。


 今日の結論は、【適正価格とは】です。


 過去の記事を羅列してみることにしましょう。以下の通りです。


24回目:価格の難しいところ:【絶対的な根拠】
25回目:いったい、どうしようか?:【知りたいこと】
26回目:考えてみてください:【実勢価格をどうやって集めるか?】
27回目:更に考えてみてください:【実勢価格をどうやって集めるか?】
28回目:それは、ありません:【実勢価格をどうやって集めるか?】
29回目:実勢価格・適正価格の正体は?:【実は、適当価格】
30回目:金銭感覚クイズ:【安い順に整列!】
31回目:金銭感覚クイズ:【正解ですね】
32回目:金銭感覚クイズ:【適正価格の基準】
33回目:真剣勝負!:【価格に掛ける時間はどれだけ?】
34回目:忙しい毎日ですね:【優秀な営業マンとは?】
35回目:常識の逆を行く:【超越している優秀な営業マン】
36回目:最も重要なこと:【適正価格を知ること】
37回目:価格が決まるまで:【どこに注目するか?】
38回目:価格が決まるまで:【この2つに注目!】
39回目:キツネと葡萄:【3つの内どれが最重要か?】
40回目:価格情報:【公開価格とは?】
41回目:ご用心あれ!:【公開価格は魔物】
42回目:ありますか?:【減産と価格の関係】
43回目:減産風邪を引くな!:【減産が値上げに繋がることはない】
44回目:販売価格の絶対軸:【見積価格を判断していますか?】
45回目:購買マンのタイプ:【あなたはどのタイプ?】
46回目:価格は最大の購買戦略:【価格に掛けているか?】
47回目:理屈通りには行きませんよ:【納得したらおしまい】
48回目:ボスが気掛かりなこと:【価格の妥当性】
49回目:草食系?肉食系?:【肉食系のススメ】
50回目:競争見積とは何か?:【競争になっていますか?】
51回目:購買の本丸:適正価格:【どうやって知る?】
52回目:購買価格は虚像か実像か?:【くれぐれもご用心!】
53回目:輸入価格(1):【適正価格の指標】
54回目:輸入価格(2):【見積もりは大変ですが・・・】
55回目:輸入価格(3):【助かります!】
56回目:輸入価格(4):【落とし穴にご用心!】
57回目:2つの適正価格:【どちらが欲しい?】
58回目:コストテーブル:【買い手が作れるのか?】
59回目:コストテーブル2:【単価が問題!】
60回目:営業と購買:【裏表の関係?】
61回目:このままでいいのか?:【そこそこ】
62回目:コストダウンへの誤解:【目的と時間軸】
63回目:真水のコストダウン:【市況品の価格交渉の外にある世界】
64回目:できて当然ですか?:【誰がやっても】
65回目:ベンチマーキング:【果たして可能か?】
66回目:一律○%の価格協力要請:【そんな楽な方法があるのか?】
67回目:毎年毎年と値下げはできるのか?:【経験曲線の裏側】
68回目:需要と供給:【何ができるのか?】
69回目:悩みのタネ:【それはあなたの性ですか?】
70回目:価格情報の実態1:【情報源は?】
71回目:価格情報の実態2:【残念ながら・・・?】
72回目:真の競争状態の作り方:【自分が楽をしないこと!】


 結局、どんなことだったのでしょうか?

以下に続く)
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(続きです)

 以上、現場であなたが最も困っているはずの価格をテーマとして色々と見てきました。


 価格の証拠はどこにあるのか?
 根拠のある絶対的な価格はどうしたら知ることができるのか?
 誰にも文句を言われない価格とは?
 あなたは、日常、価格のためにどれだけの時間を裂いているでしょうか?
 購買と営業の関係はどうなっているのか?
 価格のことで自己弁護していませんか?
 公開価格にまんまと操作されていませんか?
 減産情報に震えていませんか?
 見積価格を判断していますか?
 「価格は理屈ではありません」と言われて凹んでいませんか?
 競争見積させていると思い込んでいませんか?
 コストダウンの定義を勘違いしていませんか?
 他業界の発想ややり方は通用しますか?
 あなたはどんな姿勢で臨んでいますか?


などなど、結構鋭い突っ込みだったかも知れませんね。


 それらがあなたにグサリと刺さっているなら現況を正直に表しているのかも知れませんよ。


 あと残されているのは、「あなたがどんな決心をして、どんな行動を粘り強くやっていくのか?」ではないでしょうか?


 購買の中で最も肝心な価格に関してあなたらしい独自の境地を作り上げてくださいね。


 以上、今回の結論は【適正価格とは】でした。

 

 では、今日はここまで。次回からは、新しいテーマ、【購買能力とスキル】です。今まで同様にご愛読ください。

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編集後記)

 体温に勝るとも劣らないほどの連日の猛暑、ぐったりですね。せめて雷雨でもあれば少しは凌げるのですがねえー。毎朝、花壇・畑の水遣りだけで汗だくで、疲労は蓄積するばかりです。


 さて、今回は、これ↓です。

我が家の鯉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2年前に10cm程度の5匹を買ってからがそもそもの始まりなのですが、今では知らないうちに仲間も増えてこのようになりました。


 毎朝、散歩の後の餌やリが日課になっています。


 ポンポンと手を叩くとたちまち寄ってきてくれます。小さな亀も数匹おこぼれに預かろうとやって来ますがやはり動きがトロいので完全に食い負けているので私の方が何かと気遣っています。


 実は、我が家の池ではなく、近くにある市営浄水場の横にあるビオトープの池でした。ハイ。
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2010年06月15日

残念ながら・・・?

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             価格情報の実態2

             【残念ながら・・・?】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の48回目でした。

 購買に取っての生命線は価格情報、購買価格の妥当性を判断するのは購買の最大の仕事、そのために「比較する価格情報として巷にあるものはどのようなものがあるのか?」

 そして、「それらは信頼される価格情報なのかどうか?」について2つだけ解説を加えました。残念ながら、実質的には役に立たない情報であることがご理解いただけたと思います。


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の49回目です。残りの3つ目以降について見てみることにしましょう。


 今日の結論は、【残念ながら・・・?です。


 さて、次は3つ目です。


3)業界新聞・市況新聞などで報道されている価格情報


 前回の2)と同じことが、これらにも言えます。これらも便利なものですが、やはり供給側から流れる価格情報なのです。残念でした。


 と言うよりも、言いふらしたい価格情報なのです。


 いつものことですが、市況品などの価格情報は頻繁に新聞紙上を賑わせています。


 1つずつ丁寧に見ていくと、値上げ幅などから価格を逆算できるようになっていたりして、細かいことが好きな人なら重宝できますね。


 しかし、「値上げ記事の数に比べて値下げ記事の何と少ないことか」と不自然さに薄々お気づきだと思います。特に新聞情報で顕著ですね。


 それは何故でしょうか?


 そうです。


 新聞記事は、情報提供者の意図に沿って報道されているのです。供給側が専らの情報提供者であることを見逃してはならない訳です。決して新聞社が公平にしようと情報を報道しているのではありません。要するに情報操作だったりするのです。


 ですから、この価格情報はあなたのためにはなりません。下手すると害にすらなりかねません。


4)ICISから購入する価格情報


 市況品で愛用されているのがこれではないでしょうか?


 データは世界中と幅広く、お金を払えば直ぐに手にすることが出来ます。


 しかし、これにはいくつかの基本的な問題が潜在しています。


 1つ目は、情報源がトレーダーだと言う点です。やはり供給者寄りのデータに過ぎません。


 2つ目は、100種程度の化学品のデータしかありません。要するに基礎化学品しか価格は分からないと言うことです。


 3つ目は、価格の表示幅は±10円/kg程度あると言うことです。この手の原料では1円/kgの価格差は巨額の違いを生みますから、20円/kgも違っていては実質的には使いづらいと言うことになりますね。


5)特定の調査会社に調査させた価格情報


 これは、本気で核心の価格情報を掴み取ろうとするものです。


 しかし、これでも下記のような懸念が含まれているのです。


 1つ目は、個別に調査を頼むのですから費用が非常に高くなります。


 又、情報収集の手段が定かではなく、通常は極秘の人脈を頼りにした電話によるヒアリングなどになりがちで、「本当に相応しい人(正確にその原料を購買している実務担当者から得た情報だけが信用できる)から得た情報なのか?」が不明確なのではありませんか?この点は調査会社の命綱でもあるので手の内を明かしてくれないのが殆どではないでしょうか?


 3つ目は、ベンチマーキングとして使う場合は、「どの会社の価格情報なのか?それは適切なのか?」なども非常に重要になります。果たしてこの条件を満たしているでしょうか?


 4つ目は、海外の価格情報となるともっと難しくなるのではないでしょうか?


 結局、結論としては真偽の程度が判然としませんね。

以下に続く)
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(続きです)

6)取引先の競合会社から教えて貰う価格情報


 次に考えられることはこれですが、これは相見積のようなものになっているのではありませんか?


 又、相談された方はどんな気持ちであなたの質問に応答するのでしょうか?真っ正直に教えて貰えるものなのでしょうか?


 尚、相見積と言うのにも本質的な落とし穴があります。


 それは、発注先となる会社と単なる当て馬にされる会社との関係です。


 両社の関係が流動的でどちらが受注を獲得できるかが混沌としている場合はそれなりに機能するのですが、いつも当て馬にされるようになった場合の見積価格は真剣味がなくなります。事務作業的な見積しか出て来なくなってしまうことがありますので、必ずしも単独見積よりも相見積がベターと短絡するのにも危険が潜んでいます。


 本当に競争になっている相見積でなければ役に立ちません。又、海外から見積を取るのがお奨めですが容易なことでは入手できませんね。


7)同職者から教えて貰う価格情報


 これが上手く出来るとありがたいのですが、現実には、

*相談できる人がいない
*相談する相手が見つけられない
*相手はいるが適任ではないので正確性がない
*正確に原料を定義しないと欲しい情報に辿り着かない
*コンプライアンスが益々厳しくなっており、最高の機密情報である価格情報の入手は極めて困難である


などなどとあって、「本当に出来るのかなあ?」と思えてくるのではありませんか?


8)親しい友人から教えて貰う価格情報


 これもほぼ上記7)と同じような難しさがあって、実現性は乏しいのではありませんか?

9)取引先から教えて貰う価格情報


 いよいよ最後はこれになります。


 恥ずかしげもなくズバリ聞いてみると言うのもありますが、それをやったら今後ずっと舐められてしまいかねません。パンドラの箱ですね。


 一方、質問と心理合戦で、相手の一挙手一投足から逞しい想像力を働かせて探り出すと言うやり方にもなりますが、本当に見抜けるものでしょうか?


 以上、長々と見てきましたが、どうやら予想した通りになってしまいました。


 別の確かな価格情報を押さえることは容易なことではないと言う残念な結論になってしまったのではないでしょうか?


 では、売り手に比べて圧倒的に不利な買い手の情報不足を容認するしかないのでしょうか?


 結局は、見積価格や相見積を頼りに、感覚的な価格交渉をして少しの値切りをしたらまあよかろうとするしかないのでしょうか?


 実は、お奨めの方法があります!


 それは一体何か?


 上記↑の緊急レポート【化学原料を最安値で購買した5つの成功事例】を見ればその答えが分かります。

 

 以上、今回の結論は【残念ながら・・・?】でした。

 

 では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の50回目、です。
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編集後記)

 ようやくつゆ入り宣言があって、木々も潤う季節に入ってきましたが1日降ったところで早くも一休みでしょうか?


 さて、今回は、これ↓です。

かしわばアジサイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アジサイが似合う時ですが、少し珍し目のものを。


 こんな変な格好のもあるんですね。葉っぱはとてもそうは見えませんが立派なアジサイの仲間だそうです。
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2010年05月31日

価格情報の実態1

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             価格情報の実態1

             【情報源は?】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の47回目でした。

 市況品の価格交渉が思うようにならないことを真剣に悩んでおられる方が非常に多いので、そのことを取上げました。結論として、「不本意な結果で自分を責めるのはやめましょう」とお奨めしました。正直言ってその世界はあなたの力で何とかなることは殆どないのですから。


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の48回目です。


 今日の結論は、【情報源は?です。


 購買に取って最も重要な情報は何でしょうか?


 そうです、価格情報です。


 そこで、今回は価格情報の実態について考えて見ます。


 では、あなたが手にすることが出来る価格情報にはどんなものがありますか?


 そうですね。真っ先に思いつくのは、見積で知ることができる価格情報でしょう。


 これは、必ず誰でもやらなければならない避けて通れないものです。


 当然のことですが、これにはいくつかの意味があります。


 先ず1つ目は、誰でも苦労することなく手に入る価格情報であると言うことです。海外でない限りは、電話一つで手にすることが出来ますね。


 2つ目は、始めて手に出来る価格情報である場合が非常に多いのではないでしょうか?理屈ではそれでいけないと分かっていても、やはり見積価格が始めて知る価格になってしまうのですよね。


 3つ目は、他社からも見積価格を取れば相互に比較できる価格情報と言うことです。相見積ですね。


 4つ目は、この見積価格から交渉が始まると言うことです。言い換えると見積価格とは売りたい価格であると言うことですね。


 ここで肝心なことは、上記のようなのが見積価格ですから見積書を手にした時点では価格を判断できないと言うことでしょうね。


 「あっ、そうですか!?」と言うことだけです。


 唯一、判断できることは相見積の場合であり、「A社の方がB社より50円/kg安いんだ」と分かるだけです。


 尚、「相見積が果たして競争見積になっていたかどうか?」は難しい問題ですがね。


 と言うことで、見積価格は何かと比較して始めて判断が可能になると言うことになります。


 では、一体何と比較するのか?


 そこが悩ましいことになっていませんでしょうか?


 「見積価格を判断するための別の価格情報をどうすればよいのか?」を考えて行きたいと思います。


 では、あなたはどうしますか?


 ちょっと考えて見てください。

以下に続く)
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(続きです)

 どうでしたでしょうか?どんな方法がありましたか?


 ざっと次のようなものを思いつかれたのではありませんか?


1)試薬定価表から得る価格情報
2)書籍・雑誌などで公開されている価格情報
3)業界新聞・市況新聞などで報道されている価格情報
4)ICISから購入する価格情報
5)特定の調査会社に調査させた価格情報
6)取引先の競合会社から教えて貰う価格情報
7)同職者から教えて貰う価格情報
8)親しい友人から教えて貰う価格情報
9)取引先から教えて貰う価格情報


 では、少し詳しく見て行きましょう。


1)試薬定価表から得る価格情報


 これが最も楽な調べ方です。試薬メーカーの分厚いカタログを見れば定価が書かれています。


 しかし、工業生産に使われる化学原料の場合、正直言ってこれでは役に立ちません。


 試薬の価格は工業化学品とは桁違いに高価になっています。


 又、化学物質間の価格の差異の合理性もあまりはっきりしていません。ですから、試薬の価格から工業化学品の価格を推定することも殆ど不可能です。


 しかも、あくまでも定価であって、実勢価格ではありません。


2)書籍・雑誌などで公開されている価格情報


 次に使いやすいのはこれになります。本に書いてあるのですから。


 しかし、売買に取って最も重要な情報である価格情報がこんなに簡単に手に入るものなのでしょうか?


 昔、研究開発をしていた頃に、この便利な書籍に出くわして随分重宝したことがありました。


 その後、購買をすることになった時もこれを頻繁に紐解いて、実際の購買価格と比較して、「この原料はそこそこ上手く買っているな。こちらの原料は凄く安く買えているじゃないか」などと言って一喜一憂していました。


 しかし、あることを突き止めて以降、意識的に見ないように変えました。


 それは、


価格情報の発信源が、購買している人ではなく、メーカーと商社であると知ったからでした。


 購買する立場にあった私が欲しかったのは購買価格だったのです。見積価格を判断するための別の価格情報を求めていたのですから。


 以上、今回の結論は【情報源は?】でした。

 

 では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の49回目、です。

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編集後記)

 温度差の激しい今日この頃ですが、やや入梅が遅れる気配だそうです。今の内にアウトドアを楽しみましょう。


 さて、今回は、これ↓です。

美女桜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その名は、美女桜。多分・・・。


 赤い内輪とピンクの外輪。ドーナツのような花にも見えます。

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2010年04月15日

毎年毎年と値下げはできるのか?

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            毎年毎年と値下げはできるのか?

              【経験曲線の裏側】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の44回目でした。

 「一律○%の価格協力要請と言うそんな楽なコストダウンがあるのか?」について考えてみました。残念ながら、化学業界ではこの方法は無力であったことを示しました。結局、当たり前のことでしょうが、原料1つずつコツコツと確実な手を積み重ねていくしかないと言うのが結論でした。


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の45回目です。


 今日の結論は、【経験曲線の裏側】です。


 経験曲線と価格交渉の関係を考えてみたいと思います。


 あなたが化学業界の購買の方なら、社内の営業から次のような話を聞いたことがあるのではないでしょうか?


 それは、


 営業先の購買部門から、毎年のように価格協力の要求を受けている。そして、その根拠として経験曲線の話を持ち出される


と言う話。


 実はそれであなたの会社の営業はいつも困り果てていると言う事。


 確かに、販売先が自動車・電気・電子・情報・通信・精密機器などの場合、それらの業界では経験曲線が存在するようですから、その業界内にいる購買部門の人からすれば経験曲線に応じた応分の価格協力を求めて当たり前と思われているのですね。


 自社内製品にもこの経験則が作用するし、購買先である部品メーカーなどもこの経験曲線が働くから全く違和感はありませんね。


 では、化学業界の中で原料の購買をしているあなたはどう感じておられますか?


 と言うことで、ここはロジックとして使われている経験曲線なるものに立ち入ってみましょう。


 以下、ご存知の方には釈迦に説法かも知れませんが少々お付合いくださいね。


 元々、経験曲線は、航空機の組立作業における生産性の向上などの分析から、学習曲線理論と言うのが出されていたものを更に拡張・発展させたものだそうです。


 発展させる過程で、数千におよぶ製品を分析して検証した結果、「結構広く適用可能だ」と結論されたようですね。


 そこで、経験曲線は広く一般的な法則だと言われるようになり、経営学の中では、「規模の経済」と言う法則と合わせてコスト競争力の源泉とされているのです。


 そして、累積生産量が2倍になる毎に、コストはおよそ20−30%%ずつ低下し、

 製品市場に競争原理が働いている限りは、製品の販売価格もコストの低下に伴って同様の下降パターンを辿るとなっています。


 では、この経験曲線はどのように活用されているのでしょうか?


 その典型例は、下記のようなものです。

1)先行投資による戦略的優位性の創出と、それを武器にした低価格戦略による市場の寡占化(業界トップ企業が取る強者の戦略)
2)自社製品の将来的な価格政策への反映
3)購買価格の削減


 と言うことで、化学製品の販売をしているあなたの会社の営業に声が掛かってくると言う算段です。


 即ち、これらの業界で化学原料を購買している部門から化学業界である取引先に対して、原料の価格協力の要請が入ることになります。


 そこで肝心なことは、


 化学業界に経験曲線は存在するのだろうか?
 化学原料・化学製品に経験曲線は適応可能なのだろうか?


と言うことです。


 では、再度、経験曲線に立ち戻って見て見ましょう。


 すると、次のようなことが分かってきます。

以下に続く)
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テーマ:  化学原料購買のための考え方とコストダウン手法19種
日時:   5月28日(金) 10:00−17:00
場所:   [東京・大井町]  きゅりあん5階第1講習室


 セミナー内容の概要は下記をご確認願います。

http://www.johokiko.co.jp/seminar_medical/index5.php


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http://www.ip-labo.jp/category/1187975.html

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(続きです)

A)経験曲線の発生メカニズムは十分明らかにはなっていない。即ち、根拠の薄い経験則レベルのものだと言うことです。効果の程度は業界によって多少異なるとの但し書きも付いています。(こう言う但し書きは要注意です!)


B)経験曲線は、組み立て作業の生産性だけでなく労働集約的な製造業や、複雑な工程がある製造業に特に当てはまる、と言うのも注意書きです。


 更に、経験曲線を具体的に活用しようとする場合には、(1)労働集約的な業種であること、(2)生産技術が大きく変化しにくい分野であること、の2つの条件を満たしていること、と言う注意書きも付いているのです。


 以上のような注意点が裏側に隠れているということですね。


 しかし、経営学の専門家は兎も角として、私たち一般人は、この辺りの前提条件を突き詰める機会も殆どないですから、結論だけが一人歩きしているのではないでしょうか?


 即ち、「どんな業種だろうが、どんな職種だろうが、経験曲線はある」と言う普遍の原理に摩り替わってしまうのです。


 正しくは、上記の結論に至る過程で検証に使われた数千に及ぶ製品が、

・一体どんなものなのか?
・どんな業界のものなのか?
・どんな共通点があるのか?

などを知らないといけないのですが・・・。


 不遜ながら、私も大元を辿っていないので言う資格は乏しいのですが、上記のいくつかの注意点から洞察すると、


*2次産業以外
*製造業以外の2次産業
*労働集約型でない製造業


などへの拡張はかなり無理があると言うのが実状ではないか?と感じるのです。


 では、化学原料への価格協力としての経験曲線の論理性は一体どうなっているのでしょうか?


 ご承知の通り、化学業界は、殆どの場合、設備集約型です。労働集約型は少ないですね。


 従って、化学業界には元々経験曲線などない方が普通ではないでしょうか?

 逆に、経験を積むと共にコストが下がっていく要素が社内に殆ど見当たらないことにあなたは納得できるのではないでしょうか?


 ですから、経験曲線のロジックで価格協力の要請を受けても原理的に応じようがないですね。


 結局、冒頭であなたが感じた違和感の理由はこれだったのです。


 毎年毎年の値下げ要求に対応できることはないのではありませんか?


 同様に、化学原料を購買しているあなたが、購買先に対して経験曲線を振りかざして毎年の値下げを要請することは行なっていないのではないでしょうか?


 実は、前回の記事の中で私が経験した失敗を書きましたが、その理由もこのことに根ざしていたものだったのではないか?と今振り返って反省しております。


 自然科学系では検証されていないものは認められないと言う暗黙知があるから間違いが入り込む余地は殆どありませんが、人文科学系では真実は少ないでしょうから、くれぐれも注意が必要のようです。経験曲線の話もその一例ではないでしょうか?


 因みに、自然科学系以外の分野の書籍や雑誌を私も時々買って読んだりするのです。


 が、


【逆も真ナリ】と言うところまで検証されたものは滅多にはないし、相関関係ではなくて因果関係にまで昇華されたものが殆どないものです。(もっとも、実験そのものを自由に出来ない世界ですから原理的に検証自体が不可能と言う面も多いからかも知れませんが・・・。)


 又、著者の経験の中でしか成立しないかも知れない成功例・ノウハウ・知恵・法則が殆どであると言うことも注意することかもしれませんね。タイトルに引かれて買ったけど、前提条件自体が外れていてガッカリすることも私はよく経験しています。


 それは兎も角として、


化学原料には経験曲線のロジックは通用しないと言うのが結論ではないでしょうか?


 そうは言っても、化学原料にもコストダウンと言うのは厳然とあります。


 自社のために、価格の是正(適正価格を追い求めること)と言うコストダウンを捜し求めていく役割があなたには期待されています。


 以上、今回の結論は【経験曲線の裏側】でした。

 

 では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の46回目、です。

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編集後記)

 あっという間に満開になった桜も、ソメイヨシノから八重桜やしだれ桜へと切り替わる時期になってきました。既にツツジも咲いてきましたし、花種がどんどん増えてきましたね。


 さて、今回は、これ↓です。

雲南黄梅とクモ

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 黄色い花(雲南黄梅?、多分)に留まっているクモ。


 風が吹けば飛ばされそうなほどに何とも細身。


 エサを待ち伏せているのでしょうかね?だったら、裏側に隠れていた方がいいのではないかな?


 巣を張る必要もないので「楽して何とか」と言うやつを狙っているのかも?


 でも、真っ当なクモならちゃんと巣を張って、王道を生きて欲しいなあ。


 人生、楽しようと思ったらロクなことはないよ!あっ、クモ生かな?
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2010年03月31日

そんな楽な方法があるのか?

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                一律%の価格協力要請

            【そんな楽な方法があるのか?】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の43回目でした。

 よく言われているベンチマーキングですが、理屈通りにはできないこともあり、特に化学業界では非常に無理が多いと言う現実を正直に話しました。そんな中で最重要な価格のベンチマークを現実的にどうしたら良いのかを提案しました。


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の44回目です。


 今日の結論は、【そんな楽な方法があるのか?です。


 いきなりの質問ですが、あなたのところではコストダウンをどのように進めていますか?


 社長の一声、「この1年間で5%コストダウンせよ!」を忠実に実行しているのでしょうか?


 はたまた、ボスの業務命令、「なっ!5%ぐらいはいくらなんでも出来るだろう。でなきゃ男じゃないぜ!」と言った調子でしょうか?


 実は、聞いたことがあります。


 「では・・・」、と言うことで次のように計画を組むのだそうです。


A)平均として5%だけど一律にはとても無理だよなあ

B)だから、効果の大きい原料には10%、並みの原料には6%、難しそうに感じる原料には3%、過去の経緯から見て殆ど無理と言う原料には1%、と分配しよう

C)これを全体計画と決めよう

D)次は具体的にどうやってやるかだが、やはり、サプライヤーに書類を送って、回答必須の条件付きで価格協力を要請しよう

E)未達になるリスクを考慮して価格協力目標値はもっと高目に設定しよう

F)そう言っても素直には応じては貰えないだろうから、この価格協力の結果は来年度の取引方針に繋がると言うことを伝わるように書面を作成しよう

G)回答結果をサプライヤー評価として整理して、来年度の付き合い方を方法付けよう


と言うわけで、サプライヤー向けの「価格協力要請書」なるものをせっせと作成するのだそうです。


 まあ、バイイングパワーを振りかざしたコストダウン戦略と言うわけですね。


 しかし、化学業界ではこんなやり方は通用しません。やはり、一般論として、売り手が圧倒的に主導している世界ですからどうしても無理があるのです。


 私も「こんな楽なやり方ができるなら是非やってみたいものだ」と思ったことがありました。事務作業だけでコストダウンが出来てしまうのですからこんな美味しい話はないです。


 では、やった結果どうだったと思いますか?

(以下に続く)
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(続きです)

 全く経験したことの無い書類に慌てたサプライヤーからひそひそと探りが飛び込んでくるのです。


「例の件、どう応じたらよいのでしょうか?マジなんでしょうか?」と顔色を伺いながら・・・。


 結論は、殆どが無回答で、残りは、ゼロ回答とお義理回答でした。ハイ。


 と言うことで、はっきり言いますが、化学業界ではこんなコストダウン戦略は成立しません。一律%のコストダウン要請などは無力なのです。


 当然と言えば当然のことですが、コストダウンは一歩一歩の努力の結果でしか達成できるものではありません。


 逆に言うと、錦の御旗や買い手側の勝手な都合で出来るほど生易しいものではないのです。


 一方、コストダウンと言えば結局は殆どの場合は購買価格を下げることでしか達成は出来ません。


 従って、「購買価格を下げるための戦略や戦術をどうすればよいのか?」を1つずつ実行するしかないのです。


● 購買戦略・コストダウン戦略をどうすべきなのか?

● 個々の原料単位でのコストダウン戦術をどうすればよいのか?


 あなたのところでは購買戦略・コストダウン戦略がどのようになっていますか?担当者が行なうコストダウン戦術だけになっていませんか?


 又、逆に、原料毎のコストダウン戦術が積み上がって組織のコストダウン目標が組み立てられているでしょうか?


 そこで、原料毎のコストダウン戦術の成功確率を決めているのが精度の高い情報類です。


 その中でも最も重要なのは、確たる証拠のある価格情報です。これがあれば行動さえすればいいだけですから。

 

 以上、今回の結論は【そんな楽な方法があるのか?】でした。


 では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の45回目、です。

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編集後記)

 ここのところの花冷えのお陰で、入学式が様になりそうです。因みに、明石では、早熟で木で日当たりの良い枝だけが少し開花し始めた程度です。


 さて、今回は、これ↓です。

楽天オープン戦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3月10日、明石球場での楽天vs広島のオープン戦。

 例年通り、今回も日本中が異常寒波に曝された日でした。


 前半先行されたが、山崎選手のさすが4番の一振りで逆転。二転三転を続けていたが8回裏に逆転して9回を迎えました。順調、順調!

 9回表をさっさと終えてチョン。

 新外国人ピッチャーに交代してスピード(多分160キロを越えていた)に球場中が驚嘆。

 ところが一寸先は本当に分からない。

 いきなり四球の連発、たちまちノーアウト満塁。冷たい雨でスタンドは傘が開き、雨宿りの動きが始まる。「寒ーい」と言って立ち去る人々も。

 押し出しの四球で同点。やや雨脚が強くなる。

 ヒットで逆転された! 四球の連発。まだノーアウトかー?!

 スタンドの客は見る見る内に減少。

 耐え切れず、私も雨宿りに加えて傘までさす始末。ブルブル震えながら熱燗と使い捨てカイロで体温を維持。

 やっとピッチャーが交代。ヒットが続き、などなど・・・。5点ぐらいリードされたところでようやくチェンジ。やー、長かった35分。


 楽天の裏の攻撃がさっさと終わったら帰ろう。


 広島のピッチャーも替わり、9回の裏が始まる。

 あれっ?楽天の猛反撃。点差は縮まっていく。強風も加わって来て横殴りの雨。傘がジョウゴになる人も。

 アウトカウントは増えることなく土砂降りに突入。びしょぬれの中で攻防は続き・・・・。


 3分後に終了宣言。やれやれ。

 「うーん、あと2点差だったのに」と言う余韻を残しながらもスタンドからの開放感に浸る。


 「うーー寒っ!」


 翌日の新聞。


 なっ、なっ、何だって?

 8回コールドゲームで楽天の1点差勝ち、だった・・・・・・。あの9回の死闘は何だったんだ??????????


 選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。風引くなよ。新外国人ピッチャー、この程度のことでへこたれたらあかん、頑張れ!
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2010年03月15日

ベンチマーキング

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                 ベンチマーキング

              【果たして可能か?】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の42回目でした。

 購買業務の中でややもすると現状維持の仕事ばかりになりがちかと思いますが、あなたの行動でそれを打ち破る必要性を強調させていただきました。何と言ってもこの部分こそあなたの存在価値なのですからね。


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の43回目です。


 今日の結論は、【果たして可能か】です。


 あなたのところではベンチマーキングと言う手法を使われたことがありますか?


 この手法は自動車や電気などの業界では半ば常識化していると聞いています。


 ところで、化学業界ではどうなんでしょうか?


 さて、では下記の項目に沿って考えてみたいと思います。


1)ベンチマーキングとは?
2)何故、ベンチマーキングが必要なのか?
3)何をベンチマーキングするのか?
4)ベンチマークの相手は?
5)ベンチマーキングはそもそも可能なことなのか?
6)では一体、どうしたら良いのか?


1)ベンチマーキングとは?:


 これは説明するまでも無いとは思いますが、

 優良な他社事例をお手本と見做して情報を収集し、あなたの会社や組織の現状と対比することで課題・問題点を明らかにする。その結果に基づいて改革をすること、です。


2)何故、ベンチマーキングが必要なのか?:


 理由は、自分のことが1番分からないことだからです。ですから、他と比べることで自分を知ろうとするためです。特によその会社を経験していない場合には自社のことが常識になっていますからね。


 そして、これが必要になる原因は、目指すべき目標や目的が明確にできないことから来ています。


 ですから、優れた他社を目標にすることで発想しやすくしようとするわけです。


 逆に言うと、確固たる目標があると言い切れる場合は不要なわけですね。

3)何をベンチマーキングするのか?:


 そこで重要なのは、先ず、これです。


 即ち、多くの経営対象の中で何をテーマにするかです。


 あなたの場合なら、恐らく、購買組織が抱えていそうなテーマと言うことになるでしょうか?


 購買組織全体とか、購買の役割の中でのどの部分か、になるでしょうか?


 但し、抽象的なテーマよりも具体的であるほど効果的になります。


4)ベンチマークの相手は?:


 次に問題になるのは、お手本の相手選びです。


 あなたの競合としてベストな相手を選ぶことがキーポイントになります。


 ここがお手頃な相手としてしまうと効果は期待薄になってしまいますから要注意です。


 ですから、最近のご時世を考慮すれば「世界一のお手本」を選ぶことが肝心と言えるでしょう。日本国内1位を目指すのでは価値がありませんから。


5)ベンチマーキングはそもそも可能なことなのか?:


 と見てきたところで今更の話になりますが、


理屈上はそうであっても現実にベンチマーキングは果たして可能なのでしょうか?


 あなたはどう思われますか?


 目的とテーマを決めるのは自分の意思だけで決まられます。


 しかし、化学業界の場合、対象はそんなに簡単に決まられるものでしょうか?

(以下に続く)
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(続きです)

 普及している自動車業界を考えて見ましょう。


 そこでは製造しているのは自動車です。排気量や車種やグレードや仕様などは多岐に亙っているでしょうが、所詮はみんな自動車です。


 ですから、この場合は、自動車会社の中で世界一のライバルを選べばお手本の対象として間違うことはあり得ません。


 では、化学業界を考えて見ましょう。


 世界屈指の総合化学会社であれば殆ど同じような化学製品を作っているので可能かも知れませんね。


 しかし、それはごく限られたメーカーだけです。


 それ以外の化学会社はそれぞれ多くの事業分野・製品の組み合せになっているメーカーが殆どです。


 ですから、お手本の会社をサッと選ぶことには無理があります。


 単純に、あなたの会社の購買部門とお手本企業の購買部門を比較しても殆ど意味が薄いのですね。


 やるとすれば、製品単位で競合会社を考えて選択していかないと上手く比較できません。


 と言うわけで、もっとテーマを絞らないと相手が決められないのです。


 例えば、ポリウレタンの世界一の会社と言うレベルに絞らないとベンチマークが上手く機能しないのです。


 又、自動車会社などに比べると、購買機能の一元管理が進化していないので、
本社購買・事業部購買・地場購買・海外現地購買などは分散している可能性も結構多いのです。


 従って、ベンチマーキング先の会社からのデータ収集も極めて困難、且つ、情報源をはっきりしないと使い物にならないことも出てきます。


 又、この手のデータは通常は調査会社に委ねることになるのですが、その情報源の信憑性も懸念されます。


 核心的なデータであるほど、情報は入手困難で、得られたとしてもその信憑性を裏付けるものがないことが多くなります。


 調査会社にその点を聞いても、「方法はヒアリングです。」と言う調子で、それ以上は企業秘密だとしてキチンとした返事は貰えないことが多いと思います。


 ですから、何となく怪しげなデータと現状を比較して課題を議論せざるを得ない面が否定できません。


 又、最近は、どの会社でもコンプライアンス強化が講じられており、昔のように調査会社がターゲット企業の社員にヒアリングしたとしても、情報が収集できるのどかな時代ではなくなっているはずです。


 そんなこんなで、ベンチマーキングが使えるのか?に関して私は懐疑的に捉えていますがあなたはいかがお感じでしょうか?


6)一体どうしたら良いのか?


 ここまで解説してくると八方塞で困惑されたのではないでしょうか?


 しかし、正直言ってこれが現実と言うものではないでしょうか?理屈は正しくても現実には実行不可能と言う面があるのではないでしょうか?


 では、ベンチマークに変わるものは果たしてないのでしょうか?


 そこで、私がお奨めしているのが「輸入価格」です。


 購買の仕事で最も重要な情報は価格情報ですから、あなたの最大の関心事は、適正価格や底値や国際価格ではありませんか?


 何故なら、購買する立場の人が自分で変えることが出来る変数は、価格と取引先の2つしかないからです。その他の変数は殆ど必然的にあなたとは無関係なところで決まっているのですから。ですから、価格こそがあなたの存在価値そのものなのではありませんか?


 それだったら、価格の厳然たるベンチマークは「輸入価格」と言う信頼性の高い実績ベースの価格情報が決め手になります。


 あなたが購買している1つ1つの原料単位で、今の価格と比較すれば、課題も問題点も一目瞭然になります。


 今後、あなたがどういう行動を起さなければならないのかが必然的に見えてくるはずです。

 以上、今回の結論は【果たして可能か?】でした。


 では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の44回目、です。

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編集後記)

 2010年台に突入したと思っていたら、もう桜の開花を報じられる季節になってきました。ここのところずっと暖かさが続いているので早まりそうな気がしますね。


 さて、今回は、これ↓です。

亀整列

 

 

 

 

 

 新宿中央公園での一駒。粒ぞろいの6匹が日向ぼっこです。


 大きいのも小さいのも、と言うのが普通のような気もしますが、これほどまでに粒ぞろいとはさては6つ子なのかも?


 NHKの朝ドラ「ウェルかめ」の放映も残り少なくなってきました。これでも見て思い出してください。
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2010年01月31日

コストダウンへの誤解

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                 コストダウンへの誤解

                 【目的と時間軸】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の39回目でした。

 思わず口に出してしまいそうな『そこそこ』。これこそコストダウンに立ち向かう場合の心の中の最大の壁。あなたの辞書からこの言葉を捨て去ってください。そうすれば今まで見たこともない景色に出会えますよ。

 

 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の40回目です。


 今日の結論は、【目的と時間軸】です。


 早速ですが、1つ質問があります。


 あなたのところでは、コストダウンに目標がありますか?


 「えっ、そんな馬鹿馬鹿しい質問をするな」ですって?


 そうか、あるに決まっていますよね。


 じゃあー、それはどう言う表現でしょうか?


■1年後で●%コストダウンする

■1年後に購買金額を△△億円減らす


 他にも変形はあるかもしれませんが、おおよそこんな格好になっているのではないでしょうか?


 この丸まったこのコストダウン目標を次にどうやって具体的なコストダウン計画にして行きますか?


A)購買金額の大きいものこそ全体としてコストダウン効果が稼げるのでそこに重点を置いて・・・

B)小物はやっても全体としては影響が少ないのでほどほどに・・・

C)この原料は単価を○○円から■■円/kgに下げることにして・・・

D)あの原料は購買比率を安いほうに少しシフトさせて・・・

E)その原料はもっと安い新しい取引先から購買することを想定して・・・

F)・・・


 まあ、ざっとこんな調子で目標をブレークダウンして行くのではありませんか?


 ところが、このやり方には色々と問題があることにお気づきでしょうか?


 では、ここでの最も大きな問題は何だと思いますか?


 ちょっと1分間考えてみてください。

(以下に続く)
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(続きです)

 実は、

最も大きな問題は、そもそも、『コストダウンそのものを誤解している』と言うことです。


 1つ目の誤解は、コストダウンの目的です。

 2つ目は、コストダウンの時間軸です。

 3つ目は、値下げ交渉効果とコストダウンの関係です。


 では、順を追って少し解説しましょう。


1)コストダウンの目的

 コストダウンの目的は、事業の採算性の改善と利益の創出です。このことには誰も異論はないでしょう。


 それぞれに短期と長期がありますね。


 で、ここで誤解があると言うのは、短期の採算性改善・利益創出に目を奪われて、ややもすると長期の採算性改善・利益創出がおろそかになってしまうと言うことです。


 実は、優先度からすれば長期の方が短期よりも大事なのですが・・・。


2)コストダウンの時間軸

 次はこれです。コストダウンの定義式は下記のようになっています。


コストダウン額=堯福淵灰好肇瀬Ε鸛亜−コストダウン後@)*年間購買量*購買継続年数)


   ここで瑤箸蓮▲灰好肇瀬Ε鵑靴晋粁僧爐料輜造里海


 ところが、この式の時間軸、即ち、購買継続年数の項をえてして忘れてしまう人が圧倒的に多いのです。頭の中に無い人さえいたりします。


 コストダウンと言うのを時間を無視して考えてはならないと言うことです。

 

 以上、今回の結論は【目的と時間軸】でした。


 では、今日は途中ですがここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の41回目、です。続きを解説しましょう。

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編集後記)

 1月が瞬く間に通り過ぎて行きました。本格的な寒さはまだまだ続くのでしょうかね?正月前後の激寒のお陰で、年甲斐も無く40年振りにシモヤケが出来てしまいました。足の薬指と言う微妙なところなので小指に押される格好になるため痛くて辛い散歩です。しばらくビッコ引きながらが続きそうです。


 さて、今回は、これ↓です。

300葉牡丹

 

 

 

 

 

 

 



 花の少ない今の時期にお馴染み。外葉と内葉の見事なコントラス。


 特に、赤紫の葉脈がある外葉2枚が気に入りました。
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2010年01月05日

営業と購買

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                 営業と購買

               【裏表の関係?】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の37回目でした。

 コストテーブルの命は上流原料に使われる単価の信頼性であることを特に強調させていただきました。又、固定費と適正利益が見えないあなたの立場から、売り手との会話が成立するために必須となる販売価格とコストとの関連付けについて解説しました。


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の38回目です。


 今日の結論は、【裏表の関係?です。


 ずっと価格について話をしてきましたが、今回はちょっと違った角度から考えてみましょう。


 さて、あなたの部署での構成員のキャリアはどんな具合になっていますか?


 管理畑の経験者が多いでしょうか?


 それとも、理系の人が多いでしょうか?


 はたまた、営業出身者が多いでしょうか?


 商社からの中途採用が多いでしょうか?


 私の経験では、化学会社の購買部門の構成員は管理畑の人で構成されている場合が多いと思っています。


 それは、会社の全体系を見通せる素養があることや数値に気が回るからではないでしょうか?


 又、管理的色彩が濃い職種であるとの社内的認識があるからかも知れませんね。


 しかし、営業経験者もそれなりに多く配置されているのではないでしょうか?


 「営業を知らなければ購買はできない」と言う人までいたりしませんか?


 それは、購買と営業は裏表の関係との職種観があるからでしょうね。


 確かに、購買の仕事は営業を相手にする場合が圧倒的に多いですよね。


 逆に、営業の主たる相手は購買の人になっています。


 化学原料の売買に直接的に関わる者同士と言うわけですから。


 又、よく耳にする言葉で、


「買い手は売り手の気持ちや内情が分かる方が有利である」


と言うものがあります。


 さて、では、ここで質問です。


 営業のスーパースターは購買のスーパースターになれるか?


 逆に、


購買のプロは営業のプロになれるか?


 ちょっと考えてみてください。

(以下に続く)
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(続きです)

 私は、「確かにこの表裏の関係は大いに頷ける面があるなあ」と思っています。


 では、本当にそうでしょうか?


 実は、以下の2つの観点で慎重に検証してみる必要があるのではないかと感じています。


 1つ目は、


営業能力と購買能力とは果たして裏表になっているのか?


 2つ目は、


ナマジ相手が分かると、返って情が優って緊張感のあるビジネスライクな関係が損なわれるのではないか?


と言う点です。


 ですから、単純に、


「営業経験があるから購買に移動させれば力を発揮してくれる」


と思うのは無理があるように感じます。


 又、そのように期待されると本人も重荷に感じるかも知れません。


 一部の表裏関係はあるにしても、所詮は、


営業は営業としての独自の能力が必要だし、購買は購買ならではの独特の能力が必要であるとの認識をする方が妥当なのではないか?


 更に、営業側は必要な手持ちの情報が多くあることが前提になっていますが、購買側には欲しい情報が殆ど入手できない現実があります。


 ですから、購買はそんな本質的な制約の中であっても仕事をしなければならないと言う宿命を持っていることを忘れてはなりませんね。


 特に、購買として最も能力が問われる購買価値の見極め(適正価格への判断力)がその典型でしょう。


 即ち、営業は市場価格や適正価格や自社のコストなどを豊富に持っていますので目利きと言う能力は余り必要がないでしょう。


 一方、あなたは価格に関する情報が殆どない状況下で目利きの能力が最も試されている訳ですね。


 と言うことで、上記の質問の回答は、


必ずしもそんなことにはならない。


 本人が購買独特の能力をシャニムになって修得しないと購買のプロにはなれない。購買のスーパースターは言うまでもないことです。


 やはりどの職種でも、その世界特有の奥深さがありますね。

 

 以上、今回の結論は【裏表の関係?】でした。


 では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の39回目、です。

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編集後記)

 新年、おめでとうございます。寅年に相応しい、力強さを取り戻せる年であって欲しいものです。


 さて、今回は、これ↓です。

ピラカンサ

 

 

 

 




 遠目からわあーっ!きれいな花だなあと思って近づいて見ると。


 ピラカンサです。


 それにしてもこの豊作状態、こんな実り多い1年にしましょう。
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2009年12月15日

単価が問題!

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               コストテーブル2

               【単価が問題!】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の36回目でした。

 いつも言われるコストテーブルの必要性ですが、『立場上、情報不足になる買い手が果たしてコストテーブルを作れるものなのか?』について考えて見ました。そして、主変動費の原単位に関して少し解説を加えました。


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の37回目です。前回の続き、後半部分を解説しましょう。


 今日の結論は、【単価が問題!です。


2)使う単価の精度

 次に、コストを算出するには、各上流原料毎に

必要量(kg)*単価(円/kg)

の計算をする必要があります。


 必要量は原単位でほぼ適切に決まるとすれば、残るのは単価です。


 ここで重要なことは、「どんな単価を使えばよいのか?」と言うことです。


 即ち、変な単価を使ってしまうと、得られるコストもいい加減なものになってしまうのは必然ですね。


 実は、コスト試算をやっていると豪語されている方々の殆どはここが弱点なのです。


 もし、あなたがそのような話を小耳にされた時は、「使われている単価は信頼性の高い根拠があるものなのか?」と確認する必要があります。


 きついようですが、コスト試算ゴッコでは仕事にはなりません。くれぐれもご注意くださいね。


 ですから、精度の高い単価を使うことが極めて重要になることをお分かりいただけることと思います。


 そこで、最も基本部分にあるのは『各上流原料の単価』です。


 と、ここまで解説してくるとお気づきになられたことと思います。


 そうです。


 以前のブログで「あるべき価格」の話を延々と繰り広げてきましたが、それを妥当な単価として使えば問題は解消されます。

(以下に続く)
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(続きです)

 私が最もお奨めしていたのは、


『輸入価格』


でしたね。


 以上で、そこそこ精度の高い主変動費が求められると言うわけです。


 で、残っていることは、固定費の部分です。


 固定費は上述したように、個々の原料毎ではなく業種として決められる要素が強いので、例えば、


樹脂加工の業種であれば固定費は概略・・・


と言ったように扱えば、固定費の業種別データさえあればほぼ妥当に固定費を予測出来ます。


 しかし、ここでもう一度立ち止まって考えてみると、


そもそもコストテーブルを作る目的は、作成自体にあるのではなく、適正な売値を見抜くためであるわけですね。


 ですから、固定費を何とかして求めようとするのではなく、「残っている部分は、固定費と適正利潤である」と仕訳をし直せばよいのです。


 因みに、コストを売り手にぶつけても、全く響くものではありません。


 何故なら、売り手の興味はコストではなく、売値なのですから。


 ですから、コストから売値の土俵に変換することが必ず必要になります。


 と言うことですから、むしろ、業種としての『固定費+適正利潤』を、根拠を持って推定できれば課題は解決したことになるわけです。


 そこで、売値と変動費との関係を統計データから求め、それを同業種の他の化学原料に適用するやり方が考えられます。


 尚、この辺りを更に詳しく勉強したいとご希望であれば、

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をお奨めします。


 以上、今回の結論は【単価が問題!】でした。


 では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の38回目、です。

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編集後記)

 12月恒例の神戸ルミナリエは瞬く間に終わってしまいましたが、ご覧になりましたか?何回見てもあの美しさは感動モノです。

 阪神・淡路大震災から随分になり風化が進んでいると言われますが、毎年この光であの時の記憶が甦ってきます。人の心の真ん中にある優しさは何にも勝る宝物ですね。


 さて、今回は、これ↓です。

300ナマズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 明石川で御用。


 最も大きなゴミ用ポリバケツに二つ折りでやっと納まるこのサイズ。お見事な巨体。


 さては、こいつの性だったのか!


 地震は二度と起こらなくなる「これにて一件落着」かも?

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Profile
塩梅マン
化学原料に限定した購買コンサルタントです。化学原料コストダウン研究所の所長です。輸入価格を知った上で購買するのが合理的購買の原点であると信じております。このノウハウで私は475億円のコストダウン実績を挙げました。これを日本中に普及させることを目指しております。私の究極の使命は日本が本当の意味で国際競争力を強化することです。コストダウン、開発購買などの成果を多くの方が実感されるのを願っております。