どこから?

2011年11月15日

環境作り

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               人材育成と教育(26)

                 【環境作り】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【どこから?に必要な能力】でした。

 価格を追求するために避けて通れないのがこの能力であると解説しました。あなたはどのように備えると覚悟を決めましたでしょうか?


 さて、今回のテーマは、【メーカー候補の調査力(海外含む)】です。結論は【環境作り】です。


 先ず最初に考えなければならないことは、「何故、海外を含めてメーカー候補の調査力が必要なのか?」ではないでしょうか?


 それは、ズバリ、ビジネスがグローバル化しているからです。


 即ち、1つには、製品の販売がグローバル化しているから原料もグローバルに世界のどこからでも購買する方が自然だからです。


 2つ目には、生産場所がクローバル化しているから原料も現地で購買できればよりよい訳です。


 3つ目には、そもそも海外に製造を進出させる大きな理由にコスト構造の改善があるのでその主要な部分を占める原料もグローバルにコスト追求するのが筋だからです。


 そして4つ目には、昨今ではとりわけ重要になってきましたが、本来大歓迎すべき円高を確実にチャンスに変えるためです。


 と言うわけで、いやおう無しにも、現実は原料購買先を世界の視点で捉え直す必要に迫られています。


 今までのように専ら日本国内のメーカーとの取引をする原料購買ではやっていけなくなっていると言う現実を直視する必要があるのです。


 更に、今後を考えると日本国内メーカーから購買すること自体がリスクであると言う時代も来ることでしょう。国内市場が縮小することによる国際競争力の低下を避けて通れなくなる時代が来ます。


 又、東日本大震災での教訓でもあるでしょうが、地震国・津波国である日本を前提に原料を購買することのリスクにも思い知らされたことと思います。


 では、次に、「海外を含めたメーカー候補の調査力とは何なのか?」ですが。


 日本国内のメーカー候補を調査するのは既にお手の物でしょうから、重要なことは海外のメーカー候補をどんなやり方で調査するかに尽きます。


 では、海外のメーカー候補をどうやって調査しますか?


 色々な方法が考えられるでしょうが、好ましいやり方と言うのは、多額の費用と時間を掛けて犬棒式に海外に闇雲に足を運んで模索するのではなく、出来れば自分の机に座ったままでできるのが効率性が高いと言えますね。


 ですから、机上と言うのがベストの調査力と言うことになります。


 ところで、こう説明していくとあなたは素朴な疑問を感じられるのではないでしょうか?


 そうです。


 「出入の商社に頼んでやれば済むのに?馬鹿だなあー、上手く使えばよいものを・・・」と思われたのではありませんか?


 しかし、

以下に続く)
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(この下続き)

 しかし、


これをやると、わざわざ海外のメーカーを探し当てる主目的である経済性の追求が見事に崩れてしまうのです。


 何故なら、海外メーカーから本来獲得できる価格が見えないために、頼んだ商社からの見積もりに頼ってしまうしかないからです。


 手の内が決して明かされることがない商社マージンを認めざるを得なくなり、海外品の購買メリットが概して大きく減じてしまうのです。円高メリットも消えてしまいかねません。


 又、現地工場向けの原料の場合、海外メーカーと現地工場との直取引が常識の世界なのに、日本の商社が介在すると言う歪んだ構造を持ち込むことになってしまいます。これでは現地生産の目的のかなりの部分を自ら放棄することになってしまいます。


 ですから、やはり自力で海外のメーカーを調査する力が必要になるのです。


 では、自社で海外メーカーを調査するにはどうしたらよいのでしょうか?


 昔、購買をするようになった頃この基本的な疑問が解けなかったので、実は購買セミナーの講師に機会あるごとに聞いて見たことがあるのですが、一度も真っ当な返事が貰えなかったのです。


 購買のプロと呼ばれている人でもこの基本的なことが出来ない人が多いのだなーとビックリしました。


 と同時に、「何としても知りたい」と追い求めたことがあります。


 で、結論は、


各種のデータベースを使うのが王道である


と言うことです。


 尚、最近では化学物質名をキーワードにしてインターネットで検索する調べ方が無料なので便利なのですが、網羅性とヒット率に大きな難点があるので「不十分だなあー」と言うのが私の実感です。


 下手をすると怪しげな相手を頼ってしまうと言うとんでもないリスクも潜んでいます。


 では、あなたがやるべきことは何でしょうか?


 「このような状況下でこの能力を発揮できる状況にあるのか?」を見極める。個人が持つ知識に留まらない環境の整備を行なうことも必要なのではないでしょうか?


 では、今回はここまで。今回の結論は【環境作り】でした。


 次回は、【人材育成と教育】の27回目です。
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編集後記)

 正に食欲の秋ですね。先日、姫路B1グランプリ(B級グルメ)に行ってきました。折角だからなかなか足が出ない遠方の出店食品をと狙ったのですが、考えることはみんな同じですから長蛇の列で、グッタリと疲労困憊してしまいました。


 さて、今回は、これ↓。

丸い菊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 色のコントラストも絶妙ですが、上手くまあーるく納めているのがいいですね。


 心がほっこりと温かくなってきます。
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2011年10月31日

広く世界から

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               人材育成と教育(25)

                【広く世界中から】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【交渉戦術の構想力】でした。

 価格交渉と言うと特定の原料をいかに交渉するかと言う小手先の戦術に目が行ってしまいがちですが、全体構想を固めることが先決だと概説しました。
 一方、価格交渉よりも効果的なコストダウンの方策を創造する必要性も強調しました。


 さて、今回のテーマは、【どこから?に必要な能力】です。結論は【広く世界中から】です。


 さて、そもそも購買の最も本質的なことは何でしょうか?


 5W3Hを吟味してみましょう。


 ゼロベースで考えると、それは、


1)何を?
2)どこから?
3)いくらで?


の3要素ではないでしょうか?


 更に、「何を?」は購買以前に決まっていると見做せば、2)と3)だけが購買部門が取り組むことが出来る最も基本的な要素と言うことになりますね。


 現実には、あなたはもっと多くの購買業務を担っていて、2)3)以外のところで多くの時間を費やしているかも知れません。


 しかし、それらの業務はサブ的な仕事です。


 あくまでも購買の根幹になっている要素は2)と3)なのです。


 そして、2)と3)には相互に関連があり、必ずしも独立ではありません。


 どこそこから買えば価格は□□□円/kgになる。一方、別のところからなら価格は△△△円/kgになる。


と言った具合です。


 即ち、販売価格を決めている本質的な要素はどのメーカーでも殆ど同じですし、コストも殆ど同じはずなのですが、「どこから買うか?」で結構購買価格は違うこともあるわけです。


 従って、購買先を固定したままで価格交渉すると言ういつものパターンも重要なのですが、「どこから買うか?」を見直したり、変更したり、新たなところから買うなどのアプローチも重要な購買行為と言うことになります。


 そうなると、「どこから?」と言うことを買い手が自在に設計することができないといけないことになりますからそのための能力が必要になって来ますね。


それは、例えば、

以下に続く)
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それは、例えば、


A)欲しい原料を正確に相手に説明する
B)そもそもその原料をどこが製造しているかを調査する
C)その会社が信頼できる相手なのかを調査する
D)その会社とコミュニケーションして欲しい情報を入手する
E)その会社から見積を入手する
F)その会社と交渉する
G)サンプルを入手する
H)サンプルの評価結果を伝達し、必要があれば改善を要請する
I)現地に出向いて実状を把握する
J)取引条件を交渉して合意する
K)購買契約書を締結する
L)発注〜検収までの一連の業務を実行する


などが必要になることを意味します。


 一見、このような仕事は容易に見えますが現実には結構なかなかの難しさも内在しているもので、特に相手が海外となると一気に難易度が高くなるのではないでしょうか?


 それは、各項目の実行が日本国内のように阿吽の呼吸では理解し合えないからですし、情報不足もネックです。文化の違いもあります。言語の壁も大きいでしょう。


 例えば、最初の入口を見てみましょうか?


 原料を相手に伝える時、日本国内であれば、メーカーと商品名を言えば競合他社を掌握しているのでおおよそ理解して貰えます。同等な自社製品をスンナリと提案して貰えますね。


 しかし、海外が相手では商品名のような情報では全く理解しては貰えません。


 誰であろうと正確に理解して貰えるだけの原料情報を発信する必要があります。


 同様に、日本国内であれば、適当にやっても沢山の候補先を知る方法が種々あるでしょうが、海外ともなれば候補相手を知ること自体がままならないのではないでしょうか?


 「いや、ウチは海外との取引はしないから」との声も聞こえてきそうですが、今やそんな時代ではありませんね。


 広く世界に目を向けて、どこからでも購買すると言うスタンスが常識になろうとしている訳ですし、それをしないと競争力が衰える一方であると言うのもご存知の通りです。「世界の中のガラパゴス」にならないようにしないと今や生き残れないのではないでしょうか?


 因みに、最近は購買方針として、「広く世界中から公平に」と歌っている会社も普通になってきていますしね。


 そんなこんなで購買もいよいよ難しい仕事になって来ています。そんな中でどうすればよいのでしょうか?


 さて、あなたはどのような準備をしますか?


 では、今回はここまで。今回の結論は【広く世界中から】でした。


 次回は、【人材育成と教育】の26回目です。
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編集後記)

 今は果物も多彩で本当に楽しめますね。魚も旬です。しかし、少しずつ秋も深まって来ました。高い方から紅葉がヒタヒタを近づいてくる時節になってきたように感じます。


 さて、今回は、これ↓。

チトニア
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 チトニアと言うそうです。


 燃えるような朱色に心を奪われてしまいました。


 上を向いているのでちょっとシックリ来ませんが、メキシコヒマワリとも呼ぶそうな。


 まるで赤いヒマワリですね。


 たまたまこの花弁は13枚。これはレアです!


 最近とみにミツバチが少なくなっていると聞いていますが、バッチリといい出会いがありました。これもなかなか可愛いものです。
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2011年09月15日

購買先の競争力

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               人材育成と教育(22)

                【購買先の競争力】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【販売価格の推定】でした。

 そもそも何故必要なのかを示した後、大抵の人がよくやるコスト試算では購買としては役に立たないと概説しました。最後に、販売価格をどうやって推定するかをご案内しました。


 さて、今回のテーマは、【メーカー製品群の調査分析力(海外含む)】です。結論は【購買先の競争力】です。


 ちょっと古過ぎるかも知れませんが、40年前と言えば海外に工場を構える日本の化学系企業は極めて少なかったのではないでしょうか?


 しかし、化学業界も今ではグローバルな展開は当たり前のことで、それに伴い原料も世界中から購買することが広がってきているのではないでしょうか?


 そんな訳で、原料の購買先として海外メーカーを視野に入れるのは今では当然のことになっています。


 とは言いながらも、商社に鞠投げと言うのがまだまだ実態としては多いのかもしれませんが・・・?


 一方、戦略的な原料購買を実行しようとすると、どうしても取引先企業の製品群を知り、その会社の競合関係になっている他社と相互に比べての強み・弱みを踏まえて相手先を賢く選定することも必要になって来ました。


 以前のように、単に、偶々適当な相手から買えばよいと言う発想では立ち行かなくなって来ているのではないでしょうか?


 特に、主原料のような領域では、世界中の全体像を掴むことが不可欠になってきているのではないでしょうか?


 これはよく言われていることですが、あなたの会社の原料購買に影響を直接的に及ぼす関係性には下記の4つがあります。

1)現在の購買相手との関係
2)ユーザーとの関係(自社内、社外)
3)自社の競合相手との関係
4)原料の新規購買先との関係


 即ち、あなたのところとこれら4つとの力関係がバランスしているのが現実であると言うわけですね。


 そして、戦略的な構造改革は、これらの関係の現状を認めることではなくて、意識的に作り変えることになるわけです。


 但し、購買する立場で考えた場合には、この4つの関係全てに関与することはできませんね。


 では、出来る部分はどこでしょうか?

以下に続く)
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 では、出来る部分はどこでしょうか?


 あなたがコントロールできる関係は、1)と4)だけです。2)と3)は購買部門とは関係ないところで大抵は決まっているはずです。


 従って、今回のテーマは、1)と4)に焦点を合わせることなります。


 即ち、現在の原料購買先と新規の原料購買先(必ずしも全貌は見えていない)について、各社の互いの強み・弱みを洞察し、それをあなたの会社の購買戦略・戦術に落とし込むことが購買のコントロールできる範囲です。


 従って、原料の購買先たり得る各社の製品群を知ることが必要になるわけです。


 即ち、取引先の製品群、その基になっている製品ラインアップの化学技術的な関係性を鳥瞰することですね。


 あなたが購買している原料がその取引先の中でどのような位置づけにあり、他の製品群とどんな関係になっているのか、その結果として、その取引先はどこに強みがあり、どこに弱点があるのか?


 そして、そのことをあなたの購買戦略・戦術にどう反映させることができるのか?

 

 さて、では、どうやってそれを知るか?どうやって分析していくか?


 これらが、メーカー製品群の調査分析力(海外含む)と言うことになります。


 内容としては次のようになるではないでしょうか?


A)対象原料の世界中のメーカーをリストアップすること
B)各メーカーの製品ラインアップを調査すること
C)製品ラインアップ相互の化学技術的関係性を理解すること
D)メーカー間の相互比較で各社の強み・弱みを分析すること
E)各社の強み・弱みをあなたの戦略・戦術に落とし込むこと


 さて、あなたには、この能力は既に備わっているでしょうか?もし、不足しているとすれば何をすればよいのでしょうか?


 では、今回はここまで。今回の結論は【購買先の競争力】でした。


 次回は、【人材育成と教育】の23回目です。
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編集後記)

 いよいよ秋に移り、だいぶ過ごしやすくなってきましたね。先日の大型台風12号による集中豪雨で日本中に大変な被害が出ておりますが、あなたのところは大丈夫でしたか?被災された方には心からお見舞い申し上げます。


 さて、今回は、これ↓。

水遊び

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 早朝散歩で、時々、私のお相手をしてくれる可愛いやつ。


 ジャブジャブと水の中を歩き回るのが大好きなシバ。


 でも、こいつにはもう一つの趣味があるのです。


 それは、


 池の鯉にちょっかいを出そうとすることです。


 食べる気もないくせに、本当に好奇心の強い、私にソックリの性格を持ったお友達です。ハイ!


 あっ、私は戌年なのです。ワン!
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2008年04月30日

やっぱり自力で

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         やっぱり自力で

          【面倒くさいけど】

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 こんにちは、塩梅マンです。

 

 前回は、【どこから買うのか?】の7回目でした。購買先を探す労力を厭わず、始めに苦労するのが長い目では大切であることを話しました。

 

 さて、今日は、【どこから買うのか?】の8回目です。しつこかったけれど、遂に今回で最後です。


 結論は、【やっぱり自力で】、です。


 前回、書籍や専門雑誌などから新しい購買先を探し出すことを書きました。


 日本国内での候補先探しであれば一先ずそれでも間に合うことでしょう。


 しかし、海外の候補先はどうしますか?


 何らかの手段がないとどうしようもありませんね。


 では、あなたは自分でどうやって調べますか?


 商社に助けて貰わずに、です。


 日本の仲介業者を経由すると日本の価格体系になってしまうのでこれだけは避けるようにして下さいね。そうしないと、海外の候補先の価値が激減しますから。


 人に相談して助けて貰う方法と、何が何でも自力でやる方法を考えて見ましょう。


 まず、前者です。


 日本の仲介業者以外で誰が頼れるでしょうか?


 お奨めは、各国の大使館や領事館、貿易振興団体などに相談する手があります。


 但し、弱点が2つあります。


 1つは、「果たして本当にやって貰えるかどうか?」です。2つ目は、国別になるから、どこかの国に限定する場合はやりやすいのですが、世界中となると実質的にはやってられない程大変な作業になりますね。


 もう1つの相談相手は、各業界団体ですね。優秀な業界団体であれば世界中の競合メーカーを掌握できているかも知れません。但し、ちょっと聞きにくくないですか?


 次は、後者に関してです。


 これは、結局、ディレクトリーの調査をすることに尽きます。面倒ですが、JETROなどで各国のディレクトリーを調べ上げるやり方になります。


 今1つは、網羅性の高いデータベースを活用することです。それなりにお金は掛かりますが・・・。但し、この場合、網羅性が重要です。これが弱いと【本当に調査しているのか?】が疑わしくなりますから。

 

 以上、結論は、やっぱり自力で、でした。

 

 では、今日はここまで。


 次回は、いよいよ、【いくらで買うのか?】の1回目、です。

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編集後記)

 ついにゴールデンウイークに突入しました。あなたはどんなご予定でしょうか?清々しい五月晴れが続きますように!

 

 さて、今回は、【何なんだい?】、です。

ワイパー

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 最近、ひょっこり見かけました。


 そうです。車のヘッドランプに常備されているワイパーです。


 昔私も欲しかったリアウインドウのワーパーも今や常識になっていますが、これには感動しました。


 と言うよりも、


 「何じゃ、これ?」


と言う驚き。


 どんな意味があるのでしょうかねえ??????


 んーん、さっぱり分からん。


 飾り物ですかねえ?


 でも、まともにちゃんと動く感じですしね?


 頭が混乱してきました。

 まあいいっか、よしあしとか適否の問題とかそんな大仰なことでもないようだし、好き好きでしょうかねえ?ところで、これはどこ製の車だっけ?

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2008年04月15日

急がば回れ

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         急がば回れ

       【苦あれば、楽あり】

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 こんにちは、塩梅マンです。

 

 前回は、【どこから買うのか?】の6回目でした。意外にも、購買先を決めているのは売り手だと言う驚くべき事実に驚かされませんでしたか?

 

 さて、今日は、まだしつこく、【どこから買うのか?】の7回目です。


 結論は、【急がば回れ】、です。


 あなたは、【どこから買うのか?】を考える時、どうやって情報を集めますか?


 取引先の候補を見つけ出すのにどんなやり方をしていますか?


 1つ目のやり方は、「●●●の化学商品」とか「●●●インデックス」と言ったような購買担当者向けの書籍を使うのではありませんか?


 化学物質名から索引を調べて、該当ページを探し当てて、中に書かれているメーカー名が頼りになりますよね。時には輸入先や輸入商社などが書かれていたりもします。これは重宝しますね。

 又、商品名から化学物質名を調べて、それからメーカー名も知るとか。

 

 2つ目は専門雑誌などに時々載っている記事や広告を探し出して見るのもありますね。これは研究開発者がよくやることです。

 

 でも、もっと簡単な方法があるのをご存知でしょうか?きっとあなたもやっていることです。

 

 それは、


 出入している取引先や商社に相談するやり方です。


 「●●のメーカーを探しているんですが、ご存知ありませんか?」とか、「●●のメーカーを探してくれませんか?」とか、「●●のメーカーを探してきてくれたらあなたも加えてあげますよ」、などなど・・・。


 これは非常に便利です。あなたも重宝されているのではありませんか?これならあなたは殆ど何もする必要はありませんからね。

 

 しかし、私はこのやり方をお奨めしません。私はこのやり方を封じていました。


 理由はお分かりですか?

 

 それは商権と言う見えないシガラミを作ってしまうからです。


 即ち、相談した瞬間から、相談した相手が売買の間に関与してくるからです。


 最終的に新しいメーカーとの取引が始まった時に、相談した相手は既に除外できなくなってしまうからです。

 

 直取引ではなく、間接取引になってしまいます。

 

 何から何まで全部、間接取引は不味いとは言っていません。


 ですが、直取引の多くのメリットがなくなってしまうのは勿体無いと思うからです。


 その場の利便性から仲介業者と言うのはありがたい存在なのですが、対象にしている原料の購買がなくなるまで何十年と言う長い間マージンを抜き取られ続けてしまうのですよ。


 情報が間接的にしか伝わらず、メーカーとの間に、痒いところに手が届くような信頼関係が築けなくなってしまうのです。


 最初は、あなたにとって価値のある存在であったのでしょうが、その後はどんな価値を提供して貰えますか?

 

 ここが仲介業者の存在意義が問われるところです。


 他の誰にも肩代わりできないような価値を提供し続けて貰えるでしょうか?

 

 しかし、現実は、残念ながら、その後の価値は実質的には殆どない場合が多いのではないでしょうか?

 

 それだったら、最初にあなたが楽をすることを謹んで、後の楽しみのために始めだけは苦労すると言う仕事の進め方の方が会社のためになるのではありませんか?

 

 結論は、【急がば回れ】、でした。

 

 では、今日はここまで。


 次回は、【どこから買うのか?】の8回目、です。やっと最後になるはずです。

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編集後記)

 瞬く間に、春、真っ盛りになってきました。若葉が目一杯溢れています。ちょっとすれば汗ばむ陽気になってきましたね。ゴールデンウイークの計画は立てましたか?

 

 さて、今回は、【これでも桜か?】、です。


 散歩中に出くわした珍しそうなのを2枚。

302弁慶しだれ桜

 

 

 

 

 

 

 


 1つ目は、1本の桜の木なのに色は赤と白が混在しているもの。しだれの八重。「弁慶桜」と言うのでは?

299みどり桜

 

 

 

 

 

 

 


 

 2つ目は、なっ、なんと、みどりの花びら。見たことありますか?


 新しものがり屋の私には嬉しくてたまらない出来事でした。ウキウキしますね。はい。

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2008年03月31日

なんと意外!

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         なんと意外!

      【●●●が決めるなんて】

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 こんにちは、塩梅マンです。

 

 前回は、【どこから買うのか?】の5回目でした。
 一体、誰が購買先を決めているのか混乱しましたか?

 

 さて、今日は【どこから買うのか?】の6回目です。
では、果たして誰が決めていると言うのでしょうか?


 結論は、【●●●】、です。また伏字でごめんなさい。

 

 実は、売り手が決めているのです。


 えっ、と驚かれましたね。


 まさか!


 いずれにせよ、買う側が決めていると、あなたは信じて疑わなかったでしょうね。


 でも、それが違うんです。


 「あそこから買うしかない」と言う場合、勿論、売り手が決めていると言うのは分かっていただけますよね。


 では、「どこから買ってもよい」原料の場合はどうですか?


 買い手が決められるはずですよね。


 ところが、それなのに殆どの場合、買い手が決めてはいないのです。

 信じられませんか?


 なぜ、そう言うのか?


 それは、全く自由に、世界中で最も好ましい売り手から買おうとしていないからです。もし、そうなっていれば紛れもなく買い手が決めていると言えるでしょうが。


 現実を冷静に見てください。


 そこそこに限られた日本国内の情報で、適当な範囲で調査して、そこそこに仕事しているのではありませんか?


 これじゃあ、買い手が決めているとはなっていないと思います。


 少なくとも海外のメーカーが今時視野に入っていないと、話しにならないのではありませんか?


 だから、そんな状況の中で【どこから?】を決めているのは売り手だと言っているのです。


 なぜなら、売り手は買い手を選別します。ある時には魅力的なオファーを出して、又、ある時には買い手にとって落胆させるようなオファーを見せて適宜買い手を選択しているのです。売り手の競合他社の出方を勘案しながら・・・。


 ですから、殆どの場合は、実は売り手が【どこから?】を決めているのです。

 

 本当に買い手が決めていると言えるような状態になるために必要なことは何なのか?何をすべきなのか?

 これで、分かりましたよね。

 

 結論は、【売り手】、でした。

 

 では、今日はここまで。


 次回は、【どこから買うのか?】の7回目、です。

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編集後記)

 明石ではようやく、あと1週間したら、爛漫の桜になりそうです。待ち遠しいです。


 さて、今回は、【富士山】、です。


 3月15日のバイオリズムはドンピシャリでした。

 早朝6時。久々に東京へ出張だったのです。

 「いつもより早く到着しているなあ?」と不思議に感じながら、新幹線に飛び乗ったのです。

 列車の中の通路をトコトコ歩いていると、赤じゅうたんが目に入って来ました。

 市長を初め、お歴々の方々勢ぞろいでのテープカットに遭遇したのです。デッキのところでカシャリと写真撮影。

 実は、西明石駅からのぞみが始発になっていたのです。1日1本だけですが。知らない内に都会に仲間入りしていたのです。

 人生の思い出になる写真にご満悦になり、「今日はきっといいことあるゾ!」と飛び上がりました。

 で、この写真です。

90%富士山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんなに邪魔が入らずスカッとした写真は初めてです。これまた、感動。

 はたまた、中山匡先生のセミナー会場で、これら以上のすごいことが待ち受けていたのですが、それは話せば長くなるので割愛します。

 日曜日にも人生で記念すべき出会いがあり、幸運続きで、土日が瞬く間に過ぎました。


 5月29日の明石ケーブルテレビ。「明石のニュース」でした。

 私がついにテレビに登場してしまいました。

 携帯で写真を撮っているのをテレビカメラに撮られてしまっていたのでした。

 おしまい!



2008年03月14日

一体、誰が?

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         一体、誰が?

      【どうなっているんだ!】

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 こんにちは、塩梅マンです。

 

 前回は、【どこから買うのか?】の4回目でした。
 原料購買部門が本格的に購買業務を開始する適度なタイミングがあることを話しました。遅れないようにしましょう。

 

 さて、今日は【どこから買うのか?】の5回目です。
どこから?を誰が決めているのか?、です。


 結論は、【●●●】、です。


 さて、あなたの会社では【どこから買うのか?】を誰が決めていますか


 えっ、購買部門の会議で購買部長が決定しているのですか。流れとしてそう見えますよね。購買部長の権限はどこでも絶対的ですからね。


 あなたがメーカー選定の情報や環境整備まで延々を展開して行って、結局、ここから買うのが良かろうとお膳立てをしますよね。時々、上司である購買課長にも相談したりアドバイスを貰ったりしながらね。

 でも、購買部長の決定は、最終決定であって、大抵の場合は実質的には儀式に過ぎないのではないですか?(ここだけの話)


 では、あなたからのホウレンソウに対応しながら監督していた上司の購買課長が決めているのではないのか?


 でも、売り手との接点は専らあなたが実施しているのだし、あなたが実務的に最も詳しく状況を把握しているのではありませんか?なんだかんだ言っても、
実は、あなたが本当は決めているのではないですか?


 しかし、そうかなあ?


 原料を使っている製造部門や研究開発部門が決めているのではないですか?どこそこの原料でないとこんな不具合が出るとか、ここのがよいと言うデータがあるとか・・・。購買部門がやっているのは実は値決めと契約書締結だけではないのかと。そんな声が聞こえませんか?


 いやいや、そんなに現場で決まるものではなくて、ISO9000でも決めているように、その原料を使って製造された製品の販売を通じて経営している最高責任者である事業部長が決定しているのだって。

 


 一生懸命実務を担当しているあなたとして見れば、【実質的には、俺が決めているんだ!】と言いたいですよね。


 はてさて、どこから?】を決める主体は一体どこなのでしょうか?ペリー来航の時の江戸幕府のようになって来ましたね。

 

 結論は、【●●●】、でした。今回は伏字でごめんなさい。来週をお楽しみに!

 

 では、今日はここまで。


 次回は、【どこから買うのか?】の6回目、です。

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編集後記)

 ポカポカ陽気が続いて、花が競い合って咲き出しましたね。この土日で梅も満開になりそうです。


 さて、今回は、【プロ野球キャンプ速報】、です。

30マー君

 

 

 

 

 

 明石球場に楽天イーグルスが3月5日(水)に練習にやって来ました。

 嬉しいことです。仕事をそっちのけにして、ウキウキと見学に出かけました。

 皮肉にもえらく寒い日で、雪がちらついていたのです。

 【今日は寒いから練習は止めや!】の野村監督の一言が一瞬頭を過ぎりましたが、中止の発動もなく無事でした。なーんか言いそうな気がしませんか?


 聞くところによると、三木谷オーナーが明石高校出身との縁で、今回の来明が実現したんだそうです。いやー、嬉しい限りです。

 ところで、この写真の中にマー君がいるそうですが、どれか分かりますか?


 ブルブル震えて行列に並んで2時間たってやっとの思いでサインチケットを手に入れました。練習後に片山選手からソフトボールにサインを貰えました。大きな一流選手に成長してくれて、このボールが輝いて来るのが楽しみです。地元出身ですしね。マー君なんかに負けるな!

 実は巨人ファンなのですが、楽天も大好きになりました。

 今年はAクラス入りしてプレーオフ出場せよ。オーナーに成り代わって私の命令だ!

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2008年02月29日

タイミングよく

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         タイミングよく

    【早すぎず、遅すぎず、のあんばいで】

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 こんにちは、塩梅マンです。

 

 前回は、【どこから買うのか?】の3回目でした。
 買い手は、本来ならどこから買うかは自由なはずですが、結構、自由ではないことが多いことを話しました。

 

 さて、今日は【どこから買うのか?】の4回目、です。


 結論は、【タイミングよく】、です。


 どこから?が問われるのはいつ頃からだと思いますか?


 原料の購買が発生するのは種々の場面があります。


 ざっと見て、下記のようになるでしょう。

1)研究開発部門から初めて購買の注文が来た時
2)研究開発部門で、その原料が関係する研究テーマが基礎研究となった時
3)研究開発部門で、その原料が関係する研究テーマが応用開発となった時
4)研究開発部門で、その原料が関係する研究テーマが工業化となった時
5)研究テーマが製造移管された時
6)製造現場から初めて購買の注文が来た時
7)製造現場からスケールアップのための注文が来た時
8)製造現場から製造原料に組み込まれた時


 では、原料購買部門が本格的に関与し始めるのはいつ頃になると思いますか?


 これに関しては、いろんな考え方があるでしょう。


 従って、一概に、この時だとは言い切れませんね。


 しかし、私の考えは、こうです。

A)全く海のものとも山のものとも分からない時点での関与は効率的ではない。
B)規定路線がガチガチに決まってしまってからでは、原料購買部門の関与の効果が発揮できない。

 従って、中庸な時点があると思います。


 では、それは、どの時点か?


 それは、2)の最後のところ、7)の直前のところではないでしょうか?


 この時点なら、少し時間を取って、どこから?を本格的に準備できるからです。


 ですが、ややもすると、3)の後半や8)の直前になったりしていませんか?


 これをタイムリーにやろうとすると、やはり、社内情報の定期的な収集の仕組みと関与のタイミングに関する社内合意が必須ですね。それと、メーカー選定の実務的な大変さを関係者に知っておいて貰うことですね。

 

 そして、何よりも大切なことは、【賢く購買するにはメーカー選定が非常に重要であることを心の底から理解し、適正価格を早く実現すること。後になってコストダウンして自慢をするな】でしょう。

 

 結論は、【タイミングよく】、でした。

 

 では、今日はここまで。


 次回は、【どこから買うのか?】の5回目、です。

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編集後記)

 いよいよ、三寒四温を実感する季節になってきましたね。ウグイスの声も昨朝、聴きましたよ。

 さて、今回は、【春節祭】、です。

小龍

 

 

 

 


 恒例の神戸市南京町に行ってきました。今年が20回目だったそうです。

 写真は、小さい方の、リュウの舞です。結構大掛かりなもので度肝を抜かれてしまいました。

 参加するようになってかれこれ10年ぐらいなのですが、普段とはちょっと違った珍しい食べ物を例年楽しんでいます。

 今年は、さすがに餃子・水餃子は腰が引けました。

 お奨めの店で紹興酒1合を添えて食事をし、満腹になったのですが、酔いに任せて出店の珍しそうなものも次々に口にして大満足でした。

 更に、長蛇の列を我慢してくじ引きして、中国製ラーメン2袋を当ててご満悦。

 今年は春から縁起がよさそうです。

 何か、新しいものがり屋の性分のせいか、日本の正月よりも中国の旧正月の方が楽しく過ごせて、不思議な気分です。純国産人間なのですけどね。

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2008年02月17日

自由人であれ!

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          自由人であれ!

   【白紙の上で想像することから飛躍は始まる】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【どこから買うのか?】の2回目でした。
 本気で【どこから買うのか?】をやるにはいくつかの能力が必要で、それは意識的に努力しないと日々の仕事に追われていつまで経っても修得できないと言うことを話しました。

 

 さて、今日は【どこから買うのか?】の3回目、です。


 結論は、【自由人であれ!】、です。


 【どこから買うのか?】を制限しているものがあなたの周りにはありませんか?


 なぜなら、買う側の決定権を最大限に生かすには、全く自由に購買先を選択できるのが理想だから問題にしているのです。


 自由競争の原理を活用したいからですね。これが自由主義経済の活力の源泉だからです。


 さあ、あなたの周りで、一体どんなことが制限していますか?冷静になってリストアップしてみましょう。

 どうでしたか?


 こんなことではないでしょうか?

1)そう言うことを考えること自体の必要性をそもそも感じていない。
2)したくても能力的に出来ないよー
3)したいけど多忙になるのでやりたくない
4)自由にさせてもらえない
5)現状を維持しようと言う空気が組織内に働いている
6)取引先と運命共同体と言う状態になってしまっている
7)何故か、やたらと取引先と仲良しになっている人が組織内にいる
8)自由にやろうとすると上司の強制力が働く
9)時々、天の声が作用する
10)自社の営業関係との相殺互恵取引が歓迎される風土がある
11)系列取引を優先する方針がある
12)安全の御旗の下に無難を優先して、変化を嫌う風土がある
13)気質的に変革を好まない人種で組織が構成されている

などなど・・・。


 そもそも人間と言うのは現状維持をする特性を示すものだそうです。そしてそれは、身の安全のためだそうです。


 それに加えて、原料購買部門には、上記のような維持作用が強力に働いていたりするものです。


 ですから、ものすごく意識的に行動しないと、【どこから買うか?】を自由には実現しにくいことを肝に銘じる必要があります。


 でも、逆に言うと、自由に。【どこから買うか?】を実現できたら得るものは大きいのです。


 現状を変える能力を身につけることが出来ますし、現状のどこに課題があるのかを正確に見抜くことも上手にできるようになります。勿論、競争原理を働かした結果としてうまく購買することもできます。ハイリスクなるが故にハイリターンでもあるのですね。

 

 実は、人と言うのは、大きく3つに分類されるそうです。

1)いつも新しいことに興味を持ってどんどん行動を変えていく人
2)周りの人が変化しるまて様子見して、その後で追随していく人
3)どんな状況になっても頑として変えようとしない人


100人いたとすると、5:75:20と言った比率でしょうかね。


 あなたの職場の一人一人がどれになるかジックリ観察してみると面白いですよ。


 ところで、あなたは、今、どの分類の人でしょうか?どの分類になりたいですか?


 私が、あなたに言いたいことは、●●●●●であって欲しいな、です。

 

 結論は、【自由人であれ】、でした。

 

 では、今日はここまで。


 次回は、【どこから買うのか?】の4回目、です。

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編集後記)

 立春は過ぎたと言うのに、本格的な冬になってしまって、連日震え上がっています。でも、気の早い梅もちらほら見かけるようになりました。


 さて、今回は、【こんな近くのミニコンサート】、です。

二重奏

 

 

 

 

 

 

 

 息子が通っていた小学校で、ピアノとサクソホーンのミニコンサートがありました。

 ピアノの演奏者はなんとなんとこの小学校の音楽の先生とのこと。

 私の幼い頃を思い出してみると、今から思えば下手なオルガンが専らで、先生の延長が音楽の先生と言う感じでした。

 でも、この先生には圧倒されてしまいました。ピアノリサイタルのレベルなのです。こんなことってあるんですねえ。なんと勿体無いことか。学校には悪いけどなんかの間違いでは??

 因みに、物心がついた時にはピアノを弾いていたのだそうです。モーツアルト張りではありませんか!

 一方、サクソホーンの演奏者の方も負けず劣らずに凄いのです。

 普通は1つの楽器を極めると言うのが常識なのでしょうが、これが4種のサクソホーンを自在に操っているのです。プロとして全国を走り回っているそうです。出来る人ってのは違うんですね。

 ところが意外にも、中学校のブラスバンドが最初のきっかけだったんだそうです。

 何事も才能があってのことなのでしょうが、晩生でもこんなにも一流になれるのですね。


 やはり、夢を描いて、こつこつと努力を継続した結果なのですね。やはり天才などいるもんじゃありませんよね。

 私も見習わなくっちゃー!



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2008年01月31日

挑戦しよう!

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           挑戦しよう!

     【少し無理をしないと成長できない】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【どこから買うのか?】の1回目でした。
 後追いのコストダウンをするより、はるかに重要なこと(早めのメーカー選定をキチンとやってムダ金の垂れ流しを防ぐ)に軸足を置くことをお奨めしました。そのために、あなたのところではどんな課題が見つかりましたか?それをどうやって解決していきますか?

 

 さて、今日は【どこから買うのか?】の2回目、です。


 結論は、【挑戦しよう!】、です。


 【どこから買うのか?】の出発点は、どの原料を問題にすべきなのか?です。対象原料は何か?です。


 では、それはどんな原料でしょうか?


 そうです。


 原料にはいろんな性格のものがありますが、最も注目しなければならないのは、よそでも製造している原料です。


 これなら、あなたは、どこから買うか?を自由に選択できますからね。又、合理的に選択するのがあなたの仕事ですからね。


 そうすると、次に課題が出てきます。


 よそとはどこなのか?です。


 ここで、実は、たいていの人はハタと困ります。

 何が困るのでしょうか?


 それは、

A)対象にしている原料を、相手に説明できない
B)説明する相手が誰なのかを知ることができない
C)相手から得られた品質情報が理解できない
D)相手から得られた見積もり価格を判断できない

などではないでしょうか?


 即ち、よそを探す】ためには最低限、この4つは必須なのです。


(続きは下にあります)
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【トピックス】

 コストダウンセミナーは終了しました。

 当日、ご参加いただいたみなさん、3つの目標は達成できましたか?

 補足の3つの資料を別途お届けしましたので、合わせて理解を深め、コストダウンの実現に向かって継続的に努力してくださいね。


 一方、今回参加できなかった人は、次回をお楽しみに。

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(続きです)


 では、あなたはこの4つが出来ますか?もし出来ていたら大いに胸を張ってください。


 一方、残念ながら出来ていない部分があった場合は、どうすることが必要なのか、シッカリと考えてくださいね。


 それが、できるようになったらあなたは本物の購買能力を修得できたことになります。


 えっ?そんな難しいこと出来るはずがないよ! 周りを見たって誰一人できていないよ。


 そう思われるなら、あなたは正直です。素直ですね。正常です。


 そうなんです。たいていの人は、自分だけは出来ていると思っているのです。そして、周りには自分より優れた人はいないと思っているのです。


 ところが、実は、普通に購買を10年やっても上記の4つは簡単じゃないことなのです。たとえ、長いキャリアを誇りにしている人は大勢いても、です。


 その難しさを知ったら、あなたはそうなりたいために具体的に努力を始めることが出来るのです。


 そうです。

1)どうあらねばならないのか?
2)現状は【正直言って】どうなのか?


 この2つが固まれば、成長の始まりです。但し、努力を継続しないといけませんけど。


 日々の購買の仕事で、慌しく時間が過ぎ去っていく会社人生を続けていては、出来ることではありません。


 ところで、このような考え方に対して、次のような声が聞こえませんか?


 何もかも自分で背負い込むことはないよ。

 誰かに助けて貰えば済むのだから、とか、

 困ったことがあったら出入の商社やメーカーの人に相談したら上手く行くんだから、とか。

 はたまた、

 そこまでやらなくても適当にやっていればみんな納得してくれるんだから、とか、

 そこそこでいいんじゃないか?気楽にやろうぜ!

 とね。


 でも、これじゃあ、おもしろくないでしょう?生きていると言う実感と言うか、会社で仕事をしている存在価値とか、情熱とか・・・。


 やはり、やり遂げた時の何事にも代えられない程の達成感・満足感。それが働いていると言うことじゃないのでしょうか?自分自身を褒めて挙げられる時があると言うことが。


 結論は、挑戦しよう!】、でした。

 

 では、今日はここまで。


 次回は、【どこから買うのか?】の3回目、です。

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編集後記)

 早くも1月が去って2月になりました。春が恋しい寒さが続いていますね。もう少しで梅の便りも近いのではないでしょうか?


 さて、今回は、【中内功さんの色紙より】、です。

 年が明けて、1月6日に流通科学大学(神戸市)でニューイヤーコンサートに行ってきました。

 ダイエーの中内功さんの功績をたたえる中内記念館でした。晩年、多くの負債を抱えてその拡大一方の戦略を揶揄する声もありましたが、やはり日本を代表する偉人でしたね。

 一生を辿れる長大な年表と周辺の時代背景、数々の写真、中内さんの偉業が溢れんばかりに展示された素晴らしい会場でした。流通革命に一生を賭した生き様がひしひしと伝わってきました。

 そんな中で行なわれた新春コンサートもなかなかの感激モノでした。とりわけ、外国人の方が演奏された尺八は、いわゆる日本人が吹く尺八のイメージとは全く趣が異なり、見事に西洋音楽に応用した独特の音色に酔いしれました。全く日本臭さがないのですね。

 奥の間に中内さんの執務室が当時のまま保存されている中で見つけた私のお気に入りがこれです。

100%挑戦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この躍動感溢れる筆さばきから、中内さんのほとばしる情熱をいただきました。

 この通りの1年にしましょうよ。
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60できる



Profile
塩梅マン
化学原料に限定した購買コンサルタントです。化学原料コストダウン研究所の所長です。輸入価格を知った上で購買するのが合理的購買の原点であると信じております。このノウハウで私は475億円のコストダウン実績を挙げました。これを日本中に普及させることを目指しております。私の究極の使命は日本が本当の意味で国際競争力を強化することです。コストダウン、開発購買などの成果を多くの方が実感されるのを願っております。