2013年12月25日

コストダウン戦略1回目

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              戦略作成のための質問集(15)

                【コストダウン戦略1回目】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【戦略作成のための質問集(14)】でした。

 自前主義の費用対効果などについて考えていただきました。どのような戦略が見つかりましたか?


 さて、今回は、【戦略作成のための質問集(15)】です。結論は【コストダウン戦略1回目】です。


 ちょっと今回からしばらくは、特別企画として購買戦略の一部を構成しているコストダウン戦略に限ってリスト化して見たいと思います。


 今までと同様に、

A)●●だから戦略としてYESを選択する
B)●●だから戦略としてYESともNOとも決めかねる。●●を判断基準
にして都度戦略として好ましい方を選択する
C)●●だから戦略としてNOを選択する

と言う調子で戦略を作っていただけたらと思います。

 

 では、行きますよ。


317)コストダウンを行うそもそもの目的を明確に規定していますか?
(それとも、何故コストダウンする必要があるかを考えても価値が少ないと思いますか?)
318)コストダウンは利益そのものであり、販売増よりも遥かに効果が大きいとの認識が社内にありますか?
(それとも、その認識が薄い部門などがあると思いますか?)
319)コストダウンは購買の最大の任務だと思いますか?
(それとも、コストダウンよりも優先すべき任務があると思いますか?)
320)化学原料が最も重要なコストダウンの対象であると思いますか?
(それとも、もっと重視すべきコストダウン対象があると思いますか?)
321)コストダウン戦略以上に大切にする購買戦略がありますか?
(それとも、コストダウン戦略は購買戦略で最も重要と思いますか?)
322)購買戦略があるのでコストダウン戦略は省略できると思いますか?
(それとも、コストダウン戦略も別途作られていますか?)
323)コストダウン戦略を受けた形で戦術を作っていますか?
(それとも、自由にコストダウン戦術を作っていますか?)
324)単価が下がれば兎に角コストダウンしたと思いますか?
(それとも、「コストダウンとはあるべき単価で買えるようにすること」との認識が浸透していますか?)
325)コストダウンの正確な定義をしていますか?
(それとも、自社流の定義をしていますか?)
326)損益分岐点の変動に対して適宜改善することもコストダウンだと思いますか?
(それとも、コストダウンした後に維持し続けることができるものだけとしていますか?)
327)市況原料の価格交渉の結果をコストダウンに含めていますか?
(それとも、それはコストダウンから除外して扱っていますか?)
328)市況原料の価格交渉過程での価格差(提示価格と合意価格の差)をコストダウンに含めるようにしていますか?
(それとも、それは根拠が薄いことなのでコストダウンから除外する様にしていますか?
329)市況原料の価格交渉過程での時間差(提示時期と実施合意時期の差)をコストダウンに入れていますか?
(それとも、コストダウンにすることは不合理として除外していますか?)
330)非市況原料のコストダウン効果を1年だけの利益と見做していますか?
(それとも、効果の永続性を考慮して少なくともある年数を乗じたり、ある年数での累積利益として扱っていますか?)
331)非市況原料のコストダウン効果は年度途中の開始日を問わず1年間の効果に換算していますか?
(それとも、実施日から年度末までの間だけの利益と見做して翌年の成果に入れないようにしていますか?)
332)コストダウンよりも開発購買の方がもっと重要と認識していますか?
(それとも、労力ばかり掛かることはしないで今のコストダウンに専念したいと思いますか?)
333)コストダウン活動は他部門の要請に答えて行くことが大切と思われますか?
(それとも、購買部門が社内1番のコストダウンの専門性を習得するなどリーダーシップを発揮できる状況を意図的に作り出し、他部門を動かすと言うスタンスのコストダウン戦略を取っていますか?)
334)「行動を起こさないことは機会損失を生んでいる」と言うコストダウン戦略を取っていますか?
(それとも、トラブルを起こすぐらいならコストダウンしない方がよいと思いますか?)
以下に続く)
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 ●あなたは、需要と供給、と言う言葉で言い訳していませんか?
 ●あなたは、どんな経済環境でも可能なコストダウンをしていますか?
 ●あなたは、20−30%レベルのコストダウンをしていますか?
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(この下続き)

335)じっくりコストダウンに取り組めるようにするため、価値の低い仕事・商談などを思い切って切り捨てると言う策を取っていますか?
(それとも、どれも価値のある仕事なのでコストダウンに専念するためには増員することを考えますか?)
336)コストダウンに際して競争原理以外も考慮した総合的な判断に努めていますか?(それとも、徹底した競争原理の追求をするようにしていますか?)
337)複数の取引先を選定する際に最優先にする判断基準は単価であるとしていますか?
(それとも、単価以上に重要視する要素があると思いますか?)
338)商道徳面で何かと卑劣な営業活動をする取引先には冷徹な評価を下すと言うコストダウン戦略を取っていますか?
(それとも、そのような大人げないことはすべきでないと思いますか?)
339)コストダウンは発案ベースで閃いた策を大切にしていますか?
(それとも、全ての策を動員するコストダウン戦略にしていますか?)
340)価格交渉を中心とした組織内でできるような即効性の高い手法を主にしていますか?
(それとも、社内の協力なしにはできないような手法に軸足を置いたコストダウン戦略を取っていますか?)
341)「何年掛かってもやるべき」と言うようなビッグテーマに機械的な短期評価を下さず粘り強く取り組むコストダウン戦略を取っていますか?
(それとも、どうなるか不確実なものに期待せず短期に効果が出ることを追求していますか?)
342)コストダウン活動としてみんなが賛同して貰えないことは追い求めないことにしていますか?
(それとも、必要になれば関連組織を説き伏せると言うコストダウン戦略を取っていますか?)
343)社内を巻き込んで取引先を変更するコストダウン戦略を取っていますか?
(それとも、大掛かりになるので極力使わないことにしていますか?)
344)実現性を考慮して手前にあることからコストダウンして行くように努めていますか?
(それとも、立ちはだかる壁に言い訳させず壁を取り払うブレークスルーを求めていますか?)
345)即効性とローリスクに流れず、急がば回れやハイリスクにも挑戦するコストダウン戦略を取っていますか?
(それとも、ハイリスクには手出ししないコストダウン戦略にしていますか?)
346)コストダウンは失敗しないことが大事と思っていますか?
(それとも、「失敗しても給料を返せとは言われないから恐れず困難に挑戦」としていますか?)
347)個人の立場と会社としての立場の間で苦しんだ場合、個人の立場を捨てていますか?
(それとも、モティベーションが大切なので会社に損が生じても個人の気持ちを優先するようにしていますか?)
348)みんなでそこそこを積み重ねれば大きなコストダウンになると思いますか?
(それとも、「そこそこコストダウンしていますよ」と言うのでは不適格者になってしまうと思っていますか?

 

 以上です。お疲れ様でした。


 では、今回はここまで。結論は【コストダウン戦略1回目】でした。

 

 

 次回は、【戦略作成のための質問集(16)】です。

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編集後記) 

 いつもの事ですが、年賀状の作成に追いまくられて瞬く間に年末を迎えました。かろうじて滑り込みセーフでした。

 

 さて、今回は、これ↓。

菊の午

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 明石公園の菊花展での獲物

 ヒヒーン、ブルルルー、ブルルルー

 飛躍の午年で、2014年を駆け抜けましょう!
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Profile
塩梅マン
化学原料に限定した購買コンサルタントです。化学原料コストダウン研究所の所長です。輸入価格を知った上で購買するのが合理的購買の原点であると信じております。このノウハウで私は475億円のコストダウン実績を挙げました。これを日本中に普及させることを目指しております。私の究極の使命は日本が本当の意味で国際競争力を強化することです。コストダウン、開発購買などの成果を多くの方が実感されるのを願っております。