2011年11月30日

自分でやるしかない!

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               人材育成と教育(最終回)

               【自分でやるしかない!】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【メーカー候補の調査力(海外含む)】について概説しました。あなたは、これに関してどのように手当てをされていますでしょうか?


 さて、今回は、【誰が教育するのか?】について考えてみたいと思います。結論は、【自分でやるしかない!です。


 よく話題になることに、『名選手は名監督になれるか?』と言うのがありますね。


 この裏側には次のような命題が隠されていたりします。


●素人でも名監督になれるか?
●普通の選手なら名監督になれるか?
●かなり上位の選手なら名監督になれるか?
●名選手なら名監督になるか?


 一方、逆から見れば、


●名監督とは何か?
●名監督の条件とは?
●名監督とダメ監督を分けるものは何か?


と言ったことになるかと思います。


 これの正解が何かを一概には言えませんが、1つだけ明確に言えることがあります。


 それは、


ずば抜けた選手でなければ名監督にはなれない!


と言うことです。


素人では名監督になれない
普通の選手では名監督にはなれない


と言うことです。


 この話題は野球などのスポーツ界でよくネタにされていますが、普通の結論は


名選手なら名監督になれる、とは限らない
名選手ではなかった人でも名監督が事実として生まれている

と言った調子ですね。


 但し、この結論の裏側には、「そもそも監督になれる前提条件を持っていること」と言う大前提が隠されているのです。


 従って、上記のような、普通の選手以下なら監督になることすらあり得ないのです。


 例えば、プロ野球だとしましょう。


 野球の裾野は広いですね。


1)野球教育を受けていない人達が単に遊ぶための野球
2)少年野球
3)草野球
4)中学野球
5)高校野球
6)大学野球
7)社会人野球
8)プロ野球2軍
9)プロ野球1軍

 

 さて、では、プロ野球の監督はどの層から選ばれていますか?

以下に続く)
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(この下続き)

 さて、では、プロ野球の監督はどの層から選ばれていますか?


 決して、1)〜8)の選手ではないのです!


 こう見てくると9)であった選手からしかプロ野球の監督は生まれないのです。


 即ち、物凄く野球能力の優れた人だけ監督になる最低条件を持っているのです。


 これはどの世界でも当然のことです。


 しかし、『名選手は名監督になれるか?』と話題に湧いている時はこれをすっかり失念しているのですね。長島はどうだ、王はどうだ、上田は、西本は、星野は、野村は、・・・。


 たまたまプロ野球では日の目を見なかった人が名監督になった例が結構多いなどと言う議論をしてしまうのです。


 これは認識間違いですね。


 プロ野球でパッとしなかった人と言うのは、それ自体で、物凄く野球能力の優れた人、なのです。


 もう一つの全く違う逆の視点は、監督能力は選手能力以外の要素もかなりあると言うことです。戦略の部分ですが、このことは今回は横に置いておきます。


 結局、何が言いたいのか?


 組織の長になるためには、その組織の求める選手能力が極めて優れていることが最低条件であると言うことです。


 購買責任者にもそのことが求められていると言うことです。世の中で購買能力が優れた人と認められていることが前提にあるのです。


 そして、その能力を使って部下を教育する役割がある訳ですね。


 正直言って、部下の購買能力は組織の長の能力を超えることは、99%ありません。ですから、残念ながら、あなたは上司の能力以上にはなれないのです。


 とは言っても、上司を見たらそんことは期待できそうにないかも知れませんね。


 「とても上司にそのような購買能力があるとは思えない」と嘆いていても何も始まりません。


 では、あなたは自分の購買能力をどうやって磨けば良いのでしょうか?


 それは、


上司がやっているはずがないと言うレベルで、懸命に努力して自己啓発すること


しかないのです。


 さて、「どんな方策があるのか?」をとことん探すことから初めて見てくださいね


 では、今回はここまで。今回の結論は【自分でやるしかない!】でした。


 尚、今回で人材育成と教育シリーズは一先ず終了とさせていただきます。


 次回からは、上司や同僚を飛び越えてしまうための能力である【購買戦略】を考えていくことにしたいと思います。
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編集後記)

 秋が深まってきました。紅葉も終わり、落ち葉の掃き取りで忙しい今日この頃ですがどうして放っておけないものなのでしょうかね?限がなく面倒くさいものです。


 さて、今回は、これ↓。

黒い蟹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この地味な色は、クロベンケイガニですかねー?


 明石川近くの舗装道路の道端でジッとうずくまっていました。


 横歩きは実に素早いので普通なら追いかけるのは大変なものですが、こいつ、何故か全く身じろぎもしない。


 甲羅幅10cmと結構大きいので10歳もとっくに過ぎてしまったお年寄りなのかも?


 爪を振り上げるので恐る恐る甲羅を横から掴んでビオトープのせせらぎのところに引越しさせたのですが、流石にズッシリと重たくて。


 長生きしてね。
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Profile
塩梅マン
化学原料に限定した購買コンサルタントです。化学原料コストダウン研究所の所長です。輸入価格を知った上で購買するのが合理的購買の原点であると信じております。このノウハウで私は475億円のコストダウン実績を挙げました。これを日本中に普及させることを目指しております。私の究極の使命は日本が本当の意味で国際競争力を強化することです。コストダウン、開発購買などの成果を多くの方が実感されるのを願っております。