2011年02月28日

必要な情報とは?

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               人材育成と教育(12)

               【必要な情報とは?】

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 こんにちは、塩梅マンです。


  前回は、【あなたは上司を越えられるか?】について書きました。

 そして、人並み以上に個人能力や組織能力を高めるには何が重要であるかを考えてみました。


 今回は、『原料の製法に関する調査・理解力』について考えてみたいと思います。


 今日の結論は【必要な情報とは?です。


 あなたは、常日頃から、「原料を購買するには現場を知らなければならない」と思っていることでしょう。巷でも「現場を知らないと仕事はできない」とよく言われていますよね。


 ここで言う『現場を知る』とはどう言うことを指しているのでしょうか?


 情報は多いほど、購買の立場を強める要素があります。


 しかし、だからと言って、膨大な量の情報を持とうとするのは効果的ではありません。又、完璧に情報を揃えることなど無理と言うものでしょう。一般則として『買い手は売り手よりも遥かに少ない情報の中で仕事をせざるを得ない』と言うのが現実と言うものです。


 では、どの手の情報が最も優先すべきでしょうか?なくてはならない情報とはどんな情報でしょうか?


 そうです。


 あなたが心の中では感じているが口には出したくないと思っている根本的なことです。


 それは、


価格に関係する情報なのですよ。


 なぜなら買い手と売り手の利害が対立する唯一の要素だからです。

 

 ですから、1にも、2にも、3にも、4にも、価格に関係する情報を持つことが重要なことなのです。


 それ以外の情報は少しでよいのです。それ以外の情報は取引先に聞けば簡単に教えて貰える情報に過ぎません。周辺情報と言うものです。


 と言う訳で、今回は『原料の製法に関する調査・理解力』にスポットを当てることにしました。


 これがどうして価格に関係するのか?

以下に続く)
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(続きです)

 販売価格のベースになっているコストに関する科学的根拠だからです。


 因みに、原料の製法から販売価格を見抜くまで突き詰めなければ、『原料の製法に関する調査・理解力』は単なる自己満足の知識に過ぎませんが・・・。


 ということで、問題になるのは

1)原料の製法をどうやって知るか?
2)製法からコストをどうやって求めるか?
3)コスト算出に最も影響の大きい、原料の製造に使われる原料(上流原料と
便宜上称します)の単価をどうやって精度よく求めるか?
4)コストから販売価格を精度よく求めるにはどうするか?

などになってきます。


 3)4)は非常に大きなテーマなので別の機会に解説することにして、今日は特に、比較的易しい1)2)について考えて見ます。


 ここで、質問があります。


 あなたは、『原料の製法をどうやって知りますか?』

 あなたの上司は、『原料の製法をどうやったら知ることができる』とあなたにアドバイスしてくれていますか?

 

 次の質問です。


 あなたは、『製法からコストをどうやって求めますか?』

 あなたの上司は、『製法からコストを求めるやり方』をあなたにアドバイスしてくれていますか?

 

 と言う風に考えてくると、結局は、


1)あなたに求められている能力は何か?
2)どうやってこの能力を修得していくか?
3)どうやれば組織全体として実現させられるのか?
3)この能力のない組織であった場合どうやってこの機能を補完させることができるか?

など、あなたに求められている行動が少し見えて来ませんでしょうか?

 以上、結論は【必要な情報とは?】でした。


 では、今回はここまで。次回は、【人材育成と教育】の13回目です。

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編集後記)

 三寒四温、春一番、黄砂、杉花粉など、ヒタヒタと春が近づいていることを感じさせられるようになりましたね。寒暖に振り回される時節柄ですので風邪を引かずに4月を迎えたいものです。


 さて、今回は、これ↓。

雪だるま

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 明石の地にも何年ぶりかの雪化粧があり、こんな造作に出くわしました。前日の芸術作品が夜を無事に越せてともかくホッとした気分になります。


 昔の定番と言えば雪だるまに決まっていたのを思い出しますが、今回はちょっと無理だったようです。


 少ないながらも上手く作るもんですね。子供の創造力には感心させられます。


 それにしてもさぞや手が冷たかったのでは?うー寒っ!
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Profile
塩梅マン
化学原料に限定した購買コンサルタントです。化学原料コストダウン研究所の所長です。輸入価格を知った上で購買するのが合理的購買の原点であると信じております。このノウハウで私は475億円のコストダウン実績を挙げました。これを日本中に普及させることを目指しております。私の究極の使命は日本が本当の意味で国際競争力を強化することです。コストダウン、開発購買などの成果を多くの方が実感されるのを願っております。