何ができるのか?
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需要と供給
【何ができるのか?】
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こんにちは、塩梅マンです。
前回は、【いくらで買うのか?】の45回目でした。
巷で多用されている経験曲線と言う論理には隠れた部分があり、普遍的なものではなく、化学業界などでは無理があることを取上げました。ですから化学原料の領域では毎年○%の値下げなどと言う発想自体が馴染まないものであると言うのが結論でした。
さて、今日は、【いくらで買うのか?】の46回目です。
今日の結論は、【何ができるのか?】です。
需要と供給、
この言葉は経済の大原則と言われています。環境の変化があるたびにこの言葉が飛び交っています。
実際の使われ方を例示すると、
● 非常に供給がタイトなので価格が上昇している。
● 需要が減退しているので供給調整が起こっている。
● 需要が世界規模で急増しているので供給が追いつかない。
● 供給過剰で値崩れを来たしている。
と言った調子です。
そして、その矛先は買い手の価格への跳ね返りになる場合が多いように感じています。
即ち、売り手の殺し文句として多用されているのではないでしょうか?
この言葉は、価格の上昇傾向を伝える雰囲気作りとして、又、値上げの理由として使われたりしますが、どちらかと言うと、人が作り出したことと言うよりも人の力では抗しがたい自然発生的なニュアンスで上記のように表現されることが多いと思います。
しかし、それは本当なのでしょうか?
先ず、需要と供給と言う場合、3つの側面があります。
それは、
1)経済全体に関して
2)業界単位での特異性として
3)原料毎に
と言うものです。
従って、需要と供給と言う言葉を聞いた時は、上記のどの意味で使われているのかに注意をする必要があります。
1)であれば、「ふーん、そうなんだー。」と受け止める。これしかありません。
2)であれば、「その業界はそうなんだね。私の関係する業界ではどうなんだろうか?」と考えてみる。
3)であれば、「その原料は私に関係あるのだろうか?」と直視する。
と言うように受け止め方を使い分ける必要があると思います。
いずれにしても、あなたが需要と供給をどう認識するかに掛かってきます。
以下に続く)
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(続きです)
「あなたの力ではどうしようもないことなのかどうか?」がもっとも肝心なところです。
その通りであれば、身を委ねるしか方法はありません。状況が変化するのを待つしかありませんね。
しかし、何か自分でどうにかなる部分があるとすれば、需要と供給の視点から行動を起すチャンスがあります。
即ち、
「状態として吸収するのか?行動を変えるのか?」が重要なわけです。
特に、原料固有の話である場合、あなたに取って注目するべきところになるはずです。
その場合、供給を静的な事実と捉えるのか、自分でも変えることが出来る変化するものと考えるかは大きな違いになって行きます。
供給を世の中の一般的な状態と考えるのではなく、あなたの置かれている局面での供給と捉え直すことが出来れば行動を生み出すことができます。
その原料の、今あなたが手中にしている供給に束縛されることなく、手中外の供給に目を移すことが出来れば、実質的な供給は増やせることになります。
供給を、現在取引している相手だけで考えるのではなく、取引していない多くの供給先を視野に入れるようにすれば、供給はあなたに取っては増加できる余地があるのです。
よく、耳にする言葉に「需給バランスが狂っているのでこの原料の値上げを飲まざるを得ません。」と言うのがあります。
ですが、冷静にこの言葉を表現すると次のようになっていることが多いのではないでしょうか?
「この原料の現時点での私の取引先はA社とB社であり、その両社の供給能力は逼迫しているので、販売価格の高いお客様を優先して販売されている現状を無視できない。だから値上げを認めざるを得ない。同意しないと、安定的な購買が保証出来ない。」
と思わされるに過ぎないのでは?
逆に言うと、
A社・B社以外の供給先をあなたが自由自在に開拓できれば、この供給不安は幻想でしかない。他の競合先と本気で取引するならば値上げの圧力は緩和できるかも知れない、
と言うことです。
ですから、このような局面であなたに求められている本質的な行動とは、
現在の取引先と競合関係にある世界中からの購買を自由自在に出来るように変えること
になるのではありませんか?
要は、競争原理が十分に働くように自由な発想で仕事を変えていくことがキモなのではないでしょうか?
以上、今回の結論は【何ができるのか?】でした。
では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の47回目、です。
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編集後記)
素晴らしい晴天続きのゴールデンウイークでしたね。気温も快適(暑すぎ?)で春真っ盛りを実感できた長期休暇ではなかったでしょうか?
さて、今回は、これ↓です。
桜の花かと思いましたが、大きさが全然違ったようです。
その名は、クラブアップル・プロフュージョン。
直径2セント程度の赤いリンゴが枝いっぱいにつくそうでき、秋が楽しみです。
うーん、それにしても、桜に勝るとも劣らない美しさに感激。
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