2010年01月15日

このままでいいのか?

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

               このままでいいのか?

                【そこそこ】

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の38回目でした。

 よく言われている『購買は営業の逆』について取上げました。一見頷けそうな分かりやすさですが、実はそうは行かない大きな能力の違いがあることを指摘しました。それは何でしたかね?


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の39回目です。


 今日の結論は、【そこそこ】です。


 「どうですか?最近の状況は?」と声を掛けられ、


 「そこそこ上手くやっていますよ」と無意識の内に答えてしまう。


 こんなことってよくありますよね。


 「上手くやって・・・」と言うところがミソなんです。


 これがないと


「そこそこですよ」となって余りパッとしない雰囲気を感づかれてしまいますからね。


 この言葉、どうして何となく後ろめたさを伴うのでしょうか?


 では、程度を表す言葉を見てみましょう。


レベル1:極上−−−全てが思い通りと言った状態。

レベル2:上々−−−望んだ結果になった状態。

レベル3:まずまず−−−満足はしていないが、それ程ひどい状態でもない。

レベル4:そこそこ−−−少ないが許される、納得は出来ないが結果オーライになっている状態と言ったところでしょうか?


 ところで、「そこそこ」と言う言葉が口から飛び出てしまうのはどうしてなのでしょうか?


・そもそも目標がないから?
・適当に目標を決めているから?
・高すぎる目標だったから?
・やり方が分からなかったから?
・やり方が不味かったから?
・自分の都合通りには進まない面があるから?
・誰がやっても同じような結果になるから?
・「仕方ないね」と周りから許されるから?
・何も出来なかった訳ではないから?


まあ、こんなところではないでしょうか?


 以上は、日常生活に限らず、仕事でもよく出くわす会話ではありませんか?


 「◎◎は、どうなったかい?」


 「●●することで、△△に到達できました。」


 「それはよかった。でも、もう少し頑張れたのでは?」


 「いえ、とんでもありません。精一杯やった結果ですよ。これ以上は誰がやっても無理です!」


 「そうかい?じゃあしょうがないな。でも、そこそこで満足して貰っては困るからな。分かっているよな。」


 「はい、勿論です。」


 こんな場面があなたのところでもきっとあるのではないでしょうか?


 では、この話の問題点は何でしょうか?

(以下に続く)
-----------------------------------------─
 コストダウンセミナー【大阪】:募集中!

日時:   2月5日(金) 10:00−16:30
場所:   エル・おおさか 7F 701
テーマ名: 化学原料のコストダウン戦略とそのノウハウ


 お待ちかねの


【【【【【 大阪 】】】】】


での開催です。


 下記をクリックして、『このセミナーに参加したら何を手に入れることが出来るのか?』をご確認ください。


http://www.rdsc.co.jp/seminar/100206.html


 尚、弊社経由でお申込みされる場合は、講師割引特典により49,980
円(2名様まで可能)のところが24,990円(1名様でのご参加限定ですが)になります。

 下記をクリックして表示されるフォームに必要事項をご記入の上弊社宛に
ご連絡ください。

http://www.ip-labo.jp/article/13183391.html 

-----------------------------------------
(続きです)

 一言で言うと、お互いの甘えです。


 全てが感覚的で定性的なのです。


 これの元になっている心の中を覗いて見ると、


1)上司:「仕事を任せているのだからキチンとやってくれよ。俺を頼るんじゃない!」


2)部下:「権限は無いのだから全責任を取ることはできっこない。戦術の範囲でやるだけだ!」


と言う心理状態ではないでしょうか?


 これを乗り越える策は、


●上司が歩み寄る
●部下が上司並みに仕事を奪っていく
●お互いが助け合う


しかありません。


 結局、第3の策になるのではないでしょうか?


*上司はサボらず戦略にきちんと取組む
*部下は戦術内でベストを尽くす
*戦略と戦術について両者で知恵を出し合う


と言う訳ですね。


 では、最後です。


 化学原料のコストダウンの場合、どんなことが最も求められているのでしょうか?


 最も重要なことは何だと思います?


 それは、


『そこそこのコストダウンなんて言っていては話にならん!』


と言う誇りではないでしょうか?


 あなたの周囲で、このマインドを風土として根付かせる必要があります。


 何故なら、この部分を疎かにすると、アリの一穴のように利益創出のエネルギーが萎んでしまうからです。


 この執念こそがコストダウンの根っこなのです。

 

 以上、今回の結論は【そこそこ】でした。


 では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の40回目、です。

---------------------------------------------
編集後記)

 記念すべき2010年代が始まったと思っていたらもう成人式も過ぎました。それにしても最近の寒さと豪雪は尋常ではないですね。温暖化に慣れてしまった私には骨身にしみるものがあります。恐竜の気持ちが分かるような・・・。


 さて、今回は、これ↓です。

後鉄人28号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 私は誰でしょう?

 

 これ↓なら分かりますよね。

前鉄人28号

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 




 1月17日で阪神・淡路大震災から丸15年となります。神戸市長田区の復興の起爆剤として誕生しました。


 心の復興は殆ど凍りついたままでしょうが、外見上でもまだまだ道半ばです。二度と同じ辛い経験を繰り返さないことをひたすら願いたいものです。


 黙祷!!!!!!!!!!!!

-------------------------------------------



トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Profile
塩梅マン
化学原料に限定した購買コンサルタントです。化学原料コストダウン研究所の所長です。輸入価格を知った上で購買するのが合理的購買の原点であると信じております。このノウハウで私は475億円のコストダウン実績を挙げました。これを日本中に普及させることを目指しております。私の究極の使命は日本が本当の意味で国際競争力を強化することです。コストダウン、開発購買などの成果を多くの方が実感されるのを願っております。