見積もりは大変ですが・・・
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輸入価格(2)
【見積もりは大変ですが・・・】
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こんにちは、塩梅マンです。
前回は、【いくらで買うのか?】の31回目でした。
国際的な適正価格の指標である輸入価格についての第1回目でした。「輸入価格とはそもそも何なのか?」、そして、「輸入価格が持つ意味」を2つ取り上げました。
1)厳然たるデータに基づいた確かな価格である
2)荷揚げした時の価格である
でしたね。
さて、今日は、【いくらで買うのか?】の32回目です。輸入価格が持つ意味についての続きです。
今日の結論は、【見積もりは大変ですが・・・】です。
3つ目は下記になります。
3)日本国内限定ではない国際的に通用している価格
あなたも薄々感じていると思いますが、内外価格差と言うのが化学原料にもあります。
この内外価格差を検証することは価格情報が少ない私たちには容易なことではありませんが、化学原料でもこれは厳然としてあると思っています。
ですから、日本国内のメーカーが使う言葉の1つに、「輸出特価」と言うのがあります。
これは、日本国内の常識的な価格で輸出をしたのでは買い手が付かないと知っているからこその言葉です。ですから、輸出する場合の価格は一般的に安くしないとビジネスにならないです。
逆に言うと、日本国内価格よりも海外の常識的な価格は安価であると言うことになりますね。
経験上、あなたは日本国内では通用する相当な金銭感覚を身につけられておられると思いますが、残念ながら国際価格の感覚は殆どないのではないでしょうか?
これが第3の意味です。
即ち、国際的に通用している価格を知ることになると言う意味です。
4)見積もりをしないでも獲得できる価格を知ることができる
次は、これです。
上述してきたように、何となく「海外メーカーと直取引できたら現状よりも安価に購買できるのではないかな?」と感じられているでしょうが、いざ本気でやろうとすると厄介なことが待ち受けているのです。
それは、勝算がないのに海外に向けてコンタクトしていくことの非効率性です。日本国内であれば電話1つでできてしまうことが海外ではそうは行きません。
即ち、1回のコンタクトで直ぐに見積もりを出して貰えることは滅多にありません。相手は「本気で購買する気があるのか?」を確かめるまでは答えて貰えないのです。又、仮に見積もりを貰えても本気で出してくれたかどうかも判断できません。第1、見積もりする原料自体を先方に正確に伝えるだけでも面倒なことではありませんね。
ですから、見積もりと言う実際の行動を起さないでも獲得できる価格を知れたら非常にありがたいのです。
何故なら、その価格から勝算がある原料なのかどうかを見極めれば良いのですから。
(以下に続く)
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(続きです)
そして、最後はこれです。
5)どこから輸入できるのかを事前に読める
日本国内で新しい購買先を見つけるのはそんなに難しいことではありませんが、海外ではそもそも相手が誰なのかすら容易に知ることはできにくいものです。
しかし、輸入価格が分かれば、この問題もかなりの確度で乗り越えることができます。
即ち、輸入されている実績があると言うことは、その国に所在するメーカーからなら購買が可能だと見込める訳です。
仮に、その国にメーカーが1社しかなければ、ズバリ、その会社から購買すればよいと直ぐに分かります。数社の場合であってもぐっと読みやすくなっているはずです。
要するに、直取引する相手を比較的簡単に見つけ出すことができると言う意味です。
さて、では次に、輸入価格の活用の仕方を考えて見ましょう。果たしてどのように活用できるのでしょうか?
と核心に近づいて来ましたが、ここからは次回に解説しましょう。
今日の結論は、【見積もりは大変ですが・・・】でした。
では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の33回目、です。
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編集後記)
関西はここのところ雨らしい雨から遠ざかってすっかり乾き切っているところですが、秋と言うのは天気が続いて気持ちがいいですね。アウトドア派の私には待望の季節です。
さて、今回は、これ↓です。
家から2キロばかりのところにある散歩コースの貯水場のお友達。
ポンポンと手を叩くと水面上にヒョッコリと頭を突き出してこちらの様子を伺うのが沢山います。
が、中には、すごく好奇心旺盛なのが・・・。
斜めになったコンクリート縁をノッシノッシと3メートル程よじ登って、私の直ぐそばまで来てくれます。そんな一匹です。
「こちらにおいで」のテレパシーが通じてしまったのですかね?
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