2009年09月15日

輸入価格(1) 適正価格の指標

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               輸入価格(1)

             【適正価格の指標】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の30回目でした。

 価格の虚像と実像について考えてみました。適正価格を実像と捉えることで思考を停止させないようにしましょうと強調しました。


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の31回目です。国際的な適正価格の指標である輸入価格について考えて見ます。


 今日の結論は、【適正価格の指標】です。


 では、先ず初めに、「輸入価格とはそもそも何なのか?」を説明しましょう。


 それは、世界中から日本に輸出されている商品の輸入データ実績から算出される価格のことで、輸出国毎の年月単位でのCIF単価(円/kg)で表されるものです。


 この大元になっているデータは、貿易時に必須の書類であるインボイスから来ており、世界共通の貿易実績を示しています。日本では財務省貿易統計NACCSの中の輸入データです。


 例えば、●●と言う輸入統計番号の化学原料類が、輸出国▼▼から▲年▲月に荷揚港■■に、輸入量**kg、輸入価額CIF○○円で輸入されている、と言った調子になります。


 従って、輸入価額を輸入量で割り算すれば、輸入価格CIF◎◎円/kgであったと分かりますね。


 そうなのです。


 データに基づいて、原料の輸入価格を知ることができるのです。


 では、どこに行けばNACCSのデータを見ることができるのでしょうか?


 至って簡単です。


 インターネット上に常時公開されています。


 要するに、机に座ったままで、いつでも輸入価格を知ることができるのです。


 では、この輸入価格は一体どんな意味を持っているのか考えて見ましょう。


1)厳然たるデータに基づいた確かな価格

 先ず第一に持っている意味はこれです。


 化学原料を購買する場合、売り手から提供される見積とは別に、買い手独自に「あるべき価格」を持っていたいものですが、残念ながら、殆どの原料は価格が分かりませんね。


 そこで、あなたはどのような対策を講じていますでしょうか?

(以下に続く)
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(続きです)

 あなたは、多分、対策として下記のような努力をされているのではありませんか?


A)定価表から得る価格情報
B)書籍で公開されている価格情報
C)業界新聞・雑誌などで報道されている価格情報
D)取引先から教えて貰う価格情報
E)取引先の競合会社から教えて貰う価格情報
F)同業者から教えて貰う価格情報
G)親しい友人から教えて貰う価格情報
H)特定の調査会社に調査させた価格情報


 そして、


I)見積と相見積


となります。


 しかし、これらは情報発信者の思惑が含まれた価格情報でしかありませんし、殆どは売り手から意識的に提供されているのです。


 そう言う著しく制限された環境の下で、輸入価格はいかがでしょうか?


 確かに売り手の恣意は少し反映されていますが、売買の下で合意された価格に裏付けされた確かさは類を見ないものであることに気付かれたことと思います。


 全く、その通りで、これが最も大きな輸入価格の意味になります。


2)荷揚げした時の価格


 次に、これが挙げられます。


 スッピンの価格と言うことです。


 即ち、上陸時の価格が分かれば、その他費用(関税・通関費用・消費税・国内運賃など)がどの程度掛かるものかを加味して、直取引で実現できる購買価格を計算できますね。


 一方、海外からの化学原料を購買する場合、殆ど日本の商社を経由していることと思います。(最近では海外メーカーの日本事務所を通じていることも少し増えてきたかも知れません。)


 この間接取引の場合、「商社マージンがいくらなのか?」サッパリ分からないのでありませんか?


 正直言ってここは完全なブラックボックスなのです。


 と言うことで、直取引と商社経由との価格比較ができると言う意味があります。


 今日の結論は【適正価格の指標】でした。

 

 では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の32回目、です。この続きをやることにしましょう。

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編集後記)

 あっという間に爽やかな秋が来たようで、冷房が要らない数日を楽しんでいます。夏バテする時間もないほど短い今夏だったような気がしませんか?


 さて、今回は、これ↓です。

これは線香花火か

 

 

 

 

 

 

 

 

   

黄色の線香花火のような部分はまだしも、後ろ側にある白い大きなところは一体何なのでしょうか?


 黄色部分が実像、白い部分は虚像なのでしょうね。花の名前は分かりませんが・・・。

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コメント一覧

1. Posted by 森本   2009年09月26日 22:29
ご無沙汰しております。ネットワーク会でお世話になっております森本です。
またまた花の名前ですね。
どうやら、これはコンロンカ(崑崙花)のようです。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/konronka.html
このサイトから追跡すると早いです。
http://ksbookshelf.com/DW/Flower/
花の特徴(色、形)で絞り込めますので・・・ご参考まで。
2. Posted by 森本さまへ   2009年09月28日 14:11
森本さまへ

またまた教えていただきありがとうございました。やはり相当に特殊な花のようですね。

以後は、ご紹介いただいた図鑑を活用します。

では、いつの日にか東京でお会い出来るのを楽しみにしております。

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Profile
塩梅マン
化学原料に限定した購買コンサルタントです。化学原料コストダウン研究所の所長です。輸入価格を知った上で購買するのが合理的購買の原点であると信じております。このノウハウで私は475億円のコストダウン実績を挙げました。これを日本中に普及させることを目指しております。私の究極の使命は日本が本当の意味で国際競争力を強化することです。コストダウン、開発購買などの成果を多くの方が実感されるのを願っております。