急がば回れ
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急がば回れ
【苦あれば、楽あり】
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こんにちは、塩梅マンです。
前回は、【どこから買うのか?】の6回目でした。意外にも、購買先を決めているのは売り手だと言う驚くべき事実に驚かされませんでしたか?
さて、今日は、まだしつこく、【どこから買うのか?】の7回目です。
結論は、【急がば回れ】、です。
あなたは、【どこから買うのか?】を考える時、どうやって情報を集めますか?
取引先の候補を見つけ出すのにどんなやり方をしていますか?
1つ目のやり方は、「●●●の化学商品」とか「●●●インデックス」と言ったような購買担当者向けの書籍を使うのではありませんか?
化学物質名から索引を調べて、該当ページを探し当てて、中に書かれているメーカー名が頼りになりますよね。時には輸入先や輸入商社などが書かれていたりもします。これは重宝しますね。
又、商品名から化学物質名を調べて、それからメーカー名も知るとか。
2つ目は専門雑誌などに時々載っている記事や広告を探し出して見るのもありますね。これは研究開発者がよくやることです。
でも、もっと簡単な方法があるのをご存知でしょうか?きっとあなたもやっていることです。
それは、
出入している取引先や商社に相談するやり方です。
「●●のメーカーを探しているんですが、ご存知ありませんか?」とか、「●●のメーカーを探してくれませんか?」とか、「●●のメーカーを探してきてくれたらあなたも加えてあげますよ」、などなど・・・。
これは非常に便利です。あなたも重宝されているのではありませんか?これならあなたは殆ど何もする必要はありませんからね。
しかし、私はこのやり方をお奨めしません。私はこのやり方を封じていました。
理由はお分かりですか?
それは商権と言う見えないシガラミを作ってしまうからです。
即ち、相談した瞬間から、相談した相手が売買の間に関与してくるからです。
最終的に新しいメーカーとの取引が始まった時に、相談した相手は既に除外できなくなってしまうからです。
直取引ではなく、間接取引になってしまいます。
何から何まで全部、間接取引は不味いとは言っていません。
ですが、直取引の多くのメリットがなくなってしまうのは勿体無いと思うからです。
その場の利便性から仲介業者と言うのはありがたい存在なのですが、対象にしている原料の購買がなくなるまで何十年と言う長い間マージンを抜き取られ続けてしまうのですよ。
情報が間接的にしか伝わらず、メーカーとの間に、痒いところに手が届くような信頼関係が築けなくなってしまうのです。
最初は、あなたにとって価値のある存在であったのでしょうが、その後はどんな価値を提供して貰えますか?
ここが仲介業者の存在意義が問われるところです。
他の誰にも肩代わりできないような価値を提供し続けて貰えるでしょうか?
しかし、現実は、残念ながら、その後の価値は実質的には殆どない場合が多いのではないでしょうか?
それだったら、最初にあなたが楽をすることを謹んで、後の楽しみのために始めだけは苦労すると言う仕事の進め方の方が会社のためになるのではありませんか?
結論は、【急がば回れ】、でした。
では、今日はここまで。
次回は、【どこから買うのか?】の8回目、です。やっと最後になるはずです。
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編集後記)
瞬く間に、春、真っ盛りになってきました。若葉が目一杯溢れています。ちょっとすれば汗ばむ陽気になってきましたね。ゴールデンウイークの計画は立てましたか?
さて、今回は、【これでも桜か?】、です。
散歩中に出くわした珍しそうなのを2枚。
1つ目は、1本の桜の木なのに色は赤と白が混在しているもの。しだれの八重。「弁慶桜」と言うのでは?
2つ目は、なっ、なんと、みどりの花びら。見たことありますか?
新しものがり屋の私には嬉しくてたまらない出来事でした。ウキウキしますね。はい。
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