どうしてそんなに驚いた?
前回は、原料部へ着任して最初にびっくりしたことは何だったか?を書きました。自分の買っている原料が品名でしか認識されていない現実を見てしまったことでした。
では、品名が化学物質名でなく、品名でしかなかったことに何故こんなにまで仰天してしまったのでしょうか?
**************
物を買う時にあなたはどんなアプローチをしますか?
事前にいろいろの情報を収集しておいてからお目当てのところに行きますか?それとも適当なところに丸裸で出かけて行きますか?
私生活での私は、もっぱら後者のスタイルで、単純に欲しいと思ったものをレジに持っていくだけです。家の購入を決めた時も、車の乗り換えの時もそうでした。いくつか適当に相手のところに飛び込んで行って、見積もりもそこそこにして意思決定しました。やることは買うもののグレードを選択するだけです。
その時の判断材料もほとんどありませんでした。
冷静に振り返ってみると、実におおらかと言うか、無知と言うか、馬鹿丸出しでした。O型の典型みたいな極楽トンボでした。
今、このブログを読まれているあなたが会社で購買のお仕事をされている方と言う前提で書いています。
個人ならともかくですが、会社の仕事ならこれだけはやってはいけません。無手勝流では仕事になりません。
あなたの会社では事前の情報を持たずに購買するスタイルはきっとないだろうと思いますが。同僚も上司もこんなスタイルは許さないですよね。
以上が、何故驚いてしまったかの理由でした。
要するに、購買している原料自体が何なのかを認識できていないんですよ。
んーん、これって仕事かい???
物の売り買いを戦争に例えるのは単純すぎるのかも知れませんが、「他人を知り、己を知れば百戦危うからず」なのは確かです。
品名は単なる品名でしかないとは、己を知らないと言っているのではないか?
ある原料を購買する必要が発生した時、当然のように見積もりを出させることになるだろうが、受け取った見積書の内容をどう判断できるのか?
価格の交渉をする時、何が出来るのか?
最も肝心な価格の適否の判断材料はしているのか?部内でこのこと自体の議論がされているのか?
ってなことが頭の中を駆け巡ってしまったのでした。
では、今回はここまで。
1)あなたのところでは、「品名」はどうなっていますか?
2)購買している原料が一体何なのかを何分ぐらい話し続けることができますか?
3)担当していない同僚や上司でも何を買っているのかを直ぐ分かるようになっていますか?
コメントやトラックバックをお待ちしています。
編集後記)・・・今回から始まりです!
暑中見舞い、申し上げます。
梅雨も開けて夏の真っ盛りですが、雨にも嵐にも負けずに6:30〜7:30のあいだ散歩に精を出しています。片足各1.2kgの重たい靴を履いて毎朝汗だくになりますが、散歩中の思わない出来事(動物・植物・人との会話など・・・)を楽しみにしています。今回はこの写真をお届けします。
この九ちゃん、得意技は、「アンニョンハセヨ」。韓流は人間だけではなかったんですね。私は「コンニチワ」って話しかけるだけなんですがね。私よりもはるかに頭が良いようです。完全に負けました。