2012年06月
戦略作成のための質問集(1):構造・役割・責任権限
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戦略作成のための質問集(1)
【構造・役割・責任権限】
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こんにちは、塩梅マンです。
前回は、【どうやって戦略を作るか?】を考えてみました。
実際に考えて行くための手掛かりとして3つのやり方があることを紹介しました。
さて、今回は、【戦略作成のための質問集(1)】です。
これから連載して行く内容は、書かれている内容の1つ1つに対してあなたが答えて行くことで戦略を積み上げて行くためのものです。
即ち、膨大な戦略要素の1つずつについて、
A)●●だから戦略としてYESを選択する
B)●●だから戦略としてYESともNOとも決めかねる。●●を判断基準にして都度戦略として好ましい方を選択する
C)●●だから戦略としてNOを選択する
のどれかを決めて行けば良いのです。
尚、●●部分はあなたの会社と同僚たちの特性を踏まえながらも『将来を睨んでジックリと考えること』が肝要です。
では、始めますよ。
1)購買のための専属組織になっていますか?
(それとも他業務と兼務?)
2)全社的な購買の一元管理をしていますか?
(それとも個別に分散?)
3)国内生産向け購買と海外工場向け購買を統合していますか?
(それとも分割?)
4)ソーシングと受発注業務を分業していますか?
(それとも兼業?)
5)購買組織内でラインと管理スタッフを分業していますか?
(それとも兼業?)
6)市況の主原料と非市況の副原料を分業していますか?
(それとも兼業?)
7)購買業務を自社だけで実行していますか?
(それとも一部アウトソーシング?)
8)購買するものには設備を含んでいますか?
(それともそれは他部門?)
9)購買するものには原料・資材だけですか?
10)購買するものにはIT関係を含んでいますか?
(それともそれは他部門?)
11)購買するものには間接材・事務用品・ノベルティなどを含んで
いますか?(それともそれは他部門?)
以下に続く)
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(この下続き)
12)購買戦略の立案が購買の役割として求められていますか?
(それともそれは他部門?)
13)発注は購買が行なうことになっていますか?
(それともそれは他部門?)
14)事業部横断的な購買の全体最適化をする役割を担っていますか?
(それともそれは他部門?)
15)購買の最優先すべき役割は安定品質確保ですか?
16)購買の最優先すべき役割はコストダウンですか?
17)購買の最優先すべき役割は安定供給の確保ですか?
18)購買の最優先すべき役割は取引先の管理ですか?
19)開発購買は購買の役割になっていますか?
(それともそれは他部門?)
20)購買組織の人数は平均的水準ですか?
(それとも重装備?省人?)
21)購買への越権行為は禁止されていますか?
(それとも横槍可能?)
22)購買が他部門に対してリーダーシップを握っていますか?
(それともそれは他部門?)
23)取引先選定権は購買にありますか?
(それともそれは他部門?)
24)価格交渉権は購買だけが行使していますか?
(それともそれは他部門でも実施?)
25)互恵購買と言う構造で購買が制約を受けていますか?
26)購買仕様書決定権は購買が持っていますか?
(それともそれは他部門?)
27)スペック決定権は購買が持っていますか?
(それともそれは他部門?)
28)品質保証の役割は購買が持っていますか?
(それともそれは他部門?)
今後もこのような沢山の質問になりますので、エクセルシートで検討して行くと便利かも知れませんね。
今回は、特に、購買組織の構造・役割・責任権限などに焦点を合わせた質問でした。
では、今回はここまで。
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編集後記)
梅雨の真っ只中ですが沖縄では開けたんだそうですね。3週間したらいよいよ夏本番です。こちらでは関西電力からの使用制限がそろそろ気掛かりになってきました。昨夏の関東の皆さんの頑張りには頭が下がりました。今度はこちらの番ですかね?
さて、今回は、これ↓。
らしく、アジサイです。
花弁の色がちょっと珍しいかな?
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どうやって作るか?
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購買戦略(どうやって作るか?)
【どれにしますか?】
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こんにちは、塩梅マンです。
前回は、【戦略を持たない購買戦略、そんなのあり?】について考えました。
この選択をすることももちろん原理的に可能で、その方が無難にこなせると言う面もありますね。
しかし、存在していたことの足跡を残せないそんな寂しい姿にはなりたくないですよね。
さて、今回は、【どうやって戦略を作るか?】を考えましょう。
今回の結論は、【どれにしますか?】です。
過去、5回に亙って購買戦略について触れてきました。
1)戦略とは?
2)何故、戦略を戦術と厳密に線引きしなければならないのか?
3)あるべき購買の姿から現状を見つめ直す
4)戦略の基本部分
5)戦略を持たない購買戦略
と言うことで、「うーん、結構、購買戦略と言うのは中々難しいものなんだな」と思われたかも知れませんね。
しかし、それで金縛りになってしまっていては一歩も踏み出せません。
じゃあ、一体どうすればいいのでしょうか?
購買戦略をどうやって考えて行ったらよいのかを考えることにしましょう。
私は、そこで3つのやり方があるのではないかと思っています。
先ず、1つ目は、
以下に続く)
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詳しくは下記のリンクをクリックしてご参照ください。
http://www.j-techno.co.jp/test/index.cgi?mode=sem&unit=2012070201
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(この下続き)
先ず、1つ目は、
『あるべき購買の姿から考える』ではないでしょうか?
いつもの常套手段ですね。
あるべき購買の姿から逆算して、現状にどんな課題があるかを冷静に探し出すやり方です。
2つ目は、
『現状の暗黙になっている前提を意識的に否定して見る』です。
前提条件を全て書き出して、1つずつ否定して吟味してみることです。
3つ目は、
『今後、このブログで示すヒントを機械的に利用してどうするかを考える』です。
ただ、1つ目の方法では、肝心のあるべき購買の姿が的確に作れないと前に進めません。従って、ここに難点があるのではないでしょうかね?
2つ目では、白紙の上に全て書き出すと言うところが面倒くさいし、見えない部分を漏れなく引っ張り出せたかが心配になるかも知れません。
と言うことで、
あなたがどのようなやり方をするかは全く自由ですが、もしよかったら3つ目を事務的に利用される事をお奨めしますね。
では、今回はここまで。今回の結論は【どれにしますか?】でした。
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編集後記)
今日から6月になりました。早いもので2012年もかれこれ半年近くになってきましたね。本格的な夏が来る前の準備、それは一年分の水を貯め込む季節です。来たるべき長雨にも感謝することにしましょう。
さて、今回は、これ↓。
フリーセアと言うそうな。
元々は熱帯性で、パイナップル科。
道理で恰好がソックリです。
何と言ってもこの色とりどりの鮮やかさには目を奪われてしまいそうです。はい!
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