それでいい？

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　　　　　　　　　　　　　購買戦略（持たない戦略）

　　　　　　　　　　　　 　　【それでいい？】

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　こんにちは、塩梅マンです。

　前回は、【戦略の基本部分】について概説しました。

●強者と弱者の戦略を間違って選択しないこと
●横並びは戦略ではない
●戦略は無限の組合せの中から決めるもの
●成功する戦略と失敗する戦略

と言う風に見て行き、最後に、成功しなければ戦略とは言えないと結びました。戦略が備えていなければならないことなど少し感じが掴めて来ましたか？

　さて、今回は、【戦略を持たない購買戦略】について考えて見ましょう。結論は【それでいい？】です。

　今まで、戦略は持つべきものとの前提で話を展開してきました。

　ところが、意表をついて、【●●しないのが俺の●●だ！】と言うのに出くわしたことはありませんか？

　そこで、『戦略を持たない購買戦略』を考えて見たいと思います。

　論理的には十分考えられますよね。

　では、戦略を持たない購買戦略、とは一体何を意味しているのでしょうか？

　戦略を持たないことのメリットとデメリットをリストアップしてみます。

（メリット）

１）購買戦略そのものをうんうん言いながら悩んで作る必要がない
２）購買戦略に掛ける時間を省略できる
３）購買戦略から必要となる新たな購買戦術を実行しなくて済む
４）やり慣れた部下の仕事振りを掻き回すことが少ないので反感を買わない
５）購買戦略に伴い発生する新たな社内調整をしなくて済む
６）新たな購買戦略によるリスクを回避することができる
などなど

（デメリット）

Ａ）購買戦略作りで苦労しなければならない
Ｂ）結構な時間を購買戦略に当てる必要がある
Ｃ）新たな購買戦術を部下が取り込めない心配がある
Ｄ）実務を担当する部下からの抵抗を受ける
Ｅ）余計な社内調整が増える
Ｆ）新たな購買戦略を作ることでリスク増大の危険性がある

　さてさて、これは一体どうなっているのでしょうか？

以下に続く）
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（この下続き）

　さてさて、これは一体どうなっているのでしょうか？

　要するに、

戦略を持たない購買戦略、とは、

現状の購買構造を是認することであり、現状を大きく変えるエネルギーを削ぐものであると言う関係になっていますね。

　現状の購買構造を何とか変えたいと思う熱い思いが実は購買戦略の源泉であると言えるのではないでしょうか？

　まあ、数年間程度の期間限定された任務であることが多い購買責任者の立場と購買業務を粛々と全うしようと言うスタンスであれば、購買戦略は全く必要がない！

となってしまうのかも？

　どうやらこの辺りに、日本の購買には戦略がなく戦術ばかりに頼っていると言う批判の元があるような気がしてなりませんが、そう思うのは私だけでしょうか？

　しかし、これでは折角購買責任者を勤めた足跡は残らずいかにも寂しいことではないでしょうか？

　あなたの上司さんには絶対そうなって欲しくないですよね。

　あっ、最後に一言。

　購買戦略はあなたの上司が本来やるべき最も重要な仕事です。だから今のあなたには正直言って役に立ちません。

　だから、あなたが将来ボスになったつもりで、いやいや、社長になったつもりでこのテーマには取り組んで欲しいと思います。

　では、今回はここまで。今回の結論は【それでいい？】でした。

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編集後記）

　気がついてみると相当遅れていた桜前線もあっと言う間に過ぎ去ってゴールデンウイークに突入してしまいましたね。熱いぐらいの毎日が続いていますがこの夏は暑くなるのでしょうかね？

　さて、今回は、これ↓。

　美ら海水族館の近くで見かけた親子。

　実に微笑ましい！

　1980年頃に沖縄本島北部だけに生息している新種と判った鳥だそうで、国の天然記念物に指定された、

飛べない鳥　ヤンバルクイナ

　ブーゲンビリアをまとっているので沖縄の香りが充満しています。

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