2011年12月
誰がやる
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購買戦略(戦略とは)
【誰がやる】
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こんにちは、塩梅マンです。
前回は、【誰が教育するのか?】について概説しました。
あなたは上司を99%越えられないと言う重い現実を考えると、上司の購買能力があなたにとっても決定的に重要と言う当然の結論になります。しかし、だからと言って諦めないでください。あなたは残りの1%に掛ければいいのですよ。
さて、今回は、いよいよ本丸の【購買戦略】についての初回です。先ずは手始めとして、大前提になる戦略の定義について考えることにします。
結論は、【誰がやる】です。
色んな場面で格好良く戦略と言う言葉が飛び交っていますが、よっとしたら戦略の定義が曖昧になっていませんでしょうか?
意外と分かったような、分からないようなで、実は、意外と難しかったりするのですが。。。
では、今から10個の場面を挙げて見ましょう。下記のような上司の叱咤激励を読んで、戦略と思われたら○を、戦略ではないと思われたら×を付けてみてください。
1)「おーい、みんな。明後日は購買戦略についての会議を開くからみんな考えて来るように。。。」
2)「君、その原料のコストダウンをするのにそんな戦略では勝ち目がないだろうが・・・?もっとよく考えろよ!」
3)「価格交渉前にはしっかりと戦略を練るんだぞ!裸じゃ交渉にならないぞ」
4)「戦術に溺れるな、戦略を重視しろ!」
5)「来年度の計画はしっかりと戦略的に作ってくれよな。いいね!」
6)「そりゃそうだろう、現場を詳しく知らないとなかなか戦略なんて思いつくもんじゃないぞ!」
7)「取引先とは上層部同士で話をしておいたから、しっかり戦略を立てて値引きを引き出すんだぞ!」
8)「俺ならいつも戦略を立ててからお客さんに会うことにするんだが、最近の若い連中ったら一体何をやっているんだ?」
9)「何で俺が戦略を考えなきゃいけないんだ!」
10)「部下の一人一人に戦略の勉強をさせなければ不味いなあと最近思っているんですよ。」
では、採点をしてみてください。
以下に続く)
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(この下続き)
○はいくつありましたか?
実は、殆どの人が戦略の定義で混乱しているのです。
凄い著名人、評論家、学者、世界的に有名なコンサルタントとかでも間違っていることが結構多いのです。
戦略と言うのをまるで形容詞のような感覚で使ってしまっていないでしょうか?
時間が掛かるから戦略だ
難しいことだから戦略だ
総合的なものだから戦略だ
ころころ変わらないから戦略だ
レベルが高い話だから戦略だ
誰も思いつかないことだから戦略だ
あの超有名な大企業が言っているから戦略だ
などなど。
さて、一体、戦略とは一言で言うと何なのでしょうか?
それは、ズバリ、
【ボスがやること】
です。
もっと詳しく世の中に蔓延している間違いを知りたい方は竹田陽一先生の書籍をお読みいただければ芯から納得できると思います。
では、前述した10個をこの視点からもう一度確認してみてください。
そうなんです。
上の10個の例は、全て、戦略ではありません。
ではこれらの戦略とは一体何と言うべきだったのでしょうか?
実は、ことごとく戦術と言うべきだったのです。
因みに、戦術と言うのは【兵隊がすること】、です。
もう一度、10個を読み直して見てください。全部戦術だったとご理解いただけたことでしょう。
今日からは戦略と言う言葉を間違って使うことはなくなるのではないでしょうか?
でも、こうやっていると質問したくなりませんでしたか?
そうです!
「何故、そんなに厳密に戦略と戦術の線引きをしなければならないのか?一体何の意味があると言うのか?学者さんでもないのに。」
と言う疑問ですね。では次回はその辺りを考えてみましょう。
では、今回はここまで。今回の結論は【誰がやる】でした。
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編集後記)
遂に大波乱の2011年も終わって新しい年を迎える時節となりましたね。2012年が一変して明るい希望の年となることを願っております。キバりましょう!
さて、今回は、これ↓。
ヒイラギンナンテン・チャリティー、セイヨウヒイラギナンテンとも。
匂いを嗅ぎたかったのですが、葉には棘が一杯あって、寄せ付けない迫力。
しかし、ご覧の通りの見事な黄色い花。
噴水のように高々と吹き上げています。
メジロの楽しみにもなっているんだそうです。上から来られたのではトゲも全く無力ですよね。
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