2011年02月
必要な情報とは?
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人材育成と教育(12)
【必要な情報とは?】
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こんにちは、塩梅マンです。
前回は、【あなたは上司を越えられるか?】について書きました。
そして、人並み以上に個人能力や組織能力を高めるには何が重要であるかを考えてみました。
今回は、『原料の製法に関する調査・理解力』について考えてみたいと思います。
今日の結論は【必要な情報とは?】です。
あなたは、常日頃から、「原料を購買するには現場を知らなければならない」と思っていることでしょう。巷でも「現場を知らないと仕事はできない」とよく言われていますよね。
ここで言う『現場を知る』とはどう言うことを指しているのでしょうか?
情報は多いほど、購買の立場を強める要素があります。
しかし、だからと言って、膨大な量の情報を持とうとするのは効果的ではありません。又、完璧に情報を揃えることなど無理と言うものでしょう。一般則として『買い手は売り手よりも遥かに少ない情報の中で仕事をせざるを得ない』と言うのが現実と言うものです。
では、どの手の情報が最も優先すべきでしょうか?なくてはならない情報とはどんな情報でしょうか?
そうです。
あなたが心の中では感じているが口には出したくないと思っている根本的なことです。
それは、
価格に関係する情報なのですよ。
なぜなら買い手と売り手の利害が対立する唯一の要素だからです。
ですから、1にも、2にも、3にも、4にも、価格に関係する情報を持つことが重要なことなのです。
それ以外の情報は少しでよいのです。それ以外の情報は取引先に聞けば簡単に教えて貰える情報に過ぎません。周辺情報と言うものです。
と言う訳で、今回は『原料の製法に関する調査・理解力』にスポットを当てることにしました。
これがどうして価格に関係するのか?
以下に続く)
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化学原料の購買価格は、もっと下がります!
【化学原料を最安値で購買した5つの成功事例】
コストダウンの宝の山はどこにあるのか?
●あなたは、需要と供給、と言う言葉で言い訳していませんか?
●あなたは、20−30%レベルのコストダウンをしていますか?
●あなたは、円高環境を上手く活用できていますか?
●あなたは、商社に頼んでコストダウンをしようとしていませんか?
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(続きです)
販売価格のベースになっているコストに関する科学的根拠だからです。
因みに、原料の製法から販売価格を見抜くまで突き詰めなければ、『原料の製法に関する調査・理解力』は単なる自己満足の知識に過ぎませんが・・・。
ということで、問題になるのは
1)原料の製法をどうやって知るか?
2)製法からコストをどうやって求めるか?
3)コスト算出に最も影響の大きい、原料の製造に使われる原料(上流原料と
便宜上称します)の単価をどうやって精度よく求めるか?
4)コストから販売価格を精度よく求めるにはどうするか?
などになってきます。
3)4)は非常に大きなテーマなので別の機会に解説することにして、今日は特に、比較的易しい1)2)について考えて見ます。
ここで、質問があります。
あなたは、『原料の製法をどうやって知りますか?』
あなたの上司は、『原料の製法をどうやったら知ることができる』とあなたにアドバイスしてくれていますか?
次の質問です。
あなたは、『製法からコストをどうやって求めますか?』
あなたの上司は、『製法からコストを求めるやり方』をあなたにアドバイスしてくれていますか?
と言う風に考えてくると、結局は、
1)あなたに求められている能力は何か?
2)どうやってこの能力を修得していくか?
3)どうやれば組織全体として実現させられるのか?
3)この能力のない組織であった場合どうやってこの機能を補完させることができるか?
など、あなたに求められている行動が少し見えて来ませんでしょうか?
以上、結論は、【必要な情報とは?】でした。
では、今回はここまで。次回は、【人材育成と教育】の13回目です。
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編集後記)
三寒四温、春一番、黄砂、杉花粉など、ヒタヒタと春が近づいていることを感じさせられるようになりましたね。寒暖に振り回される時節柄ですので風邪を引かずに4月を迎えたいものです。
さて、今回は、これ↓。
明石の地にも何年ぶりかの雪化粧があり、こんな造作に出くわしました。前日の芸術作品が夜を無事に越せてともかくホッとした気分になります。
昔の定番と言えば雪だるまに決まっていたのを思い出しますが、今回はちょっと無理だったようです。
少ないながらも上手く作るもんですね。子供の創造力には感心させられます。
それにしてもさぞや手が冷たかったのでは?うー寒っ!
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上司を越えられるか?
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人材育成と教育(11)
【上司を越えられるか?】
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こんにちは、塩梅マンです。
前回は、【原料の化学名に関する調査力(英名含む)】について解説しました。
3つの選択肢の中であなたに相応しいやり方は決まりましたでしょうか?
今回は、少し趣を変えて『上司を越えられるか?』について書いてみます。
【青は、藍より出でて、藍より青し】
あなたはこの言葉をどのように受け止められますか?
今まで、10回に亙って人材育成と教育に関して書いてきましたが、あなたの能力を高めるにはいくつかの方向があります。あなたの所属している組織の能力を高めるにも色々な方法があるでしょう。
そんな中で、民間企業で最も頻繁に言われているのが『ON THE JOB』ですよね。
身を持って1つずつ手本を示しながらマンツーマンで教え込んで行くやり方です。正に山本五十六の言葉通りです。
しかし、これでよいのでしょうか?
最も効果的な方法はこれだと言われ続けていますが本当に大丈夫なのでしょうか?
この場合、重要な点は次のようなことにあるのではないでしょうか?
1)教える人はあなたよりも優れていなければならない?
2)あなたが教え貰らえる能力としてどんなものを所有しているのだろうか?
3)あなたを教えることができる人が果たしているのだろうか?
4)あなたが教わったことが確実に次世代に伝わる仕掛けがあるのだろうか?
5)あなたは教えてくれる人よりも有能になれるのだろうか?
6)そう言う教育で組織の能力を現状維持ではなく継続的に向上していくこと
ができるのだろうか?
この件で私の考えを敢えて1つだけ言うとすれば、
以下に続く)
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化学原料の購買価格は、もっと下がります!
【化学原料を最安値で購買した5つの成功事例】
コストダウンの宝の山はどこにあるのか?
●あなたは、需要と供給、と言う言葉で言い訳していませんか?
●あなたは、20-30%レベルのコストダウンをしていますか?
●あなたは、円高環境を上手く活用できていますか?
●あなたは、商社に頼んでコストダウンをしようとしていませんか?
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(続きです)
『上記の諺が実現できるのはおそらく10%もなくて、1%程度しかないかもしれない』と言うことです。
即ち、あなたがオオバケできるのは極めて稀なケースであって、殆どの場合、最高でも教えて貰える人の能力までであると言うことです。だからあなたが誰から教わるのかは極めて重要なのです。
このことは、『ON THE JOB』に頼るのであれば、あなたの周辺にいる教えて貰える人が標準よりもずば抜けていないと並みの人を作り出すだけに過ぎないと言う結果に繋がってしまいます。
あなたの、又、あなたの所属している組織の購買能力がどんどん蓄積され、他社並み以上に大きく強化されていく仕組みが求められているのではないでしょうか?今や人並みでは意味がありませんから。
そこで、あなたが何をすべきか原点に立ち返って考えてみてはいかがでしょうか?結局、広く社外を含めて学ぶに値する相手を上手に選ぶことこそ重要なのではないでしょうか?
以上、結論は、【上司を越えられるか?】でした。
では、今回はここまで。次回は、【人材育成と教育】の12回目です。
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編集後記)
1年に一度も雪が降らないようなこの温暖な明石の地にもついに雪が積もりました。桜の開花が早まるかもしれないと言う予感がします。
さて、今回は、これ↓。
この厳冬の真っ只中にあって、地味にヒッソリと咲くこの花。
6月には実の甘さを味わっているのですが、「一体花芽はいつだったのだろう?」と不思議に思っていました。
影で、この時期に、人に気付かれないような努力をしていたのですね!
あんたはえらい!
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