2010年08月

2010年08月31日

価格についてのレビュー

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             価格についてのレビュー

              【適正価格とは】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の50回目でした。

 購買において競争状態を作り出すことが非常に重要であることを概説し、競争状態を演出するには無意識の内に出来てしまった制約条件に気付いてそれを外すことを考えることだと指摘しました。そのコツは「あなたが楽をしないこと」でしたね。


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の51回目です。24回目から72回目まで購買で最も重要な価格のことを解説してきましたのでこれらを全部集大成して一旦今回で【いくらで買うのか?】については終了にしたいと思います。


 今日の結論は、【適正価格とは】です。


 過去の記事を羅列してみることにしましょう。以下の通りです。


24回目:価格の難しいところ:【絶対的な根拠】
25回目:いったい、どうしようか?:【知りたいこと】
26回目:考えてみてください:【実勢価格をどうやって集めるか?】
27回目:更に考えてみてください:【実勢価格をどうやって集めるか?】
28回目:それは、ありません:【実勢価格をどうやって集めるか?】
29回目:実勢価格・適正価格の正体は?:【実は、適当価格】
30回目:金銭感覚クイズ:【安い順に整列!】
31回目:金銭感覚クイズ:【正解ですね】
32回目:金銭感覚クイズ:【適正価格の基準】
33回目:真剣勝負!:【価格に掛ける時間はどれだけ?】
34回目:忙しい毎日ですね:【優秀な営業マンとは?】
35回目:常識の逆を行く:【超越している優秀な営業マン】
36回目:最も重要なこと:【適正価格を知ること】
37回目:価格が決まるまで:【どこに注目するか?】
38回目:価格が決まるまで:【この2つに注目!】
39回目:キツネと葡萄:【3つの内どれが最重要か?】
40回目:価格情報:【公開価格とは?】
41回目:ご用心あれ!:【公開価格は魔物】
42回目:ありますか?:【減産と価格の関係】
43回目:減産風邪を引くな!:【減産が値上げに繋がることはない】
44回目:販売価格の絶対軸:【見積価格を判断していますか?】
45回目:購買マンのタイプ:【あなたはどのタイプ?】
46回目:価格は最大の購買戦略:【価格に掛けているか?】
47回目:理屈通りには行きませんよ:【納得したらおしまい】
48回目:ボスが気掛かりなこと:【価格の妥当性】
49回目:草食系?肉食系?:【肉食系のススメ】
50回目:競争見積とは何か?:【競争になっていますか?】
51回目:購買の本丸:適正価格:【どうやって知る?】
52回目:購買価格は虚像か実像か?:【くれぐれもご用心!】
53回目:輸入価格(1):【適正価格の指標】
54回目:輸入価格(2):【見積もりは大変ですが・・・】
55回目:輸入価格(3):【助かります!】
56回目:輸入価格(4):【落とし穴にご用心!】
57回目:2つの適正価格:【どちらが欲しい?】
58回目:コストテーブル:【買い手が作れるのか?】
59回目:コストテーブル2:【単価が問題!】
60回目:営業と購買:【裏表の関係?】
61回目:このままでいいのか?:【そこそこ】
62回目:コストダウンへの誤解:【目的と時間軸】
63回目:真水のコストダウン:【市況品の価格交渉の外にある世界】
64回目:できて当然ですか?:【誰がやっても】
65回目:ベンチマーキング:【果たして可能か?】
66回目:一律○%の価格協力要請:【そんな楽な方法があるのか?】
67回目:毎年毎年と値下げはできるのか?:【経験曲線の裏側】
68回目:需要と供給:【何ができるのか?】
69回目:悩みのタネ:【それはあなたの性ですか?】
70回目:価格情報の実態1:【情報源は?】
71回目:価格情報の実態2:【残念ながら・・・?】
72回目:真の競争状態の作り方:【自分が楽をしないこと!】


 結局、どんなことだったのでしょうか?

以下に続く)
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http://www.ip-labo.jp/article/13183391.html

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(続きです)

 以上、現場であなたが最も困っているはずの価格をテーマとして色々と見てきました。


 価格の証拠はどこにあるのか?
 根拠のある絶対的な価格はどうしたら知ることができるのか?
 誰にも文句を言われない価格とは?
 あなたは、日常、価格のためにどれだけの時間を裂いているでしょうか?
 購買と営業の関係はどうなっているのか?
 価格のことで自己弁護していませんか?
 公開価格にまんまと操作されていませんか?
 減産情報に震えていませんか?
 見積価格を判断していますか?
 「価格は理屈ではありません」と言われて凹んでいませんか?
 競争見積させていると思い込んでいませんか?
 コストダウンの定義を勘違いしていませんか?
 他業界の発想ややり方は通用しますか?
 あなたはどんな姿勢で臨んでいますか?


などなど、結構鋭い突っ込みだったかも知れませんね。


 それらがあなたにグサリと刺さっているなら現況を正直に表しているのかも知れませんよ。


 あと残されているのは、「あなたがどんな決心をして、どんな行動を粘り強くやっていくのか?」ではないでしょうか?


 購買の中で最も肝心な価格に関してあなたらしい独自の境地を作り上げてくださいね。


 以上、今回の結論は【適正価格とは】でした。

 

 では、今日はここまで。次回からは、新しいテーマ、【購買能力とスキル】です。今まで同様にご愛読ください。

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編集後記)

 体温に勝るとも劣らないほどの連日の猛暑、ぐったりですね。せめて雷雨でもあれば少しは凌げるのですがねえー。毎朝、花壇・畑の水遣りだけで汗だくで、疲労は蓄積するばかりです。


 さて、今回は、これ↓です。

我が家の鯉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2年前に10cm程度の5匹を買ってからがそもそもの始まりなのですが、今では知らないうちに仲間も増えてこのようになりました。


 毎朝、散歩の後の餌やリが日課になっています。


 ポンポンと手を叩くとたちまち寄ってきてくれます。小さな亀も数匹おこぼれに預かろうとやって来ますがやはり動きがトロいので完全に食い負けているので私の方が何かと気遣っています。


 実は、我が家の池ではなく、近くにある市営浄水場の横にあるビオトープの池でした。ハイ。
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Profile
塩梅マン
化学原料に限定した購買コンサルタントです。化学原料コストダウン研究所の所長です。輸入価格を知った上で購買するのが合理的購買の原点であると信じております。このノウハウで私は475億円のコストダウン実績を挙げました。これを日本中に普及させることを目指しております。私の究極の使命は日本が本当の意味で国際競争力を強化することです。コストダウン、開発購買などの成果を多くの方が実感されるのを願っております。