2010年01月

2010年01月31日

コストダウンへの誤解

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                 コストダウンへの誤解

                 【目的と時間軸】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の39回目でした。

 思わず口に出してしまいそうな『そこそこ』。これこそコストダウンに立ち向かう場合の心の中の最大の壁。あなたの辞書からこの言葉を捨て去ってください。そうすれば今まで見たこともない景色に出会えますよ。

 

 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の40回目です。


 今日の結論は、【目的と時間軸】です。


 早速ですが、1つ質問があります。


 あなたのところでは、コストダウンに目標がありますか?


 「えっ、そんな馬鹿馬鹿しい質問をするな」ですって?


 そうか、あるに決まっていますよね。


 じゃあー、それはどう言う表現でしょうか?


■1年後で●%コストダウンする

■1年後に購買金額を△△億円減らす


 他にも変形はあるかもしれませんが、おおよそこんな格好になっているのではないでしょうか?


 この丸まったこのコストダウン目標を次にどうやって具体的なコストダウン計画にして行きますか?


A)購買金額の大きいものこそ全体としてコストダウン効果が稼げるのでそこに重点を置いて・・・

B)小物はやっても全体としては影響が少ないのでほどほどに・・・

C)この原料は単価を○○円から■■円/kgに下げることにして・・・

D)あの原料は購買比率を安いほうに少しシフトさせて・・・

E)その原料はもっと安い新しい取引先から購買することを想定して・・・

F)・・・


 まあ、ざっとこんな調子で目標をブレークダウンして行くのではありませんか?


 ところが、このやり方には色々と問題があることにお気づきでしょうか?


 では、ここでの最も大きな問題は何だと思いますか?


 ちょっと1分間考えてみてください。

(以下に続く)
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(続きです)

 実は、

最も大きな問題は、そもそも、『コストダウンそのものを誤解している』と言うことです。


 1つ目の誤解は、コストダウンの目的です。

 2つ目は、コストダウンの時間軸です。

 3つ目は、値下げ交渉効果とコストダウンの関係です。


 では、順を追って少し解説しましょう。


1)コストダウンの目的

 コストダウンの目的は、事業の採算性の改善と利益の創出です。このことには誰も異論はないでしょう。


 それぞれに短期と長期がありますね。


 で、ここで誤解があると言うのは、短期の採算性改善・利益創出に目を奪われて、ややもすると長期の採算性改善・利益創出がおろそかになってしまうと言うことです。


 実は、優先度からすれば長期の方が短期よりも大事なのですが・・・。


2)コストダウンの時間軸

 次はこれです。コストダウンの定義式は下記のようになっています。


コストダウン額=堯福淵灰好肇瀬Ε鸛亜−コストダウン後@)*年間購買量*購買継続年数)


   ここで瑤箸蓮▲灰好肇瀬Ε鵑靴晋粁僧爐料輜造里海


 ところが、この式の時間軸、即ち、購買継続年数の項をえてして忘れてしまう人が圧倒的に多いのです。頭の中に無い人さえいたりします。


 コストダウンと言うのを時間を無視して考えてはならないと言うことです。

 

 以上、今回の結論は【目的と時間軸】でした。


 では、今日は途中ですがここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の41回目、です。続きを解説しましょう。

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編集後記)

 1月が瞬く間に通り過ぎて行きました。本格的な寒さはまだまだ続くのでしょうかね?正月前後の激寒のお陰で、年甲斐も無く40年振りにシモヤケが出来てしまいました。足の薬指と言う微妙なところなので小指に押される格好になるため痛くて辛い散歩です。しばらくビッコ引きながらが続きそうです。


 さて、今回は、これ↓です。

300葉牡丹

 

 

 

 

 

 

 



 花の少ない今の時期にお馴染み。外葉と内葉の見事なコントラス。


 特に、赤紫の葉脈がある外葉2枚が気に入りました。
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2010年01月15日

このままでいいのか?

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               このままでいいのか?

                【そこそこ】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の38回目でした。

 よく言われている『購買は営業の逆』について取上げました。一見頷けそうな分かりやすさですが、実はそうは行かない大きな能力の違いがあることを指摘しました。それは何でしたかね?


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の39回目です。


 今日の結論は、【そこそこ】です。


 「どうですか?最近の状況は?」と声を掛けられ、


 「そこそこ上手くやっていますよ」と無意識の内に答えてしまう。


 こんなことってよくありますよね。


 「上手くやって・・・」と言うところがミソなんです。


 これがないと


「そこそこですよ」となって余りパッとしない雰囲気を感づかれてしまいますからね。


 この言葉、どうして何となく後ろめたさを伴うのでしょうか?


 では、程度を表す言葉を見てみましょう。


レベル1:極上−−−全てが思い通りと言った状態。

レベル2:上々−−−望んだ結果になった状態。

レベル3:まずまず−−−満足はしていないが、それ程ひどい状態でもない。

レベル4:そこそこ−−−少ないが許される、納得は出来ないが結果オーライになっている状態と言ったところでしょうか?


 ところで、「そこそこ」と言う言葉が口から飛び出てしまうのはどうしてなのでしょうか?


・そもそも目標がないから?
・適当に目標を決めているから?
・高すぎる目標だったから?
・やり方が分からなかったから?
・やり方が不味かったから?
・自分の都合通りには進まない面があるから?
・誰がやっても同じような結果になるから?
・「仕方ないね」と周りから許されるから?
・何も出来なかった訳ではないから?


まあ、こんなところではないでしょうか?


 以上は、日常生活に限らず、仕事でもよく出くわす会話ではありませんか?


 「◎◎は、どうなったかい?」


 「●●することで、△△に到達できました。」


 「それはよかった。でも、もう少し頑張れたのでは?」


 「いえ、とんでもありません。精一杯やった結果ですよ。これ以上は誰がやっても無理です!」


 「そうかい?じゃあしょうがないな。でも、そこそこで満足して貰っては困るからな。分かっているよな。」


 「はい、勿論です。」


 こんな場面があなたのところでもきっとあるのではないでしょうか?


 では、この話の問題点は何でしょうか?

(以下に続く)
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(続きです)

 一言で言うと、お互いの甘えです。


 全てが感覚的で定性的なのです。


 これの元になっている心の中を覗いて見ると、


1)上司:「仕事を任せているのだからキチンとやってくれよ。俺を頼るんじゃない!」


2)部下:「権限は無いのだから全責任を取ることはできっこない。戦術の範囲でやるだけだ!」


と言う心理状態ではないでしょうか?


 これを乗り越える策は、


●上司が歩み寄る
●部下が上司並みに仕事を奪っていく
●お互いが助け合う


しかありません。


 結局、第3の策になるのではないでしょうか?


*上司はサボらず戦略にきちんと取組む
*部下は戦術内でベストを尽くす
*戦略と戦術について両者で知恵を出し合う


と言う訳ですね。


 では、最後です。


 化学原料のコストダウンの場合、どんなことが最も求められているのでしょうか?


 最も重要なことは何だと思います?


 それは、


『そこそこのコストダウンなんて言っていては話にならん!』


と言う誇りではないでしょうか?


 あなたの周囲で、このマインドを風土として根付かせる必要があります。


 何故なら、この部分を疎かにすると、アリの一穴のように利益創出のエネルギーが萎んでしまうからです。


 この執念こそがコストダウンの根っこなのです。

 

 以上、今回の結論は【そこそこ】でした。


 では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の40回目、です。

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編集後記)

 記念すべき2010年代が始まったと思っていたらもう成人式も過ぎました。それにしても最近の寒さと豪雪は尋常ではないですね。温暖化に慣れてしまった私には骨身にしみるものがあります。恐竜の気持ちが分かるような・・・。


 さて、今回は、これ↓です。

後鉄人28号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 私は誰でしょう?

 

 これ↓なら分かりますよね。

前鉄人28号

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 




 1月17日で阪神・淡路大震災から丸15年となります。神戸市長田区の復興の起爆剤として誕生しました。


 心の復興は殆ど凍りついたままでしょうが、外見上でもまだまだ道半ばです。二度と同じ辛い経験を繰り返さないことをひたすら願いたいものです。


 黙祷!!!!!!!!!!!!

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2010年01月05日

営業と購買

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                 営業と購買

               【裏表の関係?】

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 こんにちは、塩梅マンです。


 前回は、【いくらで買うのか?】の37回目でした。

 コストテーブルの命は上流原料に使われる単価の信頼性であることを特に強調させていただきました。又、固定費と適正利益が見えないあなたの立場から、売り手との会話が成立するために必須となる販売価格とコストとの関連付けについて解説しました。


 さて、今日は、【いくらで買うのか?】の38回目です。


 今日の結論は、【裏表の関係?です。


 ずっと価格について話をしてきましたが、今回はちょっと違った角度から考えてみましょう。


 さて、あなたの部署での構成員のキャリアはどんな具合になっていますか?


 管理畑の経験者が多いでしょうか?


 それとも、理系の人が多いでしょうか?


 はたまた、営業出身者が多いでしょうか?


 商社からの中途採用が多いでしょうか?


 私の経験では、化学会社の購買部門の構成員は管理畑の人で構成されている場合が多いと思っています。


 それは、会社の全体系を見通せる素養があることや数値に気が回るからではないでしょうか?


 又、管理的色彩が濃い職種であるとの社内的認識があるからかも知れませんね。


 しかし、営業経験者もそれなりに多く配置されているのではないでしょうか?


 「営業を知らなければ購買はできない」と言う人までいたりしませんか?


 それは、購買と営業は裏表の関係との職種観があるからでしょうね。


 確かに、購買の仕事は営業を相手にする場合が圧倒的に多いですよね。


 逆に、営業の主たる相手は購買の人になっています。


 化学原料の売買に直接的に関わる者同士と言うわけですから。


 又、よく耳にする言葉で、


「買い手は売り手の気持ちや内情が分かる方が有利である」


と言うものがあります。


 さて、では、ここで質問です。


 営業のスーパースターは購買のスーパースターになれるか?


 逆に、


購買のプロは営業のプロになれるか?


 ちょっと考えてみてください。

(以下に続く)
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(続きです)

 私は、「確かにこの表裏の関係は大いに頷ける面があるなあ」と思っています。


 では、本当にそうでしょうか?


 実は、以下の2つの観点で慎重に検証してみる必要があるのではないかと感じています。


 1つ目は、


営業能力と購買能力とは果たして裏表になっているのか?


 2つ目は、


ナマジ相手が分かると、返って情が優って緊張感のあるビジネスライクな関係が損なわれるのではないか?


と言う点です。


 ですから、単純に、


「営業経験があるから購買に移動させれば力を発揮してくれる」


と思うのは無理があるように感じます。


 又、そのように期待されると本人も重荷に感じるかも知れません。


 一部の表裏関係はあるにしても、所詮は、


営業は営業としての独自の能力が必要だし、購買は購買ならではの独特の能力が必要であるとの認識をする方が妥当なのではないか?


 更に、営業側は必要な手持ちの情報が多くあることが前提になっていますが、購買側には欲しい情報が殆ど入手できない現実があります。


 ですから、購買はそんな本質的な制約の中であっても仕事をしなければならないと言う宿命を持っていることを忘れてはなりませんね。


 特に、購買として最も能力が問われる購買価値の見極め(適正価格への判断力)がその典型でしょう。


 即ち、営業は市場価格や適正価格や自社のコストなどを豊富に持っていますので目利きと言う能力は余り必要がないでしょう。


 一方、あなたは価格に関する情報が殆どない状況下で目利きの能力が最も試されている訳ですね。


 と言うことで、上記の質問の回答は、


必ずしもそんなことにはならない。


 本人が購買独特の能力をシャニムになって修得しないと購買のプロにはなれない。購買のスーパースターは言うまでもないことです。


 やはりどの職種でも、その世界特有の奥深さがありますね。

 

 以上、今回の結論は【裏表の関係?】でした。


 では、今日はここまで。次回は、【いくらで買うのか?】の39回目、です。

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編集後記)

 新年、おめでとうございます。寅年に相応しい、力強さを取り戻せる年であって欲しいものです。


 さて、今回は、これ↓です。

ピラカンサ

 

 

 

 




 遠目からわあーっ!きれいな花だなあと思って近づいて見ると。


 ピラカンサです。


 それにしてもこの豊作状態、こんな実り多い1年にしましょう。
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Profile
塩梅マン
化学原料に限定した購買コンサルタントです。化学原料コストダウン研究所の所長です。輸入価格を知った上で購買するのが合理的購買の原点であると信じております。このノウハウで私は475億円のコストダウン実績を挙げました。これを日本中に普及させることを目指しております。私の究極の使命は日本が本当の意味で国際競争力を強化することです。コストダウン、開発購買などの成果を多くの方が実感されるのを願っております。